『いってらっしゃいの意味はね…』 戦争を経験した祖母の解釈に「なんて美しい言葉」「泣ける」
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ダイソーのイヤホンを見た客 配色に既視感をおぼえたワケに「全く同じことを考えた」メメタァ(@memetaa_kaeru)さんが、『ダイソー』に足を運んだ時のこと。ふと目に飛び込んできたワイヤレスイヤホンのカラーリングに、既視感をおぼえたといいます。何に似ていたのかは、メメタァさんのつづったコメントとともに、答え合わせをしてみてください!
買った花束を店に置いていった女性 その後の展開に「鳥肌が立った」買った花束を店に置いていった女性 その後の展開に「鳥肌が立った」
- 出典
- keikomoena
普段あまり考えることのない、一つひとつのことばの意味。でも本当は、何気ない一言にも、ちゃんと意味があるんですよね。
これは家族4人でスイスに暮らすケイコモエナ(keikomoena)さんが投稿した、「日本語っていいなぁ」と思わせてくれるエピソード。
ケイコモエナさんには、少しキャラが強めなお祖父様とお祖母様がいたそうです。2人はしょっちゅう小競り合いをするものの、お祖父様が出かける時には、お祖母様は必ず玄関先まで見送りに出てきます。
「あれだけケンカしても見送るの?」と面白さ半分で観察していたケイコモエナさん。ある日、お祖母様がいった言葉にハッとしたそうです。
「行ってらっしゃい」は「行って、帰ってらっしゃい」ということ。
「行ってきます」は「行って、帰ってきます」の意味。
大正生まれのお祖母様は戦争を経験され、いつ戻るのか、そもそも無事に帰って来られるかどうか分からない大勢の人たちを、そう願いを込めて見送ったのかもしれません。
そんな優しい想いの詰まった投稿に、たくさんのコメントが寄せられました。
「今の時代だからこそ大切にいいたいです」
「毎日いってらっしゃい、おかえりなさいがいえるのは、本当に幸せなこと」
「日本語の素晴らしさ、奥ゆかしさを改めて感じました」
ケイコモエナさんによると「いってらっしゃい」「いってきます」「おかえり」「ただいま」といったことばは英語やフランス語にはないのだそう。日本には「言霊」ということばがありますが、多くのことばに日本人の想いが込められているように感じます。
どれだけ腹が立った日も「どうか無事に帰ってきてね、ここがあなたの帰ってくるところですよ」そんな気持ちを込めて、家族みんなでいい合えるととってもステキですよね。
[文・構成/grape編集部]