母の死を乗り越え、1人で弟を育て上げた『成宮寛貴』 その深い兄弟愛に涙 By - grape編集部 公開:2016-05-23 更新:2021-03-02 家族愛成宮寛貴 Share Post LINE はてな コメント 出典:Ogiyoshisan 数多くのドラマに出演し、その演技力に定評がある俳優『成宮寛貴(なりみや ひろき)』さん。 2016年5月現在、放送中のドラマ『不機嫌な果実』に出演しており、多くの方の心を捉えています。 爽やかで、いつも優しい笑顔を浮かべているのが印象的ですね。 そんな成宮さんですが、実は俳優として成功した裏には大変な苦労がありました。まるでドラマのような、成宮さんの過去をご紹介します。 弟のために全ての青春を捧げる 幼少期を母子家庭で育った成宮さん。まだ14歳の時、身体が弱かったお母さんが体調を崩し、若くして亡くなってしまいます。 小学生である6歳下の弟と、心細い二人暮らし。どうにか生活していくために、成宮さんは引越しのアルバイトで働き始めます。 それから数年は昼夜問わず働き詰め。同年代の人が学校で過ごす青春時代を、成宮さんはとにかく働いて過ごしました。そんな中でも、弟にお弁当を作ってあげるのは欠かさなかったそう。 成宮さんが芸能界に入るきっかけも、弟の進学のためでした。進学させるためには多くのお金が必要。少しでも良い給料を得るために「中卒である自分ができることは何か」を必死に考え、選んだ道が俳優だったのです。 俳優業で成功を収め、働いたお金で弟を高校・大学へと進学させます。中卒であることで、学歴は大事だと身に沁みていた成宮さん。弟をより良い大学にいかせようと「一年浪人して有名な大学に進学してくれ」と頼んだこともありました。 その後、弟は無事に大学を卒業・就職し、今では結婚して幸せに暮らしているそうです。 自分の青春を捧げ、父となり母となり弟を立派に育てあげた成宮さん。いつも笑顔の彼の裏には、こんな苦労があったのですね。 弟から兄へ宛てた手紙 笑福亭鶴瓶さんが司会を勤めるトーク番組『A-Studio』に成宮さんがゲストとして出演したとき、弟からの感謝の手紙が送られました。その内容をご紹介します。 兄へ 幼少の頃は母が出張で、留守にしがちでよく二人で留守番をしていましたね。 イタズラ好きな兄は、寂しくないようにと私をからかい泣かしていました。 お蔭で泣かされていた記憶が多いです。 母が亡くなった葬儀の時は、泣いてばかりの私に「最後ぐらい我慢しろ。お母さん心配で休めないぞ。これからは二人で頑張ろう」と涙をため、手を強く握りながら言っていたのを今でも強く覚えています。 二人で生活を始めてからは、家にも帰れないような忙しさの中でも「人気商売だからここで頑張らないと」と台本を片手に家を出ていく姿は本当にかっこよかったです。 当時、まだ二十歳ぐらいだったにも関わらず、兄は私に父のように、母のように厳しく、優しく、接してくれました。 そのお蔭で私は進んでこれたのだと思います。 兄が当たり前のように自分の青春に変えてまで、弟を育ててくれたことに感謝してもしきれません。 本当にありがとうございました。 これからもお身体に気をつけて頑張ってください。 弟より・・・ A-Studio ーより引用 涙を堪えながら、弟の手紙の内容を聴く成宮さんの姿が印象的でした。 自身の成功より、まずは弟の幸せを願った成宮さん。俳優としてだけでなく、一人の人間として本当にかっこいい方だったんですね。その深い兄弟愛に、目頭が熱くなりました。 [文・構成/grape編集部] 三谷幸喜は打ち上げに行かない、なぜなら… 「理由を聞いて納得」「感心した」打ち上げが嫌いですぐに帰る三谷幸喜さん。その理由に納得の声が上がりました。 これはリピ確定! ギャル曽根が教えるトーストアレンジが簡単なのに超おいしいギャル曽根さんがトーストのアレンジを紹介!これでマンネリ化している人も卒業できますよ。 出典 A-Studio Share Post LINE はてな コメント
数多くのドラマに出演し、その演技力に定評がある俳優『成宮寛貴(なりみや ひろき)』さん。
2016年5月現在、放送中のドラマ『不機嫌な果実』に出演しており、多くの方の心を捉えています。
爽やかで、いつも優しい笑顔を浮かべているのが印象的ですね。
そんな成宮さんですが、実は俳優として成功した裏には大変な苦労がありました。まるでドラマのような、成宮さんの過去をご紹介します。
弟のために全ての青春を捧げる
幼少期を母子家庭で育った成宮さん。まだ14歳の時、身体が弱かったお母さんが体調を崩し、若くして亡くなってしまいます。
小学生である6歳下の弟と、心細い二人暮らし。どうにか生活していくために、成宮さんは引越しのアルバイトで働き始めます。
それから数年は昼夜問わず働き詰め。同年代の人が学校で過ごす青春時代を、成宮さんはとにかく働いて過ごしました。そんな中でも、弟にお弁当を作ってあげるのは欠かさなかったそう。
成宮さんが芸能界に入るきっかけも、弟の進学のためでした。進学させるためには多くのお金が必要。少しでも良い給料を得るために「中卒である自分ができることは何か」を必死に考え、選んだ道が俳優だったのです。
俳優業で成功を収め、働いたお金で弟を高校・大学へと進学させます。中卒であることで、学歴は大事だと身に沁みていた成宮さん。弟をより良い大学にいかせようと「一年浪人して有名な大学に進学してくれ」と頼んだこともありました。
その後、弟は無事に大学を卒業・就職し、今では結婚して幸せに暮らしているそうです。
自分の青春を捧げ、父となり母となり弟を立派に育てあげた成宮さん。いつも笑顔の彼の裏には、こんな苦労があったのですね。
弟から兄へ宛てた手紙
笑福亭鶴瓶さんが司会を勤めるトーク番組『A-Studio』に成宮さんがゲストとして出演したとき、弟からの感謝の手紙が送られました。その内容をご紹介します。
涙を堪えながら、弟の手紙の内容を聴く成宮さんの姿が印象的でした。
自身の成功より、まずは弟の幸せを願った成宮さん。俳優としてだけでなく、一人の人間として本当にかっこいい方だったんですね。その深い兄弟愛に、目頭が熱くなりました。
[文・構成/grape編集部]