ツバメの平均寿命は何年?翌年も巣に戻ってきてもらうには
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ツバメの寿命は、おおむね2~3年とされているようです。
ツバメは生存競争の中で戦いながら一生を過ごすため、安全性を求めて人間の居住エリアに巣を作ると考えられています。
また、ツバメは巣を作る際に、人の顔を覚えるという説もあるようです。ツバメの観察をしている人は、翌年も同じ巣に戻ってくるのかが気になるのではないでしょうか。
本記事では、ツバメの平均寿命や巣の秘密、どのような一生を過ごすのかについて解説します。
翌年もツバメに戻ってきてもらうための注意点も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
ツバメの平均寿命
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ツバメの寿命を2~3年とする研究結果も出ていますが、実際は異なる場合もあるようです。
野外にはツバメの天敵が多く、巣をカラスやヘビに襲われるため、ヒナが命を落とすケースが少なくありません。野生のツバメの場合、ヒナの7~8割は1歳まで生き残るのが難しいといわれています。
また、エサとなる虫が多くいる環境であることも、生き延びるための重要なポイントです。
野生のツバメは厳しい生存競争にさらされているため、実際の平均寿命は1~2年と考えられています。
ツバメの一生
ツバメは春になると、フィリピンなどの東南アジアから日本に飛来し、夏にかけて子育てをする習性があります。
秋になると日本を離れて南国に向かい、暖かい地域で冬を過ごすのです。そして、春になると再び日本に戻ってくるというサイクルを繰り返します。
ツバメの子育てサイクル
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ツバメは、毎年4~7月の間に1~2回の子育てをします。
一度の子育てで産む卵の数は、5個前後です。1日1個ずつ卵を産み、2週間ほど雌が温めなければなりません。
ヒナは3週間ほどで成鳥になり、飛び始めます。
ツバメは成長が早く、一度の子育てにかかる期間が短いのが特徴です。うまく条件が合えば、1シーズンで3回も子育てができます。
ただし、ツバメの観察ができるのは、1年のうちごく限られた期間のみです。
ツバメの種類と特徴を表で解説
日本に渡ってくるツバメには、どのような種類がいるのでしょうか。
ツバメの種類によって、国内の渡来エリアや巣を作る場所、巣の形状が異なります。
ヒメアマツバメだけは種別が違い、ほかのツバメが使った巣を再利用する習性を持っています。ショウドウツバメは、土性の崖に横穴を掘って巣を作るのが特徴です。
ツバメの観察をする際には、飛来エリアと巣の形状、巣を作る場所から、ある程度種類を見分けることができます。
ツバメが同じ巣に戻ってくる割合
ツバメが巣を作る時期は、早くて3月末頃です。古い巣を補修するか新しく巣を作り、4月末頃から子育てを開始します。
毎年、同じ個体が巣に戻ってくると思っている人も多いようですが、そうとは限りません。雄と雌のうち、どちらか一方が同じ巣に戻ってくる確率は15%程度といわれています。
数値だけを見ると戻ってくる確率が低いように感じられますが、寿命を踏まえると、決して低いとはいえません。
雄か雌の片方が命を落として、パートナーの入れ替わりを繰り返すうちに、両方とも別のツバメに替わるケースも多いようです。
研究によると、ツバメには同じ巣に戻ろうとする習性があることが分かっています。
翌年もツバメに巣に戻ってきてもらうために注意したい点
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ツバメは、人間の近くにいると、天敵のカラスやヘビが近寄ってこないと知っているようです。あえて人間の居住エリアに巣を作るのは、安全にヒナを育てるためでしょう。
人の動きとツバメの巣の分布や割合を比較した研究結果はまだありませんが、関連性を否定できないのも事実です。
ツバメは人間がいる場所を好むため、人の顔も覚えているのかもしれません。また、人を選んで近くに巣を作るという説もあります。
翌年もツバメに戻ってきてもらうためには、以下の2点に注意して警戒心や不安を煽らないことが大切です。
ツバメが抱卵している時期や、ヒナの子育てをしている期間は、親の警戒心が強くなっています。ツバメの観察をする場合は、刺激を与えず適度な距離を保ちながら短時間で済ませましょう。
翌年、ツバメが同じ巣に戻ってくる可能性もあります。また、ほかのツバメが作った古巣を利用するケースもあるため、取り壊さずそのままにしておきましょう。
ツバメが寝る場所は巣以外にもある
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ツバメは、卵を温める『抱卵』の時期や、子育ての期間を巣で過ごします。
ヒナが成長して巣が狭くなると親鳥は巣の周辺で眠り、子供が巣立つまでは、そばから離れません。
巣立った後も、ヒナはしばらくの間、巣に戻ってきて夜を過ごします。親鳥から狩りや飛び方を教えてもらうまでは、巣に戻って眠るためです。
基本的にツバメには、群れて寝る習性があり、巣立ったツバメはヨシ原などに『ねぐら』を作ります。『ヨシ』とは、湖沼や河川、海岸などの水辺に生える植物のことです。
日本に渡ってきて巣を作り始めるまでの期間や、巣立った後に南国へ向かうまでの間は、ねぐらを利用します。
ねぐらは9月末頃にはなくなりますが、春から夏の間は『ねぐら』でもツバメを観察できるでしょう。
ツバメの平均寿命は1~2年だが巣は残しておこう
ツバメの寿命は1~2年と短命な傾向にあるため、翌年に同じ個体が戻ってくる確率は低いでしょう。
ただし、ツバメは前年の巣を好むため、激しい生存競争で生き延びた場合は雄か雌のどちらかが戻ってくる可能性があります。
また、ほかのツバメが作った巣を利用するケースも少なくありません。
寒くなりツバメが南方へ移動した後も、巣をそのままにしておくことで翌年も戻ってきてくれる可能性が高くなります。
ツバメの生態には、まだ解明されていないことも多いのですが、翌年も観察を続けたい人は試してみましょう。
[文・構成/grape編集部]