道民「分かるね?」 歩くと怖い場所の写真に「自分のトラウマ」の声
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秋田県のスーパーで買った鮭弁当 フタを開けたら?「笑った」「世界は広いわ」「秋田県のわりとマジでおすすめなグルメ」というコメントを添えて、Xに写真を投稿したのは、鬼灯すすき(@susuki_hozuki)さん。 秋田県の有名な食べ物といえば、きりたんぽや稲庭うどんなどを、思い浮かべる人が多いでしょう。しかし、ほかにも秋田県の名物があるのだとか。
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- 出典
- @sakkurusan/内閣府
日本各地が記録的な豪雪に見舞われた、2025年2月。
除雪車が必要なほど雪が積もった道はもちろん、数cmの積雪で済んだ地域も、足元には注意が必要です。
柔らかな新雪はまだ歩きやすいのですが、凍結後はケガや事故の可能性が跳ね上がるでしょう。
油断できない!寒い時期のアスファルト
「どちらが殺傷能力があるかは、分かるね?」
そんな問いと一緒に、2枚の写真を並べてXに投稿したのは、北海道在住の咲来(@sakkurusan)さん。
豪雪地帯で暮らしているからこそ、身に染みている雪道の危険を発信しています。
1枚目は、ところどころに雪の塊がある、でこぼこした歩道。2枚目は、雪がほぼ解けて濡れているだけの駐車場に見えるのですが…。
あなたは、どちらの光景に危機感を覚えるでしょうか。
1枚目の写真は、雪が踏み固められた『圧雪』と呼ばれる状態。
雪の表面のみが凍って、光沢があるのが特徴で、滑りやすいため要注意です。1cm以上の降雪があった、24時間以内に形成されることが多いそうなので、雪の状態をよく見て歩きたいですね。
そして、安全に見えた2枚目も、実は『ブラックアイスバーン』という名で知られる、非常に危険な状態でした!
低気温時に発生しやすい路面凍結現象が『アイスバーン』で、中でも「ドライバーから見て濡れただけの黒いアスファルトに見える状態」を『ブラックアイスバーン』といいます。
この状態の道を油断して運転したり、歩いたりすれば、バランスを崩してしまうでしょう。
咲来さんは、実体験をもとに、次のように語っています。
『ブラックアイスバーン』は、理解して気を付ければいいのですが…。雪が降った朝など、凍結路の上にパウダースノーが乗った状態も、かなり危ないですね。
パウダースノーを踏んだ瞬間に、下の氷でズルッと滑るので。駐車場で、車から降りる時の1歩目が緊張します。
ある程度の水分を含んで、『圧雪』されていたほうがマシです。
道路上だと、冬用の滑りにくいスタッドレスタイヤで磨かれた、スケートリンクのような『ミラーバーン』状態になるとかなり怖いですね。自分が子供の頃は、金属製のピンが付いたスパイクタイヤ時代で、このようにスケートリンクみたいになることはなかったと思います。
再度雪が積もると、『ブラックアイスバーン』がおおわれて、見えなくなっている場合があるとのこと。降雪の頻度によっては、気を付けたほうがいいでしょう。
咲来さんと同じく、雪道の違いを実感している人たちは、写真を見てすぐにピンときた様子。
投稿には、恐怖体験を思い出したようなコメントが続々と寄せられました。
・悪名高い『ブラックアイスバーン』じゃないですか!初見だと分からない人が多いですよね!!
・自分のトラウマ。2枚目は、まともに歩ける気がしません。
・自転車で数mは滑った。黒い道は怖い…。
・1枚目は、転ぶと痛すぎるけど、まだ凹凸があるからいいんだよ!『ブラックアイスバーン』は気を付けても滑る。マジで無理。
・濡れているだけに見せかけて凍っている罠。移動が命がけになる。
身につけたい歩き方
『ブラックアイスバーン』は、冷え込む夜間や朝方、日陰などで発生しやすいそうで、自治体なども注意を呼び掛けています。
黒く濡れて見えるアスファルトを通過する時は、「もしや…」と身構えておいたほうがいいかもしれません。
迂回したほうが賢明ですが、どうしても徒歩で通らなければいけない場合は、事前に滑り止め対策などをしたうえで、内閣府が推奨している歩き方をしましょう。
万が一の転倒の衝撃に備えつつ、転びにくい歩き方を実践すれば、ケガの可能性を減らせるはず。
雪道の知識を生かして過ごし、雪解けの日を待ちたいですね。
[文・構成/grape編集部]