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万引きで捕まえた男性を「メリークリスマス」と見送った警察官 理由に反響

By - grape編集部  公開:  更新:

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※写真はイメージ

クリスマスが近付く2021年12月後半、アメリカのインディアナ州にあるスーパーマーケットの駐車場にいた2人の警察官が、店から出て来た男性が洋服の中から何かを落とすところを目撃しました。

警察官らが男性に近付くと、服の下から米や箱入りのマッシュポテトなどが次々と出てきたのです。

海外メディア『WTHR』によると、男性はそれらを万引きしたことを認め、「すみません。お腹が空いていたので」と謝ったそう。

警察官たちは男性をスーパーマーケットの店長のところへ連れて行き、事情を説明。

すると店長は、男性を責める代わりに「もしあなたが困っていることを私たちに知らせてくれたら、なんらかの形で助けてあげようとしましたよ」といい、男性を訴えないことにしたのです。

その様子を見ていた、警察官のジム・ガレスピーさんは、店長に尋ねました。

「僕らがその食料品を彼に買ってあげてもいいですか?」

この申し出に店長は「もちろんです」と答え、ジムさんたちは男性が万引きしようとした食べ物を自腹で購入してあげたのです。

取り調べを終えて、男性が店を出たところでジムさんは食料品を手渡していいました。

「服の中に隠すより、こうして持ち運ぶほうがずっと簡単だよ。メリークリスマス!」

ジムさんたちが、自分に代わって商品を購入してくれたことを知らなかった男性は、ものすごく驚いていたのだとか。

この出来事はメディアでも紹介され、ジムさんたちの思いやりに称賛の声が上がっています。

万引きは犯罪であり、決してするべきではありません。

ジムさんいわく、万引きで通報された場合、多くは召喚状を出されたり、逮捕されたりするといいます。

しかし、経済的な事情からどうしようもなく、食べ物を盗んでしまった男性を、店長とジムさんたちは罰しませんでした。

クリスマス前に、人の優しさを知ったこの男性が、もう二度と同じ過ちを繰り返さないことを信じたいですね。


[文・構成/grape編集部]

出典
Instead of arresting accused shoplifter, Indianapolis police buy food for man

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