母を亡くした少女が『母親の姿をしたあるもの』と出会うと、次の瞬間?
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- 出典
- @nagawatomo
漫画家の奈川トモ(@nagawatomo)さんの創作漫画が、「涙がとまらない」「心にグっときた」と反響を呼んでいます。
物語の主人公は、幼い少女です。
遠足の時に大切なキーホルダーを失くしてしまった少女は、1人で森の中へ探しに来ていました。
無事キーホルダーを見付けた少女でしたが、その後…。
『迷子の少女と長老タヌキ』
目の前に現れた母親に、少女は亡くなる前伝えることが叶わなかったいくつもの『後悔』を、打ち明けます。
化けたタヌキはその話を聞き、こう答えるのでした。
「死んでしまったら反論することもできんのじゃぞ。許したくても、笑ってほしくても、何もいえんのじゃ。ママさんも悔しかろうて」
化けたタヌキは、後悔に苦しむ少女へ「なぐさめることが叶わない母親は、我が子が苦しむ姿を決して望んではいないはず」とそっと伝えます。
母親が今でも自分を見守ってくれていることを知った少女は、後悔から解き放たれて安心した様子。最後は、父親の元へ送ってもらい少女は無事でした。
作品を見た人からは、このようなコメントが寄せられています。
・本当にその通りですね。仏壇の前でつい涙を浮かべてしまうけれど、きっとそんな顔は見たくないですよね。できるだけ笑顔でいたいと思います。
・息がつまるニュースばかりで落ち込んでいたけど、作品を読んで心が救われた。ありがとう。
・涙が止まりません。さりげなく少女に伝えるタヌキさん、もしかしたら誰かを亡くした過去があったのかもしれませんね…。
少女に、母親の思いを代弁したタヌキ。
もしかしたらタヌキ自身も、大切な誰かを亡くし自分を責め続けていた経験があったのかもしれません。
後悔の呪縛から抜け出した少女はきっと、これからは笑顔で心の中の母親とともに生きていけることでしょう。
[文・構成/grape編集部]