「覚悟のある人にしか譲らない」売るのではなく、譲渡へと変えた異色のペットショップ
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ペットの販売をしない、異色のペットショップ「ChouChou」が話題を集めています。
事業責任者の澤木さんは、多くの犬や猫が殺処分されている中でペットを売ることに疑問を感じ、2015年4月でペットの販売を終了。
その後は、NPO法人「犬猫愛護会わんぱーく」とタッグを組み、殺処分を待つばかりだった犬の飼い主を探す活動をしています。
厳しい審査基準
犬を譲りうけるにあたり、いくつかの厳しい審査基準が設けられています。
希望する人がいた場合、お店のスタッフが里親希望者の自宅まで出向きます。そこで、実際の飼育環境をチェック。その後、1週間試しに飼ってもらい、そこでも問題がなければ正式に引き渡されます。
さらに、「譲渡条件」を満たすことが必要です。
など、全部で16項目。引き渡された犬が、その後も幸せに生活できるよう手厚い配慮がなされています。
「何度も店舗に通っていただき、真剣にその子をお迎えする覚悟のある人にしか譲りません」と話す澤木さん。
こうしたまっすぐな思いのおかげで、これまで11匹に新しい飼い主が見つかり、幸せに暮らしているとのこと。
なお、ペットのトリミングや、グッズやフードの販売は継続して行っているChouChou。売上の一部は、保護犬の里親さがし事業に使われています。
犬も人間と同じ大切なひとつの命、そして家族の一員。大切に扱い、彼らの幸せを願う澤木さんのような思いをもつ人がもっと増えたら、消される必要の無い命がたくさん救われるのではないでしょうか。