逮捕≠有罪 不可避と思しき交通事故の加害者に対する実名報道に疑問の声!
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2016年5月6日、非常に痛ましい交通事故が起こりました。
場所は東京都の国分寺市。7か月になる赤ちゃんをおんぶし、自転車を運転していた母親が道路に飛び出し、車と衝突。7か月になる赤ちゃんが命を落としました。
事故の状況を簡単に説明すると以下の通りです。
渋滞中の道路を自転車で横断しようとした母親。この母親は本来、横断すべきではないところを横断しようと、道路に飛び出します。車からも母親からも、互いが死角になっていたのか、反対車線を走って来た車と、母親が運転する自転車が衝突。おんぶされていた7か月になる赤ちゃんが命を落としました。
この交通事故を巡り、Twitterにはさまざまな意見が飛び交っています。
「運転手が逮捕されるのはおかしい」「赤ちゃんを背負って、母親の自殺行為」
基本的には運転手に同情し、母親を非難する投稿が多く見られます。
死角から突然飛び出してくる自転車を避ける、あるいは衝突前に停止するというのは簡単なことではありません。運転手に同情が集まるのも理解できるような気がします。
実名報道に問題がある?
この交通事故に関連して、「逮捕」「有罪」に加え、「実名報道」というコトバに焦点を当てた意見がありました。
以下の3点がポイントです。
なんで逮捕するの?
そもそも、なぜ有罪が決まっていない段階で逮捕するのでしょうか。
「懲罰のために自由を束縛する」といった印象が強い逮捕ですが、そもそもこういった意味合いはないとのこと。あくまでも逃亡や証拠隠滅、自殺を防ぐなどの目的で行われています。
起訴 or 不起訴は誰が決める?
逮捕後、警察官による取り調べが行われます。
今回の場合であれば、現場検証や運転手への聞き取り、ドライブレコーダーがあればその映像の検証が行われるかもしれません。
こういった内容を総合的に判断し、運転手は起訴されるか、不起訴になるかが決まります。
実名報道の必要性
メディアが実名報道を行う理由は、主に「報道の正確性の向上のため」「公権力の監視を行うため」と言われています。
今回のケースが、こういった実名報道を行う理由に当たるか否かは意見が分かれるところ。Twitterでは「実名報道は不要だった」という意見が多く見られます。
なかなか難しい問題です。
ちなみに、実名報道に関しては報道各社が独自のガイドライン、判断に沿って決められています。法律で制限しようという動きもあるようですが、「報道の自由」とのバランスもあり、実現していないのが現状です。
さまざまな問題が複雑に絡み合った今回の交通事故。加害者となってしまった運転手に対する同情はもちろんですが、7か月の赤ちゃんが亡くなってしまったことが残念でなりません。
心からご冥福をお祈り致します。