「もはや脅し」 山奥で目にした看板に「素晴らしい!」「よくぞ言った」
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- 出典
- @cluesign
車やバイクなどの乗り物は、私たちの『足』となって遠方まで運んでくれる、文明の利器です。
しかし使い方を一歩誤れば、人の命を奪う凶器となってしまうことも。日本では毎日、全国で悲しい事故が発生しています。
事故を1件でも減らすため、社会で設けられているのが交通ルール。一人ひとりがルールを把握し、守ることで、社会が成り立っているといえるでしょう。
山奥で見かけた『注意喚起の看板』が話題に
全国各地の道路標識を調査している、滝原渡(@cluesign)さん。
ある日、東京都西多摩郡にある奥多摩町を訪れたところ、都内ではあまり見ることのない、珍しい看板を目にしたといいます。
西多摩郡が自然豊かな地域であることを念頭に置いた上で、看板の内容に目を通してみてください。
滝原さんによると、この看板があったのは同町にある奥多摩周遊道路川野ゲート。周囲は山であり、最寄りの圏央道や中央自動車道からも車で1時間以上かかります。
自然が美しく、静かで落ち着く場所ではありますが、それは何かが起こっても周囲に頼れる人が少ないということ。交通事故を起こしてしまっても、近くに大きな病院はありません。
「病院に収容されるまで2時間ほどかかります」というひと言は、大げさないい方ではなく、事実なのでしょう。
この看板を見て、「もはや脅しだ」と感じたという、滝原さん。しかしドライバーの命を守るため、あえて強く忠告をしていると考えると、むしろ優しさの詰まったメッセージといえますね。
この場所ならではといえる看板は拡散され、内容に多くの人から共感や称賛の声が寄せられました。
・素晴らしい!この書き方のほうが、倫理観に訴えるよりも効果的だと思う。
・この場所に行ったことがあるけれど、「病院まで2時間」は運がよければの話なんだよなあ…。
・よくぞいった。これくらい強くいわないと、危険な運転をする人の心には響かない。
交通事故を起こした人たちは、まさか自分がそんな事態を引き起こすとはまったく思っていなかったはず。
しかし、人生は何が起こるかが分かりません。どんなに安全運転を心がけていても、『絶対に事故を起こさない』とは断言できないでしょう。
この看板に書かれたメッセージを見て、ネット上にいる多くのドライバーが襟を正したようです!
[文・構成/grape編集部]