タオルの黒ずみを取り除く方法5選 予防方法は?
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「タオルの黒ずみがなかなか落ちない」「タオルの汚れを落として清潔にしたい」という人は多いのではないでしょうか。
タオルは使うほど汚れが蓄積されて、黒ずんでしまいます。一度大きな黒ずみが付着すると、ただ洗濯するだけでは落ちないため、ほかの方法で試してみましょう。
本記事では、タオルの黒ずみを取り除く方法について解説します。
予防方法や捨てるタイミングについても把握できる内容になっているので、ぜひ最後までお読みください。
【状態別】タオルの黒ずみを取り除く方法5選
タオルの黒ずみを取り除く方法について、そこまで大きくない軽度の場合と、大きくてよく目立つ重度の場合に分けて紹介します。
タオルの黒ずみの状態によって方法が異なりますので、自身に合ったものを試してみましょう。
軽度の黒ずみの場合
軽度の黒ずみを落とす場合は、以下の方法を活用しましょう。
初めて黒ずみを落とす人でも分かりやすく方法を解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
粉末洗剤を使って洗う
黒ずみの汚れを取る場合は、液体洗剤よりも粉末洗剤のほうが洗浄力が高いのでおすすめです。軽度の黒ずみであれば、一度洗うだけでも落とせます。
花王株式会社の商品『アタック』やライオン株式会社の『トップ』など市販で簡単に買えるものも多く、すぐに試せるのがメリット。
汚れを落としやすくするには、40℃前後のお湯に溶かしてから洗濯槽に入れるのがポイントです。
ただし、洗剤が溶け残ってタオルに付着するとかえって黒ずむ原因になるので、しっかりとすすぐようにしましょう。
固形せっけんでもみ洗いする
軽度の黒ずみであれば、固形せっけんを使ってもみ洗いするだけでもOK。洗濯用の固形せっけんとバケツを用意して洗いましょう。
バケツがない場合は、洗面器を使っても問題ありません。
タオルの黒ずみにせっけんを直接塗り、お湯に入れて泡立たせながら洗います。力を入れてしっかり洗えばすっきり落とせるでしょう。
大きめの黒ずみがある場合
粉末洗剤や固形せっけんで落とせないような黒ずみは、以下の方法で対処しましょう。
それぞれ洗浄力が高い分、扱う際に注意すべき点もあるので、以下を読んだうえでお試しください。
酸素系漂白剤でつけ置きする
株式会社グラフィコの『オキシクリーン』や花王株式会社の『ワイドハイター』のような酸素系漂白剤でつけ置きすることで、黒ずみを落とせる可能性があります。
使い方は以下のとおりです。
40~50℃の少し熱めのお湯を使うのが、洗浄力を高めるポイント。
適度にお湯を継ぎ足して温度を維持することで、高い洗浄力をキープできます。
煮洗いする
40~50℃のお湯で落ちない場合は、煮洗いを試してみましょう。
洗浄力が高く、菌の繁殖も抑えられ、消臭効果もあります。煮洗いをする際は、以下のような手順で行いましょう。
煮ている最中はトングを使ってかき混ぜ、タオル全体に漂白剤を浸み込ませましょう。
煮洗いは、繊維が傷みやすいので、色落ちが気になるタオルは控え、黒ずみ汚れを落とす最終手段として使ってください。
白色のタオルは塩素系漂白剤でつけ置きする
白いタオルで黒ずみが目立つなら、塩素系漂白剤を活用しましょう。
色付きのタオルだと変色したり色落ちしたりするためおすすめできませんが、白色であれば変色のリスクが低いため利用できます。使い方は以下のとおりです。
2時間以上つけ置きすると繊維が傷みやすいため、30分に留めておきましょう。
また、タオルによっては白地でも変色する可能性があります。色落ちを防ぐためにも、事前に目立ちにくいところに漂白剤を付けて洗い、変色するかどうかを確かめましょう。
塩素系漂白剤はにおいがきついため、換気してつけ置きすることをおすすめします。
また、ほかの洗剤と混ぜると有毒ガスが発生する可能性があるので、必ず単体で使用してください。
タオルに黒ずみが発生する原因4選
タオルに黒ずみが発生する原因として、以下の4つが考えられます。
以上の項目に心当たりがないか、以下を読んで確認してみましょう。
細かい汚れやせっけんカスが蓄積したため
タオルに残った汚れが蓄積することで、黒ずむことがあります。汚れのもとになる主な成分は、以下の4つです。
黒ずみの原因は、小さい汚れがタオルの繊維の中に入り込むこと。汚れが細かすぎると、洗濯をしたとしてもなかなか落ちません。
最初は汚れが小さいので目に見えないものの、何回も使うと汚れが蓄積され、肉眼で見えるようになります。
また、せっけんカスにも注意が必要です。特に、活性炭が含まれたボディソープやシャンプーは黒色であるため、タオルが黒ずみやすくなります。
黒カビが発生したため
タオルを湿ったまま放置すると、時間経過により黒カビが発生する可能性があります。
カビは湿度が高く、一定の温度があり、栄養素のある環境で繁殖しやすいのが特徴です。
使用したタオルに付着した手垢や皮脂などの汚れをカビが栄養素として食べるため、増殖してしまいます。
タオルは水分を吸収しやすく乾きにくいこともあり、カビが好む環境です。湿ったままタオルを放置するだけでなく、洗濯槽に付着したカビがタオルに付くこともあるので注意しましょう。
ほかの洗濯ものから色移りしたため
白いタオルと色のついた衣類を一緒に洗濯すると、ほかの衣類の塗料が付着して黒っぽくなることがあります。
特におろしたての服は色が抜けやすく、付着しやすいので気を付けなければなりません。
タオルの中でも、天然繊維のものは色落ちの耐性が弱いので色が付きやすくなります。
黒ずみを防ぐためにも、タオルを濃い色の服と一緒に洗濯しないのが望ましいでしょう。
すすぎが十分でなかったため
すすぎが十分でないと、柔軟剤や洗剤が残り、黒ずむことがあります。特に柔軟剤や洗剤を多めに入れてしまっている人は注意が必要です。
また、洗濯物を多く詰めてしまうことで汚れを細部まで洗い流せずに残ることもあるでしょう。徐々に蓄積することで黒ずみが目立つようになります。
タオルの黒ずみを予防する方法7選
タオルの黒ずみを防ぐ方法として、以下の7つがあります。
大切なタオルを清潔な状態で使用するためにも、ぜひ以下で紹介する予防策を試してみましょう。
使ったらすぐに洗濯する
タオルは、1回使ったらすぐに洗うように徹底しましょう。
一人暮らしの場合、数日に一度しか洗わないという人も多いと思います。しかし、汚れは時間が経つほど落としづらくなるため、洗濯物を溜めずに洗うのが大切です。
タオルの黒ずみを予防したい人は、1日1回は洗濯することをおすすめします。
すぐに洗濯できない場合は、カビや菌の繁殖を防ぐためにも、湿り気がなく風通しのよいところに置きましょう。
色物とタオルは別々で洗う
色が濃いものと一緒に洗濯すると、色がタオルに付着するため、別々で洗いましょう。
特に濃いものや新品の洋服のように、色が抜けたり落ちたりしやすいものとは一緒に洗濯しないでください。
ほかの衣類と一緒に洗濯したい場合は、白色や淡色系のものだけを選んで洗うことをおすすめします。
より色移りを抑えたい場合は、ホームセンターやドラッグストアなどで売られている色移り防止シートを活用してみましょう。
洗剤や柔軟剤を適量で洗う
洗剤や柔軟剤は量が多いとタオルの繊維に溶け残って蓄積されるので、適量で洗うことが大切です。
量が少なすぎてもよくありません。タオルに汚れが残り、黒ずみの原因になるためです。
洗濯機で何ℓの水で洗うかが提示されるため、洗剤や柔軟剤のパッケージに記載されている量を確認してから入れましょう。
柔軟剤を使う頻度を抑える
柔軟剤はタオル生地をやわらかくする効果がありますが、使いすぎると黒ずみの原因になるため、使用頻度を抑えましょう。
柔軟剤は1回使うと2~3回洗濯しても成分が残るので、毎回使用する必要はありません。タオルの触り心地や色合い、吸水性が変化したタイミングで使うことをおすすめします。
柔軟剤のに記載されている使用方法を確認しながら適切に扱いましょう。
大量の水ですすぐ
タオルは吸水性が高いため、多めの水で洗うことをおすすめします。
ドラム式洗濯機のように少量の水で洗うタイプや、節水モードで洗濯した場合、洗剤や柔軟剤が残る可能性があるので注意が必要です。
多めの水を入れることで、洗濯槽内で水がしっかりと流れて汚れを落としやすくなり、すすぎで十分に洗剤を洗い流せます。
水の量が少なすぎると、生地が擦れ合ってタオルが硬くなるデメリットもあるので、多めの水で洗いましょう。
洗濯後はすぐに乾燥させる
洗濯機で洗ったら早く干しましょう。洗った後の洗濯物は湿気があり、カビや菌が繁殖しやすいためです。
洗濯槽に放置すると、繁殖して黒ずみの原因になります。できるだけ日差しがよく風通しのよい場所で干してください。
部屋干しだとタオルの水分が残りやすい状態が続き、カビが発生しやすいので、できるだけ天気がいい日に外で干しましょう。
雨の日が続く場合は、乾燥機を使うことをおすすめします。
定期的に洗濯槽を洗う
タオルを適切な方法で洗濯しても黒ずむ場合は、洗濯機が汚れている可能性があるため、定期的に洗濯槽を洗浄しましょう。洗濯機はずっと湿った状態であり、カビが発生しやすい環境です。
洗濯槽に付着しているカビは、市販で売られている専用クリーナーで落とせます。2か月に1回洗うだけでも十分効果があるので試してみましょう。
黒ずみが付着したタオルを捨てるタイミング
黒ずみが付いたタオルは捨てることも考えましょう。
以下のような場合は捨てることを推奨します。
捨てるかどうか悩んでいるタオルがある人は、以下を参考にして検討してみてください。
臭いが取れない時
洗ってもタオルに臭いが残っている場合は、雑菌が繁殖しているという証拠であるため、すぐに捨てましょう。
長く使っていると汚れが落ちにくくなるので、黒ずみだけでなく、臭いも取れなくなります。使い心地も悪く、衛生上もよくないため処分して、買い換えましょう。
色が黄ばんでいる時
色が黄ばんでいる場合も、雑菌が繁殖している可能性が高いので、捨てましょう。
白地のタオルなら気付きやすいのですが、色物や柄物だと気付きにくいので注意が必要です。白地のタオル以外のものは臭いも確かめ、生臭いと感じたら捨てることをおすすめします。
生地がゴワゴワした時
タオルがゴワゴワしていたら使い心地が悪いため、処分することをおすすめします。ゴワゴワするのは、洗剤の洗い残しや雑菌の繁殖によって硬くなってしまったのが原因です。
また、乾燥しすぎてもタオルが硬くなります。パイルがへたってしまい、吸水性も悪くなるので使うのをやめましょう。
タオルの黒ずみは自分で取り除ける
タオルの黒ずみは、市販で販売されている商品を活用することで落とせる可能性があります。
軽度であれば、粉末洗剤や固形せっけんで取り除くことが可能。落ちない場合は、酸素系漂白剤や煮洗いを試してみましょう。
なお、黒ずむ前に予防することも大切です。洗剤の量や水ですすぐ量に気を付けることで、洗い残しを最小限にできます。
タオルの黒ずみを取り、手を拭く際やお風呂で身体を拭く際に快適に使えるようにしましょう。
[文・構成/grape編集部]