ベビーカーが使えない駅構内 無表情な駅員の対応に「なんていい話」「ジーンときた」
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赤ちゃんを抱きかかえた状態では、親に肉体的な負担がかかるほか、両手がふさがってしまうなど何かと不便です。
そのため、赤ちゃんを連れた状態で外出する際、ベビーカーは親の支えとなってくれます。
しかし、ベビーカーを使っていると、時に心ない言葉を投げかけられたり、嫌がらせを受けたりすることもあるのだとか。
2022年7月には、ネットで「邪魔だ」といいながらベビーカーを蹴られた体験談が話題になり、加害者に対する怒りの声が相次ぎました。
ベビーカーを使う子連れに、駅員が見せた優しさ
ネット上でのそういった議論を目にした、文千代(@buncho_paradise)さんは、我が子が幼かった頃のエピソードを漫画で描きました。
およそ30年前は、現代以上に子連れでの外出が難しかった時代。駅やバスどころか、駅構内でもベビーカーを使うことができないことがあったといいます。
そんな大変な状況下で、文千代さんは外出中に、困った事態に遭遇してしまいました。
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種類にもよりますが、ベビーカーは現代の軽量化されたものでも、5kgほどの重さがあります。
幼い子供を連れ、荷物を持った状態の女性が、さらにベビーカーを抱えるのは大変だと思ったのでしょう。駅員は手助けを申し出た上に、ベビーカーごと電車に乗せてくれたのです。
母子の安全のため、本来ならば業務外の手伝いをしてくれた優しい駅員に、文千代さんは心から感謝をしたといいます。
子連れが被害を受ける悲しい話題も多い中、文千代さんのエピソードは多くの人の心を癒し、社会のあり方について考えさせてくれました。
・なんていい話なんだ。この駅員さんは、親の苦労を分かってくれていたんだなあ。
・昔は今以上に大変だったね…。せっかく子育ての環境が改善されてきたのに、戻すなんておかしいよ。
・クールな駅員さんの優しさに、ジーンときた。かっこいい…。
当時のことや、ネットでの議論について考えながら漫画を描き、「電車やバスなどの場では、お互いに配慮したい」と思ったという、文千代さん。
ベビーカーの有無はかかわらず、不特定多数の人が利用する場では、お互いを思いやる気持ちが大切です。
多くの人が暮らしやすい社会に近付くために、一人ひとりがこの駅員のように他者をいたわる心を持っていたいですね。
[文・構成/grape編集部]