『いってらっしゃいの意味はね…』 戦争を経験した祖母の解釈に「なんて美しい言葉」「泣ける」
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道路標識、縦読みすると… 1枚に「これは気付かなかった」「面白い看板」目的地の方向や距離、道路上の警戒情報などを視覚的に伝える、道路標識。普段から車を運転する人であれば、頻繁に目にするでしょう。なおき(@528_frs)さんがXに公開した道路標識の1枚に、5万件を超える『いいね』が寄せられています。
北海道のコンビニ 駐車場で撮影した1枚に「怖すぎるだろ…」「五度見したわ」北海道で男性が撮影した1枚。写った光景に道民以外が「ウソだろ…」
- 出典
- keikomoena
普段あまり考えることのない、一つひとつのことばの意味。でも本当は、何気ない一言にも、ちゃんと意味があるんですよね。
これは家族4人でスイスに暮らすケイコモエナ(keikomoena)さんが投稿した、「日本語っていいなぁ」と思わせてくれるエピソード。
ケイコモエナさんには、少しキャラが強めなお祖父様とお祖母様がいたそうです。2人はしょっちゅう小競り合いをするものの、お祖父様が出かける時には、お祖母様は必ず玄関先まで見送りに出てきます。
「あれだけケンカしても見送るの?」と面白さ半分で観察していたケイコモエナさん。ある日、お祖母様がいった言葉にハッとしたそうです。
「行ってらっしゃい」は「行って、帰ってらっしゃい」ということ。
「行ってきます」は「行って、帰ってきます」の意味。
大正生まれのお祖母様は戦争を経験され、いつ戻るのか、そもそも無事に帰って来られるかどうか分からない大勢の人たちを、そう願いを込めて見送ったのかもしれません。
そんな優しい想いの詰まった投稿に、たくさんのコメントが寄せられました。
「今の時代だからこそ大切にいいたいです」
「毎日いってらっしゃい、おかえりなさいがいえるのは、本当に幸せなこと」
「日本語の素晴らしさ、奥ゆかしさを改めて感じました」
ケイコモエナさんによると「いってらっしゃい」「いってきます」「おかえり」「ただいま」といったことばは英語やフランス語にはないのだそう。日本には「言霊」ということばがありますが、多くのことばに日本人の想いが込められているように感じます。
どれだけ腹が立った日も「どうか無事に帰ってきてね、ここがあなたの帰ってくるところですよ」そんな気持ちを込めて、家族みんなでいい合えるととってもステキですよね。
[文・構成/grape編集部]