ほぼ充電なしで放置していたスマホ 一体どうなるかというと? 「ショック」「すぐやめる」
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スマホの充電器や充電用コード、最近は必携となっているモバイルバッテリーは、劣化や消耗が進むと充電が不安定になったり、そもそも充電ができなくなったりします。
では、劣化・消耗を抑えるにはどんな点に注意すべきなのでしょうか。
充電器やモバイルバッテリーを手掛ける、アンカー・ジャパン株式会社(以下、アンカー・ジャパン)に聞いてみました。
充電器や充電用コードの劣化を早めるアクションとは
まずは、スマホの充電器(電源タップ)や充電用コードを取り扱う上での注意点、NGなことは何かを聞いたところ、以下の点に注意すべきと回答がありました。
1.充電器やコードを引っかけたり、ぶつかりやすい位置に設置したりしない。
2.トラッキング現象(※)が起こらないよう、ケーブルの挿し口、プラグ周りにホコリや液体が触れないようにする。
3.タコ足配線をしない。
4.ケーブルに負荷をかけないようにケーブル同士を絡ませたり、強く束ねたり、重いものを乗せたりしない。
5.無理にコンセントやデバイスから引き抜かない。
6.断線や被膜剥がれがあればすぐに使用を中止する。
※電源プラグの刃の間のホコリが湿気によって火花放電を起こし、ショートして発火する現象。
特に3や4、5は普段何気なく行っている人が多いでしょう。
また、1については、特に充電しながらスマホを使っていると起こりがち。これも劣化を早めるNGアクションです。
これらの行為は充電器や充電用コードの劣化を早めるだけでなく、火災の原因にもなるので注意しましょう。
モバイルバッテリーの取り扱いにも注意!
モバイルバッテリーは、毎日使用した場合は約1年から1年半が寿命だといわれています。
しかし、使用環境によってバッテリー寿命は変わるため、バッテリーの劣化を抑えるには、適切な方法で使用・保管することが重要です。
アンカー・ジャパンは、モバイルバッテリーを扱う時に注意してほしいこととして以下の3点を挙げています。
極端な使用環境を避ける
モバイルバッテリーは極端な高温下や低温下に弱いため、熱を発する製品の近くや布団、衣類などをかけた状態での使用、また直射日光が当たる場所での放置はNG。
保管する際も、高温になる場所は避け、35℃以下の涼しく乾燥した環境がお勧めとのことです。
衝撃や過度な力を加えない・水気を避ける
モバイルバッテリーは精密機器のため、ポケットに入れたまま座る、バッテリーの上に重いものをのせるといった、過度な負担がかかるアクションは避けましょう。
また、水気の近くや高湿度の環境で使ったり、保管したりするのもNGです。
中古品を使用しない
アンカー・ジャパンによると、「不具合報告の中で、友人が2~3年使用したモバイルバッテリーを譲り受け、使っていたというケースが多く見受けられます」とのこと。
開封済みの製品や中古品は以前の使用環境が分からないため、トラブルが起こる可能性があります。新品を利用するようにしましょう。
ほかに、バッテリー劣化を抑えるためのポイントとして、「バッテリー残量がない状態で長期間放置すると、過放電の状態となり、最終的には充電できない状態にまで劣化してしまう場合がある」とのこと。
長く大切に使うためにも、『長期間使用しない場合、バッテリー残量を50~80%にしておく』『使わない時は3か月ごとにバッテリー残量を50%以上まで充電するのがお勧め』とのことでした。
充電器や充電コード、またモバイルバッテリーは、今や日常生活に欠かせないアイテム。いきなり使えなくなって慌てることがないよう、大切に使いましょう。
そのほか、捨てる時の注意点などを詳しく知りたい人は、下記のウェブサイトを覗いてみてくださいね。
モバイルバッテリーの安全な使い方と取扱いにおける注意点
[文/デジタル・コンテンツ・パブリッシング・構成/grape編集部]