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青いタイツを着て『発明品』を売り込む65歳 『足指だけを洗うタオル』に「こんなのほしかった」

By - キジカク  公開:  更新:

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だんだんと暖かい季節になってくると、気になるのは足の蒸れ。

慢性的な臭いやベタつきは、水虫の原因になるともいわれ、とても気になりますよね。

筆者は仕事柄、ヒールで歩き回ることが多いため、常に足が締め付けられている状態…。

「指の間まできれいにしたいな…」と思っていた時、見つけたのが足指を洗うことにだけ特化した、足指専用の洗浄タオル『あしゆびさ~ら』です。

「足指を広げてくれるなんて、気持ちよさそう」と思い、早速購入!商品の使用感をレポートします。

『あしゆびさ~ら』の使い心地は?

商品はピンクとブルーの2種類あり、筆者は落ち着いた色のピンクをチョイス!

裏面を見てみると、生地には天然ヒノキオイルを使用し、抗菌・防臭・防カビ効果が持続する『泉州タオル』を採用しているとのこと。

『泉州タオル』は、大阪府の泉州地域で生産される伝統的なタオルだそうで、素材は綿100%。ますますどんな肌触りかが気になります。

広げてみると、今まで見たことのないようなユニークなデザインをしています。

同商品の使い方は至って簡単!まず、タオルに石鹸を付け、パイルの隙間に足指を挟んでいきます。

指のすき間に挟んだら、両手でタオルの両端の輪の部分を持って、前後や斜めにタオルを引きながら足指を洗うだけ!

「お、気持ちいい!」と思わず声が漏れます。未だかつて足指を広げて、こんなにも丹念に足の指の間を洗ったことはありません。

新たな快感を知り、無理なく足指の周りをリフレッシュすることができました。

ただ、あまりの気持ちよさにこすりすぎて肌を痛めないように注意が必要です。ゆっくりと優しく洗ってくださいね。

このユニークな商品を発明したのは、発明家として活躍する松本健さんです。

『あしゆびさ~ら』の開発秘話をうかがってみましょう。

お腹の出た男性が、足を洗いづらそうにしていて…

―このタオルを作ろうと思ったきっかけは?

ある日、スポーツクラブのシャワー室でお腹の出た男性が、洗いづらそうに足を洗っていたんです。

私も足をきれいに洗いたいタイプなので「自分と同じように、きれいに足を洗いたい人がいるんだな」と思い、商品を開発してみようと思いました。

―開発にあたって意識したポイントは?

身体をかがめないで、いかに足指を楽に洗うかということを意識しました。市販のタオルにスリットを入れるなど、試作品でテストを重ね、かなり時間もお金もかけましたね。

―商品を開発してよかったことは?

販売後、大変喜んでくださったのが、身体を曲げづらい妊婦さんや年配の人でした。腰痛持ち、車いすの利用者にも喜んでもらえましたよ。

自分が開発している時は想像もしていなかった人たちに「ありがとう」といってもらえて、本当に作ってよかったと思います。

松本さんは、中小企業などが開発した技術や製品が展示される『産業交流展』で、自身の発明品を売り込むこともあるのだといいます。

『産業交流展』で発明品を売り込む松本さん

商品を覚えてもらうためには「どんな努力も惜しまない」という松本さん。

時には青のタイツに身を包み、『ひらめいたーX』なるキャラクターに変身してメディアにも出演!かなりのインパクトを残しています。

多くの発明家が集うイベント『東京発明学校』でトップ賞をもらった松本さん

発明家のアイディアと伝統の泉州タオル、そして熟練工により一枚ずつ、丁寧に縫製された『あしゆびさ~ら』。

松本さんの想いがこもったアイテムが気になった人は、チェックしてみてくださいね。


[文/キジカク・構成/grape編集部]

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