社会人になった息子に弁当を作り続けた母親 結末に「素敵」「涙が出た」
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秋田県のスーパーで買った鮭弁当 フタを開けたら?「笑った」「世界は広いわ」「秋田県のわりとマジでおすすめなグルメ」というコメントを添えて、Xに写真を投稿したのは、鬼灯すすき(@susuki_hozuki)さん。 秋田県の有名な食べ物といえば、きりたんぽや稲庭うどんなどを、思い浮かべる人が多いでしょう。しかし、ほかにも秋田県の名物があるのだとか。
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親にとって、我が子はどんなに成長しても、気にかけてしまう存在です。
子供が成人してもなお、必要に応じてサポートをすることはあるでしょう。
24歳と19歳の息子さんを育てる、母親の空気(@kosodate_1ban)さん。
Twitterにつづった長男とのエピソードが、多くの人をほろりとさせました。
「使い捨て弁当に、25年の愛を込めて」
長男が高校生だった頃、毎日弁当を作って持たせていたという、投稿者さん。
高校3年生になり、卒業を間近に控えた長男に対し、弁当を用意する最終日を迎えました。
最終日を迎え、投稿者さんは「もう長男に弁当を作ることはないんだ」と感慨深くなり、涙があふれたといいます。
※写真はイメージ
しかし、社会人になった長男は「明日からまた弁当を作ってほしい」と頼んできたのです。
長男の仕事は時間が不規則になりやすい上に、食料を安定して調達しにくい職場環境でした。
実家に対し、長男が家賃や食費として、月に6万円を入れていたこともあり、投稿者さんは弁当作りを続行!
投稿者さんが「永遠に弁当を作るのかな…」と思っていたところ、最終日は案外早くやってきたのです。
2022年3月9日、長男は結婚のため、実家を出ることになりました。
長男は、投稿者さんが作った最後の弁当を持って出勤し、妻と暮らす新居へ帰るといいます。
投稿者さんは、新しい人生の門出を迎えた我が子のために、使い捨てできる弁当箱に25年間の愛を込めて、最後の弁当を作り、長男を見送りました。
こちらは、長男が高校生の頃から9年間使っていた弁当箱です。
投稿者さんは、我が子とともに暮らした、かけがえのない日々を振り返り「新しい家で、新しい弁当箱を買って、新しい家族と新たな段階を、幸せに進んでいってね」とメッセージを送っています。
エピソードはTwitterで拡散され、15万件を超える『いいね』を集めました。
・文章を読んで涙が出た。長い間、本当にお疲れさまでした。
・大人になるまで、母親に弁当を作ってもらっていたことを思い出した。「ありがとう」と伝えたくなった。
・最後は息子さんの妻の負担にならないよう、使い捨てのお弁当箱にしたところも含めて素敵で、目頭が熱くなる…。
永遠に続くように思われる子育ての日々には、いつか終わりが来ます。
仕事や家事に追われ、かけ抜けるように過ぎ去った時間の中には、大変だったことも含めて、得難い幸せがつまっていることでしょう。
我が子を想う親の深い愛情に、胸がじんわりと熱くなるエピソードですね。
[文・構成/grape編集部]