ホームレスから告げられた『働けない理由』に衝撃…彼は、世界に訴えかけた
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アメリカ合衆国フロリダ州に住む男性、グレッグ・スミスさんには、大切な友達がいます。
彼女は、ホームレスのエイミー・ジョーさん。
グレッグさんはある日、エイミーさんとの話をFacebookに投稿しました。世界中の人たちへ、とある『願い』を込めて…。
『エイミー・ジョー』との出会い
2人の出会いは、職場の近くのダウンタウン。毎週街角ですれ違うたび、ホームレスの女性…エイミーさんは、笑顔で声をかけてきました。
「おはようございます!あなたに神のご加護があらんことを!」
そんな彼女が、グレッグさんは不思議でなりませんでした。
自分のようなスーツを着た人間がダウンタウンを歩けば、頻繁にホームレスから物乞いをされる…。なのにこの女性は、一度もお金をせびったりしないからです。
気づけばグレッグさんは、エイミーさんに話しかけるようになっていました。
そして、いつしか2人は毎週一緒に昼ご飯を食べる仲になっていたのです。
ある日、彼は『とある疑問』を口にした
毎週30分から1時間エイミーさんと話をしているうちに、グレッグさんは疑問を抱くようになりました。
前向きで優しい彼女は、タバコも吸わなければ、お酒やドラッグもノータッチ。「そんな彼女が、なぜホームレスに?」と思ったのです。
「私が、字を読むことができないからよ。
字が読めないと、仕事を見つけることはとても難しいの」
思い切って問うと、悲しそうに理由を話し始めたエイミーさん。
「ご飯を買うお金があったら、図書館へ行くわ。
本を借りて、字の勉強をしたいから」
少しでもお金が手に入ったら、近隣の有料図書館へ赴いて勉強をしている…エイミーさんはそう言いました。
この言葉に、グレッグさんは衝撃を受けます。『食べることを我慢してでも、字の勉強をしなければならない人がいる』ということに…。
そしてグレッグさんは、彼女のためにこんな提案をしました。
「来週から、お昼の時間に字を教えるよ!
僕が図書館から本を借りてくる。浮いたお金で、君はご飯を買うんだ」
それから2人は、毎週ご飯を食べながら勉強をしています。
グレッグさんが、多くの人に伝えたい言葉
彼は最後に、世界中の人へ訴えかけました。
この投稿は、エイミー・ジョーへの同情を求めているわけでも、僕の行動を自慢したいわけでもない。
この話が広まれば、他人に優しくできる人が増えるかもしれない…と思ったからだ。
世界にはエイミー・ジョーのように、困っている人がたくさんいる。
路上で生活している人に限らず、家族や友達の中にもいる可能性だってある。
そして、そんな人たちへ笑顔で挨拶をするだけで、誰かを救うことができるかもしれない。
僕はこれからも、そんな人たちを助けて行こうと思っている。
もし僕の言葉が伝わったら、この話を広めてほしい。同意してもらえなくても構わない。
でも、実際に行動しないとなにも変わらないんだ。
あなたにとっての『エイミー・ジョー』は誰だい?
笑顔で挨拶をするだけで、困っている人を助け出すことができるかもしれない、ということを書き記したグレッグさん。
投稿はまたたく間に広まり、彼のもとには『それぞれのエイミー・ジョー』を助けた体験談が数多く寄せられました。
もしかしたら、あなたの周りにも『エイミー・ジョー』がいるかもしれません。そんな時は、笑顔で挨拶するところから始めてみてはいかがでしょうか。最初は小さな優しさでも、その行動をきっかけに人を救えるはずです。