火を止めてからカレールウを入れるのはなぜ? 企業の回答に「そんな根拠が」「初耳でした」
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※写真はイメージ
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カレーやシチュー、ハヤシライスなど、ルウを入れる時に「火を止めてから」という説明書きがある製品は少なくありません。なぜ火を点けたままではいけないのでしょうか。その理由をハウス食品が解説しています。
理由は「お鍋の温度」と「小麦粉の性質」
鍋いっぱいの料理を手軽に作れる既製のルウは食卓の救世主。材料を煮込んだ後にポンと入れ、混ぜて溶かせばおいしい一品ができあがります。
この時、パッケージに「一度火を止めてからルウを入れてください」と書いてあることに気付くかもしれません。多くの既製ルウは「火を止めてから入れる」とガイドされています。
火を点けたまま入れてもしっかり溶けそうなのに、なぜ一度火を止めるのでしょうか。ハウス食品によると、「ルウを適切に溶かす」ためのポイントだといいます。
煮立った鍋にルウを入れてしまうと、ルウの小麦粉が膜を作ってしまうのだとか。小麦粉の膜はルウを溶けにくくする原因になり、ダマになってしまうことも。ダマだらけのカレーは当然、味も損ないます。
さらに、ルウを溶けやすくするためには鍋の温度を90℃前後まで下げる必要があります。火を止めればすぐにその付近まで下がるので、ルーを入れる時には面倒がらずに火を止めたほうがよさそうですね。
よく溶かしてから再度煮込むのも重要
ルウのダマを回避するためには、一度火を消して鍋の温度を下げるだけではなく、ルウを入れた時によくかきまぜ、しっかりと全体に溶かし混ぜることも重要です。
ルウを入れる時にはかたまりのまま放り込まず、小分けに割って鍋に入れましょう。入れた後は丁寧に混ぜ、全体にルウを広げます。それから再び火を点け、製品の箱にあるガイド通りに煮込めばダマ知らずのおいしいカレーやシチューができあがるでしょう。
ほんのひと手間でグッとおいしく
「いつも何となく水っぽくなってしまう」と思う人は、水の量にも気を付けましょう。市販のルウは水の量も製品ガイドに書いてありますが、もしかすると目分量で入れていませんか。
市販のルウは決められた水の量でもっともおいしく作れるように開発されています。「煮込んだ時の焦げ付きが心配」「水の量を量るのが面倒で…」といわず、ぜひガイド通りの量で作ってみてください。
「ルウは火を止めてから」というほんのひと手間が、おいしい料理をさらにおいしく仕上げます。今まで火を点けたまま入れていた人は、次にルウを使う時に「火を止めてから」を思い出してみてください。
[文・構成/grape編集部]