絵本『戦争のつくりかた』 私たちが気付くべきこと
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保育園に現れた『救世主』とは? 「めっちゃ笑った」「かっこいいー!」そんな『廃材遊び』がテーマの漫画をXで公開したのは、かつて保育士をしていた経験をもとに、男性保育士である『でこ先生』の日常を描いている、でこぽん吾郎(@Dekopon_56)さん。

娘「何で誰も言ってくれなかったの!」 食事中の『失態』に「吹き出す自信しかない」ひかる(@ky365d)さんが漫画に描いている、『おせっかい女子』こと、ちとせは、家族との食事中にどうやら失態をおかしてしまったようです。ある日、自分の部屋で猫耳付きのカチューシャを試しに着けていたところを、夜ご飯の支度を終えた母親に見られてしまった、ちとせ。その後、夜ご飯を食べるべく、ダイニングへ向かったのですが…。
「あなたは戦争がしたいですか?」
そう問われたら、ほとんどの人が「NO」と言うと思います。しかし、気づかないうちに自分の国が戦争へ向かっていたら…。
そんなことを想像せずにはいられない「絵本」が話題です。
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もし日本が戦争ができる国になってしまったら、どのように自分の周りは変化していくのでしょう。
7分半ある、絵本を元にしたアニメーション動画。わかりやすく、自分たちの国の行く末を考えさせられる深い内容となっています。じっくりとご覧ください。
国の仕組みや決まりを少しずつ変えていけば、戦争しないと決めた国も、戦争ができる国になります。
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戦争のための準備をするようになったり、戦争を肯定するような教育になったり。少しずつ変わっていく国の姿。
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どのように自然と戦争ができる国になっていくのか、とても具体的に描かれています。
この作品はを作ったのはNOddIN(ノディン)。3.11の東日本大震災とそれに起因する福島原発事故をきっかけに立ち上げられたアーティスト集団です。NOddINはこの作品に、このような気持ちを込めていると述べています。
終戦から70年経った今。戦争の悲惨さを実際に体験した日本人は少なくなりました。凄惨な歴史を目にするのは、学校の歴史の授業くらい。私たちはいつしか、戦争への危機感というものを忘れていっているのかもしれません。
この日本に暮らしていて、常に「戦争」を自覚しているというのは無理な話。とはいえ、世界において日本はどのような立ち位置なのか。国の方針が、望まざる方向へ進んでいないかどうか。それを見定めていく必要はあるはずです。「戦争のつくりかた」は、気づきを与えてくれる絵本ではないでしょうか。
戦争のつくりかた