どこか違和感のある『クロネコヤマト』からのメール 注意喚起に「広まってほしい」「怖すぎる」
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悲しいことに、世の中には人をだまして利益を得ようとする人たちが存在します。
身分を偽ったり、虚偽の情報を流したりする許しがたい詐欺行為。いつの時代も、そういった卑劣な手口はなくなりません。
直接顔を合わせず、遠方にいる人にも気軽に声をかけられるようになったインターネットの発達も、詐欺に利用されています。
クロネコヤマトが『詐欺メール』を注意喚起
2023年1月5日、ヤマト運輸株式会社(通称:クロネコヤマト)がウェブサイトを更新。
最近急増しているという、クロネコヤマトをかたった詐欺メールについて、注意喚起を行いました。
クロネコヤマトによると、「クロネコヤマトをかたった迷惑メールが届く」「セキュリティに必要な情報を聞き出そうとする電話がかかってきた」「なりすましサイトを見つけた」といった問い合わせが増えているのだとか。
以下のメールは、クロネコヤマトがウェブサイトで詐欺メールの1例として公開しているもの。筆者のメールアドレスにも、たびたび届いています。
実際に筆者へ届いたもの
文末には、クロネコヤマトの連絡先が記載されていますが、このメールはまったくの偽物。
記載されたURLにアクセスしてしまうと、個人情報の入力を求められるほか、インターネットウイルスに感染してしまう可能性もあるのです。
クロネコヤマトは詐欺メールを警告し「ショートメールでの不在連絡や、お届け予定の告知は行っていない」「暗証番号を電話で確認しない」と呼びかけています。
ネットでクロネコヤマトの注意喚起は拡散され、多くの人から「広まってほしい」「怖すぎる」といった声が上がっています。中には、既に引っかかってしまった人もいるようです。
どうすれば、詐欺メールを見抜ける?
クロネコヤマトに限らず、さまざまな企業や著名人をかたった詐欺メールが横行している現代。では、どのように詐欺メールを見抜けばいいのでしょうか。
まず、分かりやすいのはメールアドレスです。送信者のメールアドレスを確認すると、かたった企業とはまったく関係ないワードが入っていたり、ドメインが不自然だったりします。
また、詐欺メールはやたらとURLに誘導しようとしていたり、個人情報を求めてきたりするのも特徴。文面の日本語がおかしい場合も、怪しいといえるでしょう。
詐欺師は巧妙な手口で人をだまそうとしてきます。だからこそ「自分は引っかからない」と過信せず、慎重に確認をしたいですね。
[文・構成/grape編集部]