病気の愛犬を助けたい 8歳の少年のある『行動』で世界中から寄付が集まる
公開: 更新:


トイレから戻ったら、カーテンレールにいたのは… 目にした光景に、ゾットルクメニアンワシミミズクの鼓珀(こはく)さんと暮らす飼い主(@SiO2_ORio)さんが、Xに投稿した1枚に、戦慄する人が続出しています。ネットをざわつかせた衝撃の1枚とは…?

飼い主「ごめんよ」 トリミング後のお迎えが、遅くなってしまい?「笑った」「舌打ちしてそう」ある日、トリミングのために預けていた、ポメラニアンのハヌルくんを迎えに行った、飼い主(haneulstory___)さん。 しかし、この日は直前まで買い物をしていたため、普段よりも30分ほど遅れてしまったそうで…。
人間と同じように動物も病気になることがあります。しかし経済的な理由で、ペットの治療費を払えない飼い主もいるといいます。
アメリカのヴァージニア州に住む8歳のブライソンくんの愛犬であるブルースが、犬パルボウイルス感染症にかかってしまいました。
犬パルボウイルス感染症は、免疫のない子犬がかかると致死率が高く、犬にとって危険な感染症といわれます。
診察の結果、治療には最低でも800ドルがかかることが分かりました。
しかし、ブライソンくん一家はその治療費を工面することができなかったのです。
愛犬を助けたい!少年がとった行動は…
ブライソンくんは、ブルースのことをなんとかして助けたいと思いました。
そこで彼は大切にしているポケモンカードを売って、ブルースの治療費を自分で稼ぐことにしたのです。
自宅の前庭に『ポケモンカード売ります』という看板を立てて、大事なコレクションを売り始めたブライソンくん。
そんな息子の思いを知った母親は心を痛め、寄付金サイトで協力を募ることにしました。
目標金額はブルースの治療費と同額の800ドル(約8万7千円)に設定。すると続々と寄付が集まり、1万3千ドル(約141万円)を超えるお金が寄せられたのです。
それだけではありません。この出来事は『ポケモン』のアメリカ本社にも伝わります。
そしてブライソンくんの行動に感銘を受けた『ポケモン』が「きみが売らなければならなかったカードをこれで埋め合わせしてね」と、入手困難なレアもののポケモンカードを彼にプレゼントしたのです。
寄付金サイトには全米だけでなく、ブライソンくんのことを知った世界中の人から寄付が寄せられたそう。
そのお金のおかげで、ブルースは治療を受けることができました。
ブライソンくんの母親は、ブルースの治療後に残ったお金は、病気のペットたちを助けるためのチャリティに寄付するつもりだということです。
「ブルースが家に帰ってきてすごく嬉しいよ。自分を誇りに思う。これで弟と妹もブルースと一緒に遊べるし、僕ももっと頻繁に遊んでいるよ」と語ったブライソンくん。
愛犬のために大切なポケモンカードを手放すことをいとわなかった8歳の少年の優しさは、世界中の人たちの心を温かくしてくれました。
[文・構成/grape編集部]