パン粉の代用品17選! 揚げ物やハンバーグのつなぎに使える食材を紹介
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「揚げ物を作りたいけどパン粉がないからほかのもので代用したい」「小麦アレルギーだから代用品でハンバーグを作りたい」 とお悩みの人はいるのではないでしょうか。
揚げ物やハンバーグのレシピ本を見ると、よく材料にパン粉が含まれていることがあります。しかし、パン粉を頻繁に使わない人だと余って賞味期限を切らしてしまうことがあるため、できるだけ家にあるもので代用したいですよね。
そこで本記事では揚げ物とハンバーグのつなぎに使える『パン粉の代用品』を17個紹介します。小麦アレルギーの人も使える食材も取り上げているので、ぜひご覧ください。
この記事を読んでパン粉を買わずにおいしい揚げ物やハンバーグを作ってみましょう。
パン粉の役割2選
パン粉はパンを粉状にした加工食品のこと。粉砕機で細かくしたパンを乾燥機に入れ、水分を飛ばして作っています。
パン粉の主な原材料は以下のとおりです。
料理やお菓子などさまざまな用途で使われていますが、パン粉の主な役割としては、以下の2つがあります。
パン粉の役割と性質を知ることで、代用品がなぜ有効なのか具体的にイメージしやすくなりますので、ぜひ参考にしてみてください。
揚げ物の衣としての役割
パン粉は以下のような揚げ物の衣に使われています。
パン粉によって揚げ物ならではのサクサクとした食感が生まれます。また、食材の水分を閉じ込められるため、中がジューシーになる効果も。
パン粉がなければパリっとした食感のあるとんかつやエビフライを作れないため、揚げ物には欠かせない食材です。
ハンバーグや肉団子などのつなぎとしての役割
パン粉はハンバーグや肉団子など肉だねのつなぎにも必要な食材です。
パン粉には各材料の水分を吸収する役割があり、粘着力が増すようになっているため食材をまとめる効果があります。
肉は加熱すると縮むので型が崩れやすくなりがちです。しかし、パン粉が食材同士をつなぐことで肉だねの変形を防止できます。
ほかにも焼いた時の肉汁を吸収して旨味を閉じ込められる効果や、食感をやわらかくする効果も。
ハンバーグはつなぎなしで作ることも可能です。ただし、一般家庭で作ろうとするとパサパサして固い食感になりやすいので、おすすめできません。
やわらかい食感が好きな人やジューシーな味を楽しみたい人はパン粉を使用しましょう。
パン粉の代用品6選【揚げ物とつなぎ両方に使える食材】
揚げ物とつなぎのどちらにも代用できる食材として、以下の6つがあります。
揚げ物とハンバーグどちらも作る人は、ぜひ参考にしてみてください。
食パン
食パンはパン粉とほぼ同じ原材料のため、問題なく代用できます。代用する際は、フードプロセッサーやおろし金などを使って細かく砕きましょう。
おろし金で細かくする場合は、食パンを冷凍してから使うのがおすすめです。食パンにふくまれた水分が凍って固くなるのでおろしやすくなります。
デニッシュのようなパンでも代用できますが、糖分が多く焦げやすいため、食パンがベストです。
パン粉を使った時と見た目や味はほとんど変わらないので、ぜひ代用してみてください。
米粉
米を砕いて作った米粉も、揚げ物やハンバーグに代用が可能です。
米粉パンからもっちりしたイメージがあるかもしれませんが、揚げ物で代用するとパン粉と同じようなサクっとした食感を楽しめます。ハンバーグに使った場合はしっとりとした食感になるのが特徴です。
米粉はグルテンフリーのため、小麦アレルギーの人でも問題ありません。
また、米粉パンでも代用できます。食パンと同様に、おろし金やフードプロセッサーで砕いて使いましょう。
おから
おからも小麦アレルギーの人向けにおすすめの代用品。揚げ物に活用でき、パン粉よりもやわらかめの仕上がりになります。
水分が含まれているので、一度乾煎りしてから使ってください。乾煎りが手間だと感じる人は、すでに乾燥している状態で売られているおからパウダーを使いましょう。
ハンバーグの場合は、乾煎り不要でそのままつなぎとして使えます。おからを使うことでやわらかい食感に仕上がり、子供でも食べやすいです。
パン粉よりもカロリーが低いので、ダイエット中の人にもおすすめです。
お麩
お麩はパン粉と同じ小麦粉から作られた乾物であるため代用可能です。1個のサイズが大きいので、保存袋にいれて麺棒で叩いて細かくしたり、フードプロセッサーで砕いたりしてから使います。
揚げ物に使った場合は衣が均等に付きやすく、サクッとして口当たりが軽くなるのが特徴。ハンバーグに使うと、パン粉よりも水分や肉汁を吸収してくれるためジューシーな味わいに仕上がります。
やさしい食感が好みの人におすすめです。
高野豆腐
高野豆腐は豆腐を凍らせて乾燥させた食品で、香りに癖がなく、揚げ物やハンバーグの代わりに使えます。
乾燥した高野豆腐をおろし金ですりおろしてから使いましょう。
コロッケで代用すると衣はカリッと、中はしっとりとした食感になりおいしく仕上がります。
高野豆腐は粒が細かいため、油を吸収しにくくヘルシーな仕上がりになります。
ハンバーグで使うと水分の吸収率が高くなり、まとまりやすいです。パン粉と比較して糖質が少ないためダイエットにもおすすめです。
オートミール
オートミールは燕麦(えんばく)という麦を使った食品で、小麦アレルギーの人でも問題なく代用できます。
糖質が少なく、食物繊維やミネラルも豊富で健康志向の人におすすめです。主にハンバーグのつなぎやクリスピーチキンに使えます。
ハンバーグでは水分を吸ってくれ、ふんわりとした仕上がりに。揚げ物ではサクサクした食感を楽しめます。
ただし、食物繊維が多いので風味に欠けるのがデメリットです。
パン粉の代用品8選【揚げ物におすすめの食材】
揚げ物に代用できる食品として、以下の8つがあります。
パン粉と遜色ない食品から一風変わった代用品まで紹介しますので、ぜひお読みください。
コーンフレーク
コーンフレークは揚げ物の衣として活用でき、パン粉よりもザクッとした食感を味わえます。使用する際は、コーンフレークを保存袋に入れて麺棒で叩き、細かく砕きましょう。
味や風味が変わらないよう、甘みの少ないコーンフレークを使うのがポイントです。揚げ時間が短くてもしっかりと仕上がるので、効率よく料理したい人は試してみてください。
おかき・柿の種
おかきや柿の種を砕いて揚げ物に使うのもおすすめ。塩味がついているので天つゆや塩などをつけずにそのまま食べられます。
おかきや柿の種ならではのザクザクとした食感が特徴です。使用するお菓子によっては醤油の風味もあり、ビールのおつまみにもぴったり。
食べ応えのあるから揚げやエビフライを楽しみたい人におすすめです。
ポテトチップス
ポテトチップスはすでに味付けがされており、下味なしで簡単に揚げ物の衣として使えます。塩味や醤油味などバリエーションが豊富なため、お好みの味で代用してみましょう。
使用する際はビニール袋にポテトチップスを入れて軽く手で砕いてください。
ただし、ポテトチップスは揚げると焦げやすいです。低温で揚げたり、オーブンで焼いたりして作ることをおすすめします。
クラッカー
クラッカーはエビフライやアジフライなどで代用可能。麺棒で砕いて細かくしてから使います。揚げる最中で衣が剥がれるのを防ぐために、粗めに砕いて具材に付きやすくするのがポイント。
塩味やチーズ味など自分の好みにあったものを使用できるのが特徴です。ただし、味のついたものは焦げやすいため、あまり揚げ物に慣れていない人はプレーンのクラッカーを使いましょう。
ナッツ類
ピーナッツやアーモンドなどで代用するとカリッとした食感になります。パン粉よりもさくさくとしているのが特徴で、魚の切り身や鶏の胸肉のフライにおすすめです。ナッツの香りがして、食欲をそそる揚げ物に仕上がります。
ナッツ類は一粒が大きいので、細かく砕いてパン粉と同じくらいのサイズにして使いましょう。
ごま
パン粉の代わりにごまでコーティングすることもOKです。ごまは鉄やカルシウムなどのミネラルが豊富で、栄養価の高い揚げ物を作れます。
粒が細かいためそのまま代用が可能です。ごまが具材にしっかり付くよう、薄力粉や片栗粉などと一緒に使いましょう。
ごまだけでなく、ひまわりのたねやチアシードなどを使っても問題ありません。
天かす
天かすは天ぷらを揚げた時にできる小粒の衣のことで、パン粉の代用が可能。天かすを使うことで、ザクザクとした食感になり、食べ応えのある揚げ物に仕上がります。
クリスピーチキンやとんかつで代用するとパン粉とは異なる食感になるので、普段食べているものとは違う揚げ物を作りたい人におすすめです。
スーパーのお総菜コーナーでも低価格で売られており、気軽に買えます。天かすが余ったらたこ焼きやおにぎりの具などにも使えるので、試してみましょう。
そうめん
そうめんは乾麺と茹でた状態のもの両方とも代用できます。
乾麺をそのまま代用する場合は細かく砕いて使いましょう。卵に付けた食材をそうめんにまぶして揚げたら完成です。
茹でたそうめんの場合は、肉や魚介類に巻きつけて揚げます。独特の見映えになり、一風変わった揚げ物になるのが特徴です。
どちらの方法で作った場合も、パン粉より軽い食感に仕上がります。
つなぎに使えるパン粉の代用品3選【つなぎにおすすめの食材】
ハンバーグや肉団子のつなぎの代用品として、以下の3つがあります。
パン粉との違いも把握できるので、ぜひ参考にしてみてください。
小麦粉
小麦粉は少量使うだけでもハンバーグのつなぎとして活躍します。最初に肉だねを作り、表面に小麦粉をまぶすだけで、さくっとした焼き上がりに。
肉汁を閉じ込める効果もあり、噛むだけでじゅわっと出るハンバーグを作れます。形も崩れにくくなるため、きれいな形に仕上げたい人におすすめです。
片栗粉
片栗粉はじゃがいものデンプンが原料の調味料で、ハンバーグのつなぎとしておすすめです。片栗粉は主に、あんかけのようなとろみを付けるために使われています。
粘性が高いのでハンバーグの形を崩れにくくするのに効果的。熱と水分によってよりとろみが増すため、肉汁を閉じ込められます。
また、片栗粉は焦げにくくする効果もあるので、見映えのよいハンバーグを作ることが可能です。じゃがいもが原料であるため、小麦アレルギーの人でも問題なく代用できます。
長芋・山芋
長芋や山芋も粘り気があり、パン粉の代用が可能。ほかの代用品と比べて粘り気が強いので、卵を使わなくても形を崩さずにハンバーグを作れます。
長芋や山芋をすりおろして混ぜると、ふわふわな食感に仕上げられる効果も。レンコンを加えることで和風ハンバーグにもなります。
ただし、分量を多くすると水分により固まりにくくなってしまうため、少しずつ加えて調整しましょう。
山芋はすりおろすと手がかゆくなることがあるので、手袋を装着してからすりおろしてください。
パン粉の代用品でおいしい揚げ物やハンバーグを作ってみよう
パン粉の代用品として以下のようなものがあります。
・米粉
・おから
・お麩
・高野豆腐
・オートミール
・おかき
・柿の種
・ポテトチップス
・クラッカー
・ナッツ類
・ごま
・天かす
・そうめん
・片栗粉
・長芋
・山芋
パン粉の代用品で揚げ物やハンバーグを作ることで、小麦アレルギーを持ってる人でも食べられるようになります。
普段パン粉を使わない人でも、1つの料理を作るために購入する必要がなくなるため、節約したい人におすすめです。
代用品によっては味や食感が異なるので、自分の好みにあったものを見つけられるよう、いろいろな調味料や食材を試してみましょう。
[文・構成/grape編集部]