紙で作った腕時計をした少年 通りかかった男性が本物をプレゼントすると…
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道路標識、縦読みすると… 1枚に「これは気付かなかった」「面白い看板」目的地の方向や距離、道路上の警戒情報などを視覚的に伝える、道路標識。普段から車を運転する人であれば、頻繁に目にするでしょう。なおき(@528_frs)さんがXに公開した道路標識の1枚に、5万件を超える『いいね』が寄せられています。
北海道のコンビニ 駐車場で撮影した1枚に「怖すぎるだろ…」「五度見したわ」北海道で男性が撮影した1枚。写った光景に道民以外が「ウソだろ…」
腕時計は時刻を確認するためだけでなく、ファッションアイテムとしても人気です。いくつもの腕時計を集めているという人もいるでしょう。
マレーシアに暮らすムファ・ボブさんもそのひとり。腕時計が大好きなムファさんはある日、町でダニエルくんという少年に出会います。
ダニエルくんは車いすに乗った叔父と一緒にいて、魚のすり身で作るチップスを路上で販売していました。
その時ムファさんはあるものに目を留めます。それはダニエルくんの腕時計。
気になったムファさんがダニエルくんに話しかけると、彼は「時計が大好きだけど買うお金がないから自分で作ったんだ」と答えたのだとか。
それを聞いたムファさんは胸が締め付けられるような気持ちになり、近くの時計店にダニエルくんを連れて行きます。
そして彼に「どれでも好きな時計を選んで。僕が買ってあげるよ」といったのです。
ダニエルくんは信じられない様子で「本当にいいの?」と聞き返します。
ムファさんが「いいよ。僕からのプレゼントだ」というと、ダニエルくんは感激して泣き始めたのだそう。
そしてダニエルくんが選んだ腕時計をつけると、それを見ていた叔父さんも涙を流していたといいます。
ダニエルくんは黒いフェイスに赤いベルトの時計を選びました。
ムファさんのFacebookには、その腕時計をはめて嬉しそうなダニエルくんの写真がシェアされています。
海外メディア『Malay Mail』によると、ダニエルくんたちと一緒に笑顔で写真に写っているムファさんですが、この出来事の後、突然涙が込み上げてしまったのだとか。
彼は「こんなに悲しい気持ちになったのは長いことなかった」と語っています。
ムファさんは投稿で「ダニエルくんたちの暮らしが豊かになることを祈っている」とつづっています。
またこの投稿が拡散したことで、数年前にダニエルくんと叔父さんにソーシャルメディアで支援の声が上がっていたことが判明。
しかしその時にダニエルくんは見知らぬ人たちからの寄付を断り、「チップスを売って自力でお金を稼ぎたい」と語っていたのだそう。
ダニエルくんは自立的な頑張り屋の少年なのでしょう。
初めて本物の腕時計を身に着けたダニエルくんがこれを励みにして、いつか自分のお金で2個目の腕時計を買える日がやって来るといいですね。
[文・構成/grape編集部]