「年末のスーパーで『???』となるもの」 写真に「全国共通じゃないの!?」
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値引きシールが貼られた海鮮丼、よく見ると? 「これは欲しい」北海道在住の咲来(@sakkurusan)さんは、千歳市にある道の駅『サーモンパーク千歳』で撮影した写真をXに投稿。北海道らしい光景に、うらやむ声が相次ぎました!

たけのこ掘りの際カゴを置き去りに、1日後…「さすがに二度見した」「1日でこれかぁ」「昨日は確かに何もなかったはずなのですが、竹林に忘れ物をすると時々こういったことが起こります…」という不穏な言葉をXに残し、当時の『現場』を公開したのは、@natuzundaさんです。竹林でのエピソードには、なんと12万件以上の『いいね』が寄せられています。
- 出典
- @sakkurusan
「北海道に移住した1年生が、年末のスーパーマーケット(以下、スーパー)で『???』となるもの」
そんな言葉と一緒に、2枚の写真をXに投稿したのは、北海道在住の咲来(@sakkurusan)さん。
年末になると、スーパーには、かまぼこや黒豆など、おせち料理の材料が並びます。
どんなおせちにも入っているような、メジャーな具は、売り場面積の多くを占めているでしょう。
北海道のスーパーも、それは変わらないのですが、並んでいる商品が他県とは違いました。
売り場の前には「これを探していたんでしょう?」といわんばかりの、目立つ幟(のぼり)が立てられていて…。
北海道だけでなく、青森県など北東北に在住の人たちも「あ~、これね!」と分かるかもしれません。
しかし、ほかの地域の人たちは『口取り』と書かれても、何か分からないはず。
『口取り』とは、エビや鯛(タイ)など、縁起のいいごちそうを模した練り切りや羊羹(ようかん)のこと。
北海道では大晦日から正月にかけて、和菓子を食べる習慣があるため、スーパーに専用のコーナーが設けられ、盛大に『口取り』が販売されるそうです。
咲来さんによると、日糧製パン株式会社という道内大手の製パンメーカーが、大量生産するのがお約束とのこと。
『口取り』はネット上で話題となり、食べたことがある人から、初めて知った人々まで、さまざまな声が集まりました。
・懐かしいな。亡き祖父がいつも買ってくれた、思い出の味だ。
・『口取り』って名前を知らなかった。たまに、サクランボ型だけお重のおせちに入っていることない?
・えっ…『口取り』って全国共通じゃないの!?親がいつも用意してくれているよ。
・北海道から引っ越した私。『口取り』なしの、初めての大晦日(おおみそか)でさびしい気持ち。
・正月に、妻の実家に行ったら当然のように出てきたな。頭を掻きむしりたくなるほど甘い。
また、「『口取り』ではないけど、東京のスーパーでは干支などを模した練り切りが販売されるので、かわいさから毎年お正月に食べている」という声も。
『口取り』に限らず、大晦日や正月に、おせちと一緒に和菓子を食べる習慣自体は、全国にじんわりと広まっているのかもしれませんね。
とはいえ、やはりエビの再現度などは、『口取り』が群を抜いているかもしれません。
本場の『口取り』を食べると、おせちに欠かせない一品となることでしょう!
[文・構成/grape編集部]