尾の長い鳥に2万人が注目 その正体に「ちょっと信じられない」
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- 出典
- @unico0c_0
あなたは、『立体切り絵』というアート作品を知っていますか。
紙から切り抜いたアートとして知られる『切り絵』を、さらに折ったりつなげたりして立体的な作品に仕上げるものです。
その技術を駆使して作られたある鳥の作品が、X上で反響を呼んでいます。
立体切り絵で作った鳥が話題
Xに作品を投稿して注目を浴びたのは、フリーアーティストとして活動中の、ともだあやの(@unico0c_0)さん。
青味を帯びた翼と長い尾が特徴の鳥であるオナガを表現した『立体切り絵』をXに投稿すると、「ちょっと信じられない」「本物の鳥かと思った」など称賛の声が続出しました。
それでは、その作品をご覧ください。
本物のオナガと勘違いしそう!
長い尾の形や翼の色味の再現度が高く、まるで生命が宿っているかのようですね…!
作品に感激した人の中には、「魔法で折ったみたいだ…」という声も。
本物そっくりなオナガを生み出したともだあやのさんに、『立体切り絵』を作り始めたきっかけや、作品のこだわりポイントをうかがってみました。
オナガを作る際のこだわりポイントとは
――『立体切り絵』を始めようと思ったきっかけは?
大学受験がきっかけでした。彫刻科を受験するにあたり、立体物を作る課題が出たんです。
せっかく大学の教授にアピールする機会だからと『いまの自分ができる最大限のオリジナルアートワーク』を作ろうとしていたところ、高校の美術の先生に「ともだが趣味で作っている切り絵が素晴らしいから、それを生かすのはどうか」と提案を受けました。
その提案を機に、切り絵を使って立体作品を作ってみようと挑戦したのがはじまりです。
――オナガの制作期間は?
6か月はかかっています。今までとは異なる制作方法だったことや、強度面に関する調整が必要だったため、特に構想に時間を費やしました。
――紙は何種類使っている?
5種類です。タント紙を厚み違いで2種類、そのほかは遠野和紙、厚手のマーメイド紙、ファインペーパーを使用しています。
――制作の際、何にこだわった?
大きさや重さの感覚が、写真からでも伝わるように心がけました。
詳しくはまだいえないのですが、野鳥の知識がある人に見ていただくための作品として着手し始めたので、本物を観察した時の「意外と大きい」という印象や飛び立つ時の重量感、体の細部のカーブなどにもこだわりました。
また技術的な面では、従来の作品よりも写真に収めた時により美しく見せたかったので、内側に針金は通さず、厚紙のみで形を保たせています。
切り絵内側のブルーグレー色が腹部の切り絵越しに見えて、光が透けるようになっているのもこだわりポイントです。
約半年間もの制作期間を経て、まるで本物のようなオナガを作り出した、ともだあやのさん。
今後も新たな作品を作り続けて、『立体切り絵』の魅力を日本国内だけでなく、世界中に広めていくことでしょう。
[文・構成/grape編集部]