聖火ランナーを辞退した田村淳 『誤った報道』に「どこに訴えればいい?」
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新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の影響で、本来は2020年に開催予定だった東京オリンピックとパラリンピックが延期になりました。
2021年2月現在、政府や国際オリンピック委員会は、今夏の開催に向けて準備を進めています。
しかしコロナウイルスはさらに感染拡大し、一部地域を対象に二度目の緊急事態宣言が発令されるほど危機的な状況です。
世間からは「開催はもう無理なのではないか」「無理やり開催して、さらに感染が広がったらどうするんだ」といった声が上がっています。
田村淳、聖火ランナーを辞退した理由を念押し
お笑いコンビ『ロンドンブーツ1号2号』の田村淳さんは、東京オリンピックで聖火ランナーの1人として、愛知県犬山市を走る予定となっていました。
しかし同月3日、自身のYouTubeチャンネルに動画を投稿し、聖火ランナーを辞退することをファンに向けて発表。
続いて、「感染が拡大している今オリンピックを開催するのではなく、延期したほうがいいのではないか」と意見を述べました。
動画内で田村さんは、「2021年にオリンピックを開催させようとする、森喜朗氏会長の考えには賛同できない」とコメント。オリンピックの開催よりも、事態の収束が重要であると持論を展開しました。
それに加えて、森会長の発言は農家にも失礼であるとして、考えた上で聖火ランナーの辞退を決意したといいます。
しかし、一部メディアでは田村さんが聖火ランナーを辞退した理由を『森会長の失言』と報道。同月6日、田村さんはTwitterでこのように訴えました。
動画の最後には、聖火ランナーは辞退したものの、コロナウイルスが終息したあかつきには東京オリンピックの開催を望んでいることを明かした田村さん。
先が見えない状況で、いつコロナウイルスが終息するかは誰にも分かりません。しかし感染が拡大し、医療崩壊が危ぶまれている中でのオリンピック開催にリスクがあることは間違いないでしょう。
政府は無観客での開催も検討しているとのこと。国際オリンピック委員会と連携を取り、3月末にかけて感染状況を見極めると発表しています。
[文・構成/grape編集部]