百貨店のエレベーターでベビーカー利用者が目撃 混雑時に誘導係がズバッと? 「マジでありがたい」
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道路標識、縦読みすると… 1枚に「これは気付かなかった」「面白い看板」目的地の方向や距離、道路上の警戒情報などを視覚的に伝える、道路標識。普段から車を運転する人であれば、頻繁に目にするでしょう。なおき(@528_frs)さんがXに公開した道路標識の1枚に、5万件を超える『いいね』が寄せられています。
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幼い子供を連れて外出する際に必要なアイテム、ベビーカー。
しかし、ベビーカーでの移動はさまざまな制限があり、親にとって大変な場合もあります。
たとえば、デパートやショッピングモールなどの商業施設において、エレベーターが混雑して乗れず、困った経験がある人は少なくないでしょう。
中には『車いす、ベビーカー優先』のエレベーターを設けている店舗もありますが、それでも必要な人が利用しにくい現状があるといいます。
梅田の『阪急百貨店』がベビーカー利用者の間でウワサに?
3人の子供を育てる、たかな(@takanachanchan)さんがTwitterに投稿した内容が、反響を呼んでいます。
外出時にベビーカーを使っている、たかなさんいわく、大阪府梅田にあるデパート『阪急うめだ本店』のエレベーターはとても利用しやすいとのこと。
同店のエレベーターでは、満員時に誘導員がはっきりと「優先の方が来ました!」と声をかけるといいます。
誘導員からの言葉にハッとして、「エレベーターは車いすやベビーカーが優先」という意識が根付いてほしいと語っていた、たかなさん。
投稿には、共感をするコメントが相次いで寄せられていました。
・分かる!あれは超助かるよね!そのエレベーターに何度も助けてもらった。
・すごい分かります。ここだとスムーズに乗れるのでありがたいです。
・ここには優先者専用のエレベーターもありますよね。普通の人が乗ろうとして、「こちら優先の方専用です」ってきっぱりいわれていました。
利用者から好評な同店のエレベーターですが、その対策について担当者に聞いてみました。
阪急うめだ本店の『エレベーター対策』
担当者によると、阪急うめだ本店では、エレベーターホールにて案内をする『エレベーターホール誘導員』と、優先エレベーター内で案内する『優先エレベーター乗務員』と呼ばれるスタッフが複数人常駐。休日や繁忙期にはその人数を増員して対応しているといいます。
特に混雑が想定されるエレベーターホールでは、誘導員の配置も含め、次のような対策を取っているそうです。
・誘導員は優先対象者を優先エレベーターに誘導、あるいは臨機応変にほかのエレベーターへ誘導
・優先エレベーターに乗務員を配置し、階停止毎に利用待機顧客に対象者優先のアナウンス
・混雑時は健常者やお連れの方にご遠慮いただく、あるいは途中階でお降りいただく旨のご協力願いの声かけを実施
・エレベーター扉と各階床面に、対象者を分かりやすく表現した大型のピクトサインを貼付
同店では、混雑時に優先エレベーターに健常者が乗っている場合などは、降りてもらうよう直接お願いすることで、障がいのある人やベビーカー利用者がスムーズに移動ができるようにしています。
見た目で分かりにくい病気や障害を持っている人もいるため、スタッフは多方面からの配慮の視点を持って声かけする必要があり、難しいケースもあるかもしれません。
しかし、声かけによって助かっている利用者は多くいるでしょう。
本来であれば、一人ひとりがエレベーターを利用する際に、「ほかに優先すべき人がいないか」目を配れるようになることが理想です。
スタッフのアナウンスを機会に、多くの人が『気付き』を得られるといいですね。
[文・構成/grape編集部]