『知育』ってなに?基本的な知識と代表的な方法をご紹介
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みなさんは、『知育』という言葉を耳にしたことはありますか。
知育は、子供の知的能力を育むための取り組みで、判断力や想像力、推察力などの知的思考能力を養う教育の1つです。
そんな知育について「具体的に何をすればよいのかピンとこない」という人も多いのではないでしょうか。
本記事では、知育についての基礎知識や、子供の年齢別のポイントなどを紹介します。子供の知育に取り組む際は、ぜひ参考にしてみてください。
知育とは?
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知育は『知育』『体育』『徳育』の3つからなる『三育』の中の1つです。
三育とは、イギリスの学者であるハーバート・スペンサーが、1860年の著書『教育論』で提唱した考え方で、教育の基本原理とされています。
ちなみに、知育のほかに三育を構成する『体育』は、健康な身体や運動能力を育てるための教育で、『徳育』は道徳心を養い豊かな心を育てるための教育のことをいいます。
知育の重要性
知育をおこなうと、子供の発達や成長などによい影響をもたらすといわれています。
脳の成長が著しいといわれる幼少期に知育を取り入れると、知的能力の向上に役立つ可能性があるのだとか。
自主的に物事を考えたり、社会生活を送る上で適切な判断力が身に付いたりするため、豊かな人間形成につながるでしょう。
『知育』と教育や遊びの違い
知育と教育、知育と遊びには、一見大きな違いがないように見えるかもしれません。
厳密には、教育は主に知識や技能を学び、能力を伸ばすことを指します。学校などで習う文字の読み書きや計算などがそれに当たるでしょう。
遊びと知育も似ていますが、知育は子供の知能を育むことを目的とした行為であり、その点が遊びと異なります。教育も遊びも、子供にとっては大切な学びの一部なのです。
代表的な知育の方法と種類
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知育に取り組む際は、知育玩具や知育菓子、または知育アプリなどを使うのが代表的な方法です。
これらのほかにもさまざまな方法があるため、以下でそれぞれ紹介します。取り入れやすい方法を見つけて、実践してみてください。
知育玩具を使う
知育玩具は、子供の発達や成長をうながすことを目的としたオモチャで、主に積み木、ブロックやパズルなどがあります。
子供の好奇心や五感を刺激することができるため、思考力や想像力を育む道具として最適でしょう。
モンテッソーリ教育と知育玩具
知育玩具の中には『モンテッソーリ教育』と関係しているものもあります。
モンテッソーリ教育とは、医師で教育家のマリア・モンテッソーリ博士が考案した教育法で、子供が自分で発達しようとする力を重視した方法のことです。
子供が自発的に学びたくなるオモチャや、達成感を味わうことができるようなオモチャは、知育やモンテッソーリ教育に適しているでしょう。
知育菓子を使う
知育菓子は、工作をするように作って遊ぶことができる菓子です。
生地を混ぜたり形成したりして創造力を育むことができるだけでなく、料理の基本を教えるきっかけにもなります。
手先や指先を使う訓練になるものや、トッピングやデコレーションなどを考えるものなど、種類は豊富です。子供の年齢や成長に合った種類を選ぶとよいでしょう。
知育アプリを使う
知育アプリは、知育に特化したスマホやタブレットのアプリで、外出先や移動中などでも手軽に取り組めることが魅力。
さまざまな種類の知育アプリがありますが、中でもゲームタイプのものは、子供も大人も親しみやすいかもしれません。
画面を長時間見続けると視力低下を招いたり、運動不足になったりする可能性もあるため、適切に活用しましょう。
知育教室に通う
知育にしっかり取り組みたいと思ったら、知育教室に通うのも一手です。
子供の年齢や発達段階に合わせたカリキュラムが組まれていたり、適切なアドバイスを受けたりできるでしょう。
教室の先生や子供たちと触れ合うことによって、社交性や協調性を身に付けるチャンスも生まれますよ。
暮らしの中で知育を意識する
ここまでに紹介した道具や手段などでなくても、暮らしの中で知育につながる体験をすることは可能です。
例えば、折り紙や工作、体操や歌などは、知育に適しています。
また、ハンカチを真っ直ぐにたたんだり、花に水やりをしたりするなど、簡単な家事の手伝いも知育の一環となるでしょう。
身の回りの日常的な家事や習慣などを、さまざまな視点からとらえて、知育にしてみるのも面白そうですね。
年齢別に見る知育のポイント
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知育をおこなう際は、子供の年齢や発達に応じて適切な内容を選ぶことが大切です。
子供の年齢によっては、簡単にできてしまうこともあれば、難しすぎることもあります。
その子にとって楽しく、ほどよく難しく、さまざまな成果が生まれるような内容が好ましいでしょう。
ここからは、年齢別に押さえておきたいポイントを解説します。
0~1歳
0〜1歳は視覚や聴覚、触覚が敏感に反応する時期です。『見る』『聴く』『触る』といった知覚を意識した知育が適しているでしょう。
カラフルな色を見せたり、頻繁に話しかけてあげたりすると感覚が刺激され、発達をうながすことができます。
そのほか、鈴が付いた積み木など音の出るオモチャで遊んだり、こちらの表情をしっかり見せながら話しかけたりするのもおすすめです。
2~3歳
2~3歳になると、さまざまなものに好奇心を持ち、動き回って遊ぶことができるようになります。
話せる言葉が増え、会話をする楽しさや思いを伝えることの達成感を味わうことができるようになるため、ごっこ遊びをしてみるとよいでしょう。
手先が器用になり、立体感覚や色に対する認識などが深まるため、積み木、パズルやお絵描きなどを通して創造力を養うのにもぴったりな時期です。
4歳~
4歳を過ぎると、より多くの言葉を理解することができるようになります。中には、数字が分かる子供もいるでしょう。
絵本や数字を用いたゲームなどを通して、子供が関心を持っている分野を重点的にトレーニングしてみてください。
4歳以降は保育園や幼稚園に通う子供も多いため、子供同士でごっこ遊びや、ルールのある遊びをすると、社会性を身に付けるきっかけとなります。
知育をする上で意識しておきたいこと
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子育てに知育を取り入れる際、より効果的におこなうために意識しておきたいことが3つあります。
中には、親心からついやってしまいがちなこともあるでしょう。それぞれ詳しく解説するため、参考にしてみてください。
親子で一緒に取り組む
知育は、親子でコミュニケーションを取りながら、一緒に取り組むことが大切です。
親との会話やスキンシップなどを通して、子供は親からの愛情を感じ、自己肯定感を育むことができます。
絵本の読み聞かせのように一緒にできることや、子供の行動を褒めてあげたり、興味を持ってあげたりすることも、知育をおこなう上では大切です。
一緒に知育に取り組んで、子供がにっこり笑顔になる瞬間や、日々成長していく様子を見守りましょう。
子供の成長を急いだり比べたりしない
場合によっては、子供がほかの子と比べて思うようにできず、進みが遅くなることもあります。
遅れを取っていることが気になって、焦ってしまうかもしれませんが、子供の成長スピードは人それぞれ。それも個性の一部であることを忘れないようにしましょう。
ほかの子と比べてできない部分を見るのではなく、子供の得意な部分を見つけて伸ばしてあげることで、才能が大きく花開くかもしれませんよ。
子供の取り組みを見守る
知育において特に大事なのは、子供の取り組みをじっくり見守る姿勢を持つことです。
なかなかうまくいかなくても、「どうやったらできるのだろう」と子供が考えるきっかけになるため、思考力を養うことにつながります。
大人のサポートが必要な時や、子供が「教えて」と聞きにくるまでは、そっと見守ってあげましょう。
子供と一緒に知育を始めてみよう
知育は、子供の知的能力を高めていく教育の1つです。
知育玩具や知育菓子のほかに、知育アプリを使ったり、知育教室に通ったりすることも、よりよい知育につながります。
そのほか、何気ないコミュニケーションや家事の手伝いなど、日常生活の中でも知育を意識しながら、子供に合った方法を選んでみてください。
子供の可能性をグングン伸ばすためにも、親子で楽しみながら知育を取り組んでみてはいかがでしょうか。
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[文・構成/grape編集部]