後ろ脚を失った犬 2本の脚で楽しそうに歩く姿に 「この犬はファイターだ」
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2018年、ブリタニー・アナベルさんは、ディクシーというメス犬の里親になりました。
ディクシーは後ろ脚が両脚ともマヒしていて、脚を引きずりながら歩くことで大きな傷ができていたのです。
ウェブメディア『The Dodo』によると、ブリタニーさんは毎日、ディクシーの絆創膏を交換し、傷口を消毒しなければならなかったそう。
ディクシーは痛みは感じていませんでしたが、動かない両脚の重さは、ディクシーの体の大きな負担になっていたと思われます。
※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。
愛犬の両脚を切断した結果?
ブリタニーさんはディクシーが後ろ脚を引きずらずに歩けるように、車いすを買ってあげます。
ところがディクシーはあまり喜んでいない様子だったのだとか。
自由に動くために装着している車いすが、ディクシーにとっては邪魔だったよう。
そうしているうちに、ディクシーは脚の傷が原因で骨の感染症を起こしてしまいます。
あらゆる治療法を試しても感染症が治らず、ブリタニーさんはディクシーの両脚を切断することに決めました。
手術の前に彼女は獣医師から、「切断後は、犬が順応するまで少し時間がかかるかもしれません」といわれていたそう。
ところが手術後、ディクシーは医師も驚くほどすんなりと新しい体に慣れていったのです。
それどころか、ディクシーは「やっと自由になれた」というように明るさを取り戻し、どんどん活発になっていきました。
ディクシーは2本の前脚で力強く歩き、階段もジャンプして上り下りできます。
今では毎日、約3.2kmもの距離を散歩するのだとか!
楽しそうに歩くディクシーの動画には、驚きや称賛などたくさんのコメントが寄せられています。
・なんてユニークでかわいい犬。幸せに生きてほしい。
・犬はどんな状況でも決して生きることを諦めない。私たちは彼らから学ぶべき。
・この犬はファイターだ!
後ろ脚を切断後、ディクシーはより独立精神旺盛になり、自信にあふれているのだそう。
4本脚だった時よりも、今のほうがずっと幸せそうに見えるといいます。
ブリタニーさんは、そんな愛犬の姿から「頑張り続けることを教えてもらった」と話しています。
2本の脚で元気いっぱいに生きるディクシーは、多くの人を勇気づけてくれることでしょう。
[文・構成/grape編集部]