『もののけ姫』の登場キャラの裏設定に「全然知らなかった」「深い」
公開: 更新:
郵便局で1円切手を買おうとした女性 局員からの助言に「知らなかった!」「私も欲しい」2024年10月1日に郵便料金が変更。もともと持っていた切手を使いたくて、1円切手を買いに郵便局を訪れると…。
洗濯は『お湯』がいいって本当? 事実に「マジか」「危ないところだった」洗濯槽のカビ対策にお湯を使いたい時はありませんか。お湯のほうが効果が高そうで…と思うかもしれませんが、実際の効果や適切な湯温について日本電機工業会が公式サイトで解説していました。ぜひ参考にしてみてください。
1997年に公開された、スタジオジブリの長編アニメ映画作品『もののけ姫』。
当時、日本の歴代邦洋映画の記録を塗り替え、興行収入193億円を達成した、宮崎駿監督渾身の傑作として知られています。
そんな『もののけ姫』が、2023年7月21日、映画番組『金曜ロードショー』(日本テレビ系)で放送。
同番組のTwitterアカウントでは、『もののけ姫』にまつわる数々の豆知識や裏設定が公開され、話題になりました。
『もののけ姫』の裏設定に反響
中世の日本が舞台とされている、『もののけ姫』。
少年アシタカが、タタリ神を退治した際に受けた呪いを解くため、旅に出るところから始まります。
出典:スタジオジブリ
カヤは妹じゃなくて?
アシタカが旅立つ際、同じ村に住む少女、カヤが見送りにくるシーン。
カヤは、実はアシタカの妹ではなく、許嫁だったことをご存知ですか。
目上の人に対する敬意から、アシタカを「兄様」と呼んでいたため、勘違いする人もいたでしょう。
宮崎監督いわく、カヤがアシタカに渡した『玉の小刀』は、自分の恋人に『印』として渡すものなのだとか。
マゲを切り落とし、村を去るアシタカに二度と会えないことを察したカヤが、どんな気持ちで『玉の小刀』を渡したかを想像すると、胸が締め付けられます。
山犬になることを願うサンは…
山犬になることを願い、人間を醜い存在と考えるサン。
母親代わりである山犬のモロに育てられたサンは、人間の姿を持つ自分のことも醜いと考えているようです。
宮崎監督は、「多分モロのことだから、あけすけにサンに『お前は醜い』といってると思うんですね。そういうお母さんですから」と話していたそう。
自身の生い立ちに悩んでいたサンだからこそ、アシタカに「そなたは美しい」といわれた時、驚きの表情を見せたと考えられます。
エボシの壮絶な裏設定
『タタラ場』を総括する指導者である、エボシ。
村の人々から慕われ、勇ましい振る舞いが印象的なエボシには、しっかりとした裏設定がありました。
宮崎監督の設定メモには、「海外に売られ、倭寇の頭目の妻となり、頭角を現し、ついに頭目を殺し、その金品を持って自分の故郷に戻ってきた」という記述があるのだとか。
壮絶な過去を生き抜いてきたからこそ、『タタラ場』での姿があるのでしょうね。
物語の最後に出てくる『コダマ』が?
『もののけ姫』にはたくさんの生き物が登場しますが、中でも目を引くキャラクターが『コダマ』でしょう。
コダマは、豊かな森に住む精霊のような存在で、物語の中盤には無数のコダマが登場しています。
出典:スタジオジブリ
しかし終盤では、デイダラボッチが出した液体で、森の植物はことごとく死滅。多くのコダマが力尽きたように降り注ぐ、悲しいシーンがありました。
その後、『もののけ姫』の最後のシーンでは、再生し始めた森に1人たたずむコダマの姿が。
宮崎監督いわく、このコダマが、アニメ映画『となりのトトロ』に登場する、後のトトロになるという考えがあったのだそうです。
つまり、『もののけ姫』と『となりのトトロ』は、同じ世界線の物語ということにもなるでしょう。
『金曜ロードショー』のTwitterアカウントで明かされた数々の裏エピソードには、「全然知らなかった」「細部まで作り込まれている…」「設定が深い」など、驚きの声が上がっています。
豆知識や裏設定を知ってから『もののけ姫』を観れば、より楽しめること間違いなし!
1人でじっくりと見返すのはもちろん、家族や友人と改めて『もののけ姫』を鑑賞してみてはいかがですか。
[文・構成/grape編集部]