使用済みの油で「絶対にやめて」 企業の注意点に「もうやらない」
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- 出典
- 昭和産業株式会社
揚げ物をした後、使用済みの油をどう処理すればいいのか悩む人は多いものです。
できるだけ楽に処理したいところですが、方法を間違えると思わぬトラブルを引き起こしてしまう恐れもあります。
使用済み油を処理する際の注意点や正しい方法について、小麦粉や植物油のメーカーである昭和産業株式会社の公式サイトより紹介。参考にしてみてください。
油を流しに捨てるのは絶対にやめて
使用済み油の処理について、昭和産業は公式サイトで以下のように注意喚起しています。
少量の油であれば、台所用洗剤でこすりながら洗い流せるのでは…と思う人も多いのではないでしょうか。昭和産業公式サイトによると、この方法はNGとのこと。油で汚れた下水をきれいにするための負担は、非常に重くなってしまいます。
より身近な影響としては、排水口の詰まりが挙げられるでしょう。温かい状態では液体状の油ですが、排水管を流れるうちに徐々に冷えて固形化していきます。手が届かない部分で油が固まり詰まってしまえば、解消するのは簡単ではありません。
プロの手を借り、修理費用を払って対応してもらうことになるでしょう。
油の正しい処理方法とは
使い終わった油の処理方法には、大きく分けて3つの種類があります。油の状態や量、自治体の対応状況などを踏まえて、ご自身に合った方法を選択してください。
もっともおすすめなのは、自治体などが実施している廃食用油の回収を利用する方法です。処分したい油をボトルなどに詰めて、ルールに従って回収場所へと出しましょう。資源として再利用されるので、無駄がありません。
続いては、市販の油凝固剤を使う方法です。使い終わった油に入れると固まるので、そのまま燃えるゴミとして処分しましょう。
3つ目は、ボロ布やペーパータオル、古新聞などに吸収させ、燃えるゴミとして処分する方法です。こちらを選択する場合、油だけではなく水も一緒に含ませてください。自然発火を防ぐために重要なポイントです。
使い終わった後の油を、流しにそのまま流すのは厳禁です。正しい方法で適切に処理しましょう。
揚げ物をした後以外に、炒め物をした後のギトギト油汚れも、一度古新聞などで拭き取るのがおすすめです。排水口に流れる油の量が少なくなり、詰まり予防につながりますよ。
[文・構成/grape編集部]