『宛→様』にするのが面倒な返信ハガキ 男性が販売した『ヒット商品』とは? By - キジカク 公開:2023-02-16 更新:2023-02-16 発明 Share Post LINE はてな コメント 結婚式の招待状や公的機関の書類など、返信用の封筒やハガキに『様』や『御中』を書かなければならない時「きれいに書けるかな」と不安になったことはありませんか。 特に筆者の父は、自分の字に自信がないのでいつも代筆を頼んできます。筆者も特に字が上手なわけではないので、何かいいものはないかと探していたところ『返信すっぺ』というアイテムを見つけました! 押印するだけで、返信用封筒に記載されている『行』や『宛』を消してくれて、代わりに『御中』や『様』を押してくれるという優れもの。 早速、どんなハンコなのか試してみましょう。取り出してみると手のひらサイズのかわいらしいハンコで、持ち運びに便利そう。 縦書き用と横書き用があり、それぞれ『様』と『御中』があるため、バリエーションは全部で4種類。企業などへの返信は『御中』のハンコ、個人名で記載されている場合は『様』のハンコを押しましょう。 75歳の父親に早速、『様』のハンコを使ってもらいます。押印する際は、返信用封筒やハガキに記載されている『宛』の文字の上に『//』のハンコの部分が重なるようにスタンプすればOK。 今回は分かりやすいように赤いインクでハンコを押してみましょう。 父親に使用感を聞いてみたところ「すごく簡単で俺にもできる」とのこと。購入した甲斐がありました! 『返信すっぺ』は二重で線が引けるうえに、きれいな『御中』『様』を記載して返信相手へ送れるので、ビジネスシーンで重宝しそうです。 『返信すっぺ』は、2022年10月に行われた『一般社団法人 発明学会』主催の発明コンクール『第26回 身近なヒント発明展』の優秀賞の作品を商品化したものだそうです。 発明者は会社員の小林真之助さん。受賞からわずか数か月で商品化された『返信すっぺ』の魅力はどこにあるのでしょうか。 販売元である、昭和ワールドコーポレーション合同会社代表の遠藤伸一さんに話を聞いてみました。 『返信すっぺ』は自筆に自信がない人のお助けアイテムに! ――『身近なヒント発明展』から生まれたアイディアを商品化した経緯は? 私自身、仕事の関係でよく返信用のハガキなどが送られてくるのです。時々、『御中』の字がきれいに書けないことがありますが、やり直しができないんですよね。そんな中、『身近なヒント発明展』で「自分が欲しい!」と思うようなピッタリの発明に出会い、すぐに商品化にしようと決めました。 ――この商品の最大の魅力は? なんといっても、『様』や『御中』を押印した時に、『行』や『宛』の字の上にも同時に『//』の二重線のスタンプが押されるということです。逆に、これまでこのような商品がなかったのが不思議でしたね。 インタビューを受ける遠藤伸一さん ――実際販売してみて購入者の反応は? このハンコを必要とする人は、役所関係の仕事の人や会社の事務員かなと思っていました。しかし、意外にも就活している大学生から「欲しい」といわれました。聞けば就活生は、いろいろな企業に応募して、応募した分、返信用の封筒が送られてくることが多いそうです。自分の字に自信がないけれど、企業側に少しでも印象をよくするために、『返信すっぺ』は役立っているようです。確かに書き損じは起こりませんし、採用側の企業にとっても汚い字で送られてくるよりは、はるかに印象はいいでしょうね。 職場や就職活動など、さまざまな人から幅広いシーンで重宝されている『返信すっぺ』。 「自分の文字にちょっと自信がないな」という人は、ぜひ試してみてくださいね! [文/キジカク・構成/grape編集部] Share Post LINE はてな コメント
結婚式の招待状や公的機関の書類など、返信用の封筒やハガキに『様』や『御中』を書かなければならない時「きれいに書けるかな」と不安になったことはありませんか。
特に筆者の父は、自分の字に自信がないのでいつも代筆を頼んできます。
筆者も特に字が上手なわけではないので、何かいいものはないかと探していたところ『返信すっぺ』というアイテムを見つけました!
押印するだけで、返信用封筒に記載されている『行』や『宛』を消してくれて、代わりに『御中』や『様』を押してくれるという優れもの。
早速、どんなハンコなのか試してみましょう。取り出してみると手のひらサイズのかわいらしいハンコで、持ち運びに便利そう。
縦書き用と横書き用があり、それぞれ『様』と『御中』があるため、バリエーションは全部で4種類。
企業などへの返信は『御中』のハンコ、個人名で記載されている場合は『様』のハンコを押しましょう。
75歳の父親に早速、『様』のハンコを使ってもらいます。
押印する際は、返信用封筒やハガキに記載されている『宛』の文字の上に『//』のハンコの部分が重なるようにスタンプすればOK。
今回は分かりやすいように赤いインクでハンコを押してみましょう。
父親に使用感を聞いてみたところ「すごく簡単で俺にもできる」とのこと。購入した甲斐がありました!
『返信すっぺ』は二重で線が引けるうえに、きれいな『御中』『様』を記載して返信相手へ送れるので、ビジネスシーンで重宝しそうです。
『返信すっぺ』は、2022年10月に行われた『一般社団法人 発明学会』主催の発明コンクール『第26回 身近なヒント発明展』の優秀賞の作品を商品化したものだそうです。
発明者は会社員の小林真之助さん。受賞からわずか数か月で商品化された『返信すっぺ』の魅力はどこにあるのでしょうか。
販売元である、昭和ワールドコーポレーション合同会社代表の遠藤伸一さんに話を聞いてみました。
『返信すっぺ』は自筆に自信がない人のお助けアイテムに!
――『身近なヒント発明展』から生まれたアイディアを商品化した経緯は?
私自身、仕事の関係でよく返信用のハガキなどが送られてくるのです。
時々、『御中』の字がきれいに書けないことがありますが、やり直しができないんですよね。
そんな中、『身近なヒント発明展』で「自分が欲しい!」と思うようなピッタリの発明に出会い、すぐに商品化にしようと決めました。
――この商品の最大の魅力は?
なんといっても、『様』や『御中』を押印した時に、『行』や『宛』の字の上にも同時に『//』の二重線のスタンプが押されるということです。
逆に、これまでこのような商品がなかったのが不思議でしたね。
インタビューを受ける遠藤伸一さん
――実際販売してみて購入者の反応は?
このハンコを必要とする人は、役所関係の仕事の人や会社の事務員かなと思っていました。
しかし、意外にも就活している大学生から「欲しい」といわれました。
聞けば就活生は、いろいろな企業に応募して、応募した分、返信用の封筒が送られてくることが多いそうです。
自分の字に自信がないけれど、企業側に少しでも印象をよくするために、『返信すっぺ』は役立っているようです。
確かに書き損じは起こりませんし、採用側の企業にとっても汚い字で送られてくるよりは、はるかに印象はいいでしょうね。
職場や就職活動など、さまざまな人から幅広いシーンで重宝されている『返信すっぺ』。
「自分の文字にちょっと自信がないな」という人は、ぜひ試してみてくださいね!
[文/キジカク・構成/grape編集部]