『老夫婦と夏の夜。』認知症の診断後 夫婦が交わした言葉が温かすぎた
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漫画家・イラストレーター
羊の目。
SNSで漫画を発信し、独特なストーリー展開と温かみのあるイラストが話題となる。
著書に『スキありオムライス』『1%ORANGE sideA sideB』『アウトサイダーズ』『おひさまとえんぴつ』。

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羊の目。(@odorukodomo8910)さんがTwitterに投稿した漫画に、多くの人が感動しました。
病院帰りと思われる、1組の老夫婦。おばあさんは、初期の認知症と診断されたようです。
笑顔で隠した不安、おばあさんの本心
認知症と診断されたら多くの人が悲しむでしょう。
しかし、おばあさんは、あえて笑って明るくやり過ごそうとします。おじいさんはというと…。
夜の帰り道、おばあさんは「忘れちゃうのは仕方ないね」と軽やかに口にします。その言葉の裏には、大切な人の顔や名前がいつか思い出せなくなるかもしれないという、静かな恐怖が潜んでいるようです。
『老夫婦と夏の夜。』
おばあさんの話をそらそうとするおじいさん。
明るく振舞うおばあさんですが、内心は大切な人を忘れてしまうことへの不安とさびしさがあったのでしょう。
「また恋をする」という言葉に込められた二人の気持ち
たとえ忘れてしまったとしても、またおじいさんに恋をするだろうと考えるおばあさん。
記憶がなくなっても、同じ人を好きになるだろうという言葉は、二人が長い年月をかけて築いてきた絆の深さを示しているようです。
おじいさんも、同じくおばあさんが忘れてしまってもまたプロポーズをして一緒にいたいと考えているのでした。
二人が交わすその会話は、夏の夜の静けさの中で、穏やかでありながら確かな重みを持っています。
漫画を読んだ人たちからは「感動した」「涙が出た」と反響が上がっています。
・感動しました。お互い何度でも恋をするなんて素敵。
・認知症の祖父と、支える祖母の姿が重なって涙が出てきました。
・涙腺崩壊。こんな夫婦になりたいです。
・涙腺をぶん殴ってきた。夢があるなあ。
「こんな夫婦になりたい」というコメントが多く寄せられているように、二人の姿は多くの読者にとって理想の関係として映ったようです。
たとえ忘れてしまうことが増えても、この老夫婦はいつまでも仲よく愛し合うのでしょうね。
[文・構成/grape編集部]