「畳を納品させていただきました」 公開された3枚に、絶賛相次ぐ
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・すごい。めちゃくちゃ、かっこよすぎる!
・畳がこんな芸術作品になるなんて…!感動した。
・素晴らしすぎて、踏んだり座ったりできないよ。
そんなコメントがネット上で寄せられ、話題となっている、珍しい模様の畳をご紹介します。
反響を呼んでいるのは、新潟県加茂市にある本量寺に納品された畳です。
一体、何が多くの人の心をつかんだのでしょうか…。こちらの畳をご覧ください。
畳一面に浮かび上がるのは、力強さを感じさせる表情が魅力的な龍。
こちらを制作したのは、芸術的な畳を制作する、Kenze Yamada(@japanese_floor)さんです。
なんと、龍の畳には、驚きの仕掛けがほどこされています。正面から見たら白い歯を持つ龍。反対側から見ると、歯が金色になるといいます。
こちらの畳は、Kenze Yamadaさんがすべての工程を1人で行い、手作業で完成させたのだとか。
龍のデザインをした畳の誕生秘話について、話をうかがいました。
――龍の畳は、オーダーを受けて作ったのか。
新潟のお寺『本量寺』さんから「龍と雲をモチーフにしたもので」と依頼をいただきました。
お寺さんということもあり、龍の顔の部分を108パーツ(煩悩)で構成し、その周りのパーツを49枚(四十九日)で構成しました。
全部で157枚の構成になっています。
――どのぐらいの時間がかかったのか。
制作期間だけで、それに専念して約4か月かかりました。すべて1人で行いました。
『すごい畳』の制作は非常に時間がかかりますし、身体への負担が大きいので、首肩腰が痛くなりながら制作をしています。
『すごい畳』とは、Kenze Yamadaさんが手がけるアーティスティックな畳のこと。斬新な発想のもと、制作された作品は、多くの人を魅了しています。
――現在の活動を始めたキッカケは。
家業が畳屋だったのですが、畳業界が衰退していたので、家業を継がずに別の業界で働いていました。
たまたま遊びで変形した畳を作った時に、畳の可能性を感じ、片手間に制作するようになりました。
特に実用性があるわけでもないですが、自分自身が自分の作品に魅了されてしまって新作を作りたくなり、制作を続けています。
ほんの遊び心がキッカケで、畳が持つ面白さや魅力に気付いたという、Kenze Yamadaさん。
Kenze Yamadaさん自身が、楽しみながら作っているからこそ、見る者をワクワクとさせる作品が生まれるのかもしれません。
[文・構成/grape編集部]