夜のエアコン、どうしてる? パナソニックの調査結果に「そうだったのか…」
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各地で災害級の暑さといわれている、2023年7月下旬。
日中だけでなく夜間も冷房をつけるなどの熱中症対策が必要ですが、パナソニック株式会社の調査によると、4人に1人がひと晩中エアコンを使用していないことが判明したそうです。
「冷えすぎる」「身体に悪そう」など人によりさまざまな理由でつけていないそうですが、同年6月に大手電力7社で電気料金が値上げされたことが、もっとも影響しているのだとか。
同社は、夏の睡眠時にエアコンを朝まで稼働させ、電気代を検証!夏の就寝時に、より快適な睡眠環境を作るコツも紹介していました。
エアコンの電気代を検証した結果?
20時以降に冷房をつけているエアコンのデータから、1時間あたりの消費電力を算出。
結果、平均82Wで、8時間使用した場合は、約23円の計算になるといいます。
また、同社は日中と夜間の外気温の違いに着目。外気温35℃に比べ、30℃の場合は消費電力が52%と約半分になるのだとか。
検証の細かい数字は環境やエアコン機器などにより異なりますが、これにより、夜間は昼間より電気代がかからないことが分かったそうです。
朝まで稼働させると夜中に目が覚める時間や回数が少なくなるとし、同社は夜間のエアコンはつけっぱなしにするよう呼びかけています。
エアコンを使った4つの快眠ワザ
では、就寝時にエアコンを稼働させる際、より睡眠環境を快適にするためには、どのようにすればいいのでしょうか。
同社は、『エアコンを使った快眠ワザ』として、4つのポイントを紹介していました!
1.寝室に入る30分前にエアコンをオンにする
1つ目は、寝室に入る30分前にエアコンを稼働させておくことです。
布団に入るタイミングでオンにする人もいるようですが、日中、室内に溜め込んだ熱が天井や壁にこもり、温度が下がるまで時間がかかる場合があります。
寝室に入る30分前にエアコンのスイッチを入れ、上に向けて風を送ると就寝時に快適な室温にできるそうです。
2.タイマーは設定せず、温度を26~28℃に
快適な寝室環境を保つには、冷房モードで設定温度を26~28℃にするか、除湿モードに。
熱帯夜は途中で運転を停止することはせず、冷えすぎない温度で朝までつけっぱなしにするのがよいでしょう。
途中で運転を停止すると、夜中に目が覚めてしまう原因になります。
3.湿度を60%以下に保つ
夏場は、室温だけではなく、湿度にも気を付けるのがコツ。
寝室の湿度が高いと手足からの放熱が妨げられ、深部温度が下がりにくくなるため、寝苦しくなってしまうのだそうです。
なるべく湿度が60%以下になるように、エアコンの温度を下げたり、除湿運転で稼働させたりすることをおすすめしています。
4.扇風機と併用する
エアコンの風が苦手な人は、設定温度を下げて運転させることもあるでしょう。
そういった人は、設定温度は下げずに扇風機を併用し、エアコンの風が直接肌に当たらないようにするのがおすすめなのだとか。
足首など、太い血管が通る身体の一部に当てるようにすると、眠りに適した環境になりやすいといいます。
ただし、身体の一部に長時間風を当て続けるのは、かえって身体を冷やす原因になり得るので、注意が必要です。
熱中症の約4割は、夜間や睡眠中に発生しているとのこと。
エアコンをうまく使って熱中症を防ぎつつ、寝苦しい熱帯夜を快適に過ごしましょう!
[文・構成/grape編集部]