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「カイロの使用期限切れって大丈夫?」知っておきたい注意点と使用済みカイロを再活用する方法を紹介!

By - grape編集部  公開:  更新:

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※写真はイメージ

寒くなってきてカイロを使おうとしたら、「使用期限が切れている」と困った経験はありませんか。

そんな時「まだ使えるの?使ったら危ない?」と気になりますよね。

結論として、使用期限が切れたカイロはまったく使えないわけではありません。ただし、温度や持続時間の様子を見ながら使用しましょう。

この記事では、期限切れカイロを使用する際に知っておきたい注意点をはじめ、カイロについて詳しく紹介していきます。

使い捨てカイロの使用期限とは?

使い捨てカイロの使用期限とは?

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寒い季節に欠かせない使い捨てカイロですが、意外と知られていないのが『使用期限』の存在ではないでしょうか。

「カイロは使い捨てだから、いつでも使えるのでは?」と思うかもしれません。

使用期限がすぎても使える場合はありますが、長期間放置すると性能が低下し、十分な温かさを得られないことがあります。開封後に確認しながら使ってください。

ここでは、使用期限の確認方法や、なぜ使用期限があるのかを詳しく見ていきましょう。

カイロの使用期限はどこで確認できる?

カイロの使用期限はパッケージや個包装の袋の裏側に記載されていることが多いものの、メーカーによって記載されている位置は異なります。

手持ちのカイロでは、どこに使用期限が記載されているのかを確認してみてください。

カイロの使用期限については、製造から3~5年が目安といわれています。

未開封であっても時間の経過とともに劣化するため、購入時や保管中に「いつまでに使う」など、メモ書きを一緒に残しておくと分かりやすいです。

また、使用期限の異なるカイロが複数ある場合は、期限の短いものから手前に収納するといいでしょう。

メーカーはなぜ使用期限を設定しているの?

メーカーがカイロの使用期限を設定しているのは『温度や持続時間を保証するため』というのが理由のようです。

カイロや消臭剤などを販売するエステー株式会社のウェブサイトは、使用期限がすぎた場合の使用について以下のように回答しています。

カイロの有効期限は、パッケージに表示された持続時間や温度などを保証する期限です。全く使えなくなることはありませんが、徐々に性能が下がり、持続時間が短くなる、温度が高くなる場合がありますので、お早めにご使用いただきますようお願いいたします。

エステー株式会社 ーより引用

カイロは、袋の中に入っている鉄粉が空気中の酸素と反応して熱を発する仕組みになっており、時間が経つと鉄粉の酸化が進み、最後には発熱しにくくなります。

未使用の時には外側のフィルムで空気に触れないように保護されていますが、内部の成分が湿気を吸収すると性能が落ちるため、メーカーは目安として適切な使用期限を設定しているようです。

期限が切れていても使って大丈夫?貼るタイプのカイロはどう使う?

使用期限がすぎたカイロでも、未開封で適切に保管されていれば1~2年程度は使えることがあるそう。

ただし、発熱しなかったり温度が低くなったりする可能性があるため、開封後に温まるかどうかを確認してから使うようにしましょう。

貼るタイプのカイロの場合は、メーカーが記載しているよりも高温になってしまう可能性を考慮し、折りたたんで使うことをおすすめします。

使用期限をすぎていても、貼らないタイプのカイロのようにして使えば、低温やけどの心配も少なくなるのではないでしょうか。

期限切れカイロを使用する際の注意点・知っておきたいこと

期限切れカイロを使用する際の注意点・知っておきたいこと

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カイロは冬の必需品として多くの人に愛用されていますが、使用期限がすぎたものについては効果が期待できないことも。

ここでは、期限切れカイロの使用時に知っておきたいことや、気を付けるべき点をいくつか紹介します。

発熱しない可能性がある

期限切れのカイロは、鉄粉の酸化が進み発熱しにくくなることがあります。開封後しばらく経っても温まらない場合は、使用を控えましょう。

ただし、使用期限切れカイロの開封後に「なかなか温まらないから」と、すぐにゴミ箱に捨てるのはやめてください。

時間が経過してからカイロが発熱し始める可能性もあるため、熱を発していないことを確認した上で捨てることをおすすめします。

医薬品やスキンケア製品を販売している小林製薬株式会社(以下、小林製薬)のウェブサイトによると、カイロが発火する危険性について以下のように回答しています。

酸化反応が終了するまでしばらく温かい状態が続きますが、 カイロが発火したり、物を燃やすなどの危険性はありません。 自然と冷めますのでご安心ください。

小林製薬 ーより引用

小林製薬によると、発火の恐れがないため、使い捨てカイロを温かい状態で捨てても問題ないとのことですが、冷めた後に廃棄すると安心です。

温度が不安定になることがある

使用期限をすぎたカイロは、発熱しても通常より温度が低かったり、一時的に高温になったりする可能性があるとのこと。

安全のため、薄手のハンカチで包んで使用したり、カイロを入れる専用ケースを併用したりして、肌に直接触れないように注意しながら使用するといいかもしれませんね。

貼るタイプのカイロの場合、急に高温になる可能性を考慮し、衣服に貼り付けるのは避けましょう。

持続時間が不安定な可能性がある

期限切れのカイロは、発熱が始まっても持続時間がメーカー記載の時間よりも短くなることがあるそうです。

特に長時間使用を予定している場合には、新しいカイロと併用するのがおすすめ。

この後でカイロを長持ちさせる工夫やポイントも紹介するので、「1つのカイロをできるだけ長く使いたい」という人はそちらも参考にしてくださいね。

使用済みカイロの意外な活用法

使用済みカイロの意外な活用法

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カイロの使用後は「そのまま捨てるしかない」と思われがちですが、実は使用済みのカイロは別の用途にも使えます。

使用期限をすぎてカイロが発熱しなくなった場合にも、これから紹介する方法が活用できます。

「もう使えない」と思ってカイロを捨ててしまう前に、ほかの用途で再活用できないかをチェックしてみましょう。

靴やブーツの消臭・乾燥剤として使う

帰宅して靴を脱いだ時に、靴の臭いや中敷きの湿りが気になることはありませんか。

「臭いや湿気をどうにかしたい」という時に試してみてほしいのが、使用済みで発熱の終わったカイロを靴やブーツの消臭・乾燥剤として活用する方法です。

カイロの中には活性炭という物質や『バーミキュライト』という園芸用などに使われる土壌改良用の土が含まれており、臭いや湿気を吸収する特性があります。

そのため、使用済みのカイロをそのまま靴やブーツに入れておくだけで、臭いの軽減と乾燥を助ける効果が期待できるのだとか。

雨の日で靴が濡れた時や、汗をかいて気になる時に活用してみたいですね!

除湿剤として使う

続いて紹介するのは、カイロの中身を除湿剤として活用する方法です。

袋を開けてカイロの中の粉を取り出すので、ばらまかないように新聞紙などを下に敷いてから作業しましょう。手順は以下の通りです。

  1. 発熱の終わったカイロの袋をはさみで切る。
  2. 中の粉を小皿などに移す。
  3. 小皿を、靴箱の中などに一緒に置いておく。

カイロの中身に含まれる物質が、湿気だけでなく臭いも吸収してくれるため、靴箱の消臭・除湿にぴったりではないでしょうか。

注意点としては、うっかり小皿をひっくり返してしまった時の後処理が大変なことです。

掃除機などで吸引すれば問題ありませんが、靴の出し入れの際に引っ掛けないように置き場所にも注意しましょう。

また、湿気のこもりやすいクローゼットなどに置くことで、湿気を吸収しカビを防ぐ効果も期待できるのだとか。

靴箱やクローゼット以外にも、湿気の気になる場所に試してみたいですね!

ただし、市販の除湿剤に比べると効果の持続性はそこまで高くないようです。効果が薄くなってきたと感じた場合は、別の使用済みカイロに取り換えるタイミングといえます。

再利用が終わったカイロの中身は、ポリ袋や新聞紙で包むといいでしょう。

最終的に使い捨てカイロを処分する際の注意点は、この記事の後半でも説明するので、そちらも参考にしてください。

肥料として使える場合がある

すべてのカイロが当てはまるわけではありませんが、中には植物を育てる際の肥料として活用できるタイプのカイロもあるのだとか。

肥料として利用可能なのは、塩が入っておらず『使用後の中身は土壌改良剤として再利用できます』などといった記載があるものに限ります。

カイロの成分には植物に有益な鉄粉が含まれており、土に混ぜることで鉄分補給ができるそうです。

また、園芸用にも使われている保湿性や保水性に優れたバーミキュライトという土壌改良用の土を含んでいるので、これをうまく利用することで、植物の成長を助けるのに役立つとのこと。

カイロによっては土に混ぜることで土壌が変わって作物に影響が出る可能性があります。

自分の使用しているカイロが肥料に使えるタイプかどうかは事前にきちんと確認しましょう!

使い捨てカイロを長持ちさせる方法

使い捨てカイロを長持ちさせる方法

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先ほどは使用済みカイロの意外な再活用方法を紹介しましたが、できることなら1つのカイロを長く使いたいもの。

温かい状態をできるだけ長く維持できれば、朝開封したカイロを仕事帰りなどにも使えます。

そのためには、期限が切れていない未使用のカイロを長持ちさせるための適切な保管方法や、開封後の使い方について知っておくと役立つでしょう。

ここでは、保管方法やできるだけ長く使いたい時にできる工夫を紹介します。

未使用のカイロは高温多湿を避けて保管する

カイロは直射日光が当たる場所や湿気の多い場所に置いておくと、中身の成分が劣化しやすくなるそうです。

そのため、未使用のカイロは『高温多湿を避けて保管する』のがポイント。

開封するまでは、日光が直接当たらない風通しの良い場所に置いておくようにしましょう。

また、余ったカイロを次の冬まで長期間保管する場合は、密閉できるジッパー付きの保存袋などに入れて保管すると空気に触れにくくなるため、より劣化を防げます。

なるべく酸素に触れにくい状態をつくる

一度開封したカイロは、酸素に触れることで発熱が始まりますが、この発熱を抑える方法があるのだとか。

それは、ジッパー付きの保存袋などに入れて酸素を遮断し、熱の持続時間を一時的に延ばすという方法です。

以下の手順で試してみましょう。

  1. ジッパー付きの保存袋を用意する。
  2. 開封済みの発熱しているカイロを、保存袋の中に入れる。
  3. 酸素に触れず冷たくなったカイロを、使いたい時に保存袋から取り出す。

保存袋から出して数分経つと、取り出したカイロが徐々に温まり、通常のカイロと同じように使うことが可能です。

この方法があれば、必要な時だけカイロを使って、使わない時には発熱しないように保存することができますね!

実際に保存袋に入れたカイロと、そのまま使用したカイロで比較した記事もあるので、こちらもぜひチェックしてみてください。

保存袋に入れる以外にも、空気に触れにくくすることで発熱が弱まるので、使用しない時はポケットに入れておく、ハンカチなどの布で包んでおくのも効果的でしょう。

身近なアイテムを使うことでカイロを長持ちさせることができるなら、試してみたいですね。

カイロを振りすぎない・揉まない

早く温めるためにカイロを上下に振ったり、手で揉みこんだりしたことはありませんか。

カイロは中の鉄粉などの物質が酸素と触れて酸化することで熱を発するため、カイロを必要以上に振ると、酸化が早まり発熱が早く終わってしまうそうです。

また、小林製薬によると、カイロを揉むことで袋に空いている小さな空気穴が目詰まりを起こして発熱しなくなってしまうこともあるのだとか。

カイロ本体は、そのままでは空気を通さない特殊フィルムなので片面あるいは両面に空気を取り込むためのミシン目が開けられています。その微孔から少しずつ空気が入るようになっているのですが、目詰まりを起こしてかえって発熱しなくなってしまうことがあります。揉まないでください!

小林製薬 ーより引用

カイロを長く使うためには『振りすぎない』『揉まない』という、2つのポイントにも気を付けましょう。

使い捨てカイロを捨てる時のポイント

使い捨てカイロを捨てる時のポイント

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カイロの再活用方法や長持ちさせる方法を紹介しましたが、使い終わったカイロは最終的に廃棄する必要があります。

使い捨てカイロの処分方法を誤ると、環境への影響が出る可能性があるため、いくつかのポイントを押さえて捨てることが重要です。

ここでは、カイロの処分時に気を付けるべきことを紹介します。

使用後はしっかり冷ましてから捨てる

使用直後のカイロは高温になっていることがあります。ゴミ袋の中で発火する危険は低いとのことですが、十分に冷ましてから捨てましょう。

未使用のカイロの場合、一度開封して発熱させた後に捨てる必要があります。

「外袋に入っていれば、そのまま捨ててもいいのでは?」と思うかもしれませんが、途中で外袋が破れてカイロの発熱が始まる可能性も。

カイロの発熱が終わり、しっかり冷めたことを確認してから捨てるようにしてくださいね。

自治体ごとのルールをチェックする

使い捨てカイロの処分方法は自治体によって異なります。

『燃えるごみ』『不燃ごみ』『資源ごみ』など分類が分かれることがあるため、事前に自治体のルールを確認しておくと安心です。

自治体のホームページや収集カレンダー、パンフレットなどで自分の住んでいる自治体での使い捨てカイロの処分方法を調べましょう。

包装は分別して捨てる

カイロ本体と外袋は素材が異なるため分別して捨てる必要があります。

多くの場合、外袋は『プラスチックごみ』、本体は『可燃ごみ』や『不燃ごみ』などに分類されるでしょう。環境負荷を減らすためにも、ルールを守って適切に分別することが大事です。

こちらも自治体の処分方法に従って捨ててくださいね。

期限切れのないカイロを使うという選択肢も!

期限切れのないカイロを使うという選択肢も!

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使い捨てカイロは便利ですが、「期限切れを気にせずに使いたい」「使用後の分別や処分が面倒」という人もいるのではないでしょうか。

そんな人におすすめなのが、期限切れの心配がなく繰り返し使えるタイプのカイロです。

使い捨てカイロのほかには、『充電式カイロ』や『オイル式カイロ』という種類もあります。

ここでは、繰り返し使えるカイロの種類とそれぞれの特徴を紹介します。

充電式カイロ

充電式カイロはUSBで充電して繰り返し使えるカイロのことで、好きな温度を選んで調整ができるものが多いのが特徴です。

必要に応じて温度を変えられるので、特に寒い時には設定温度を高めにするのがおすすめ。暖かい部屋では低めに設定したり、電源を切ったりと状況にあわせて使えて便利でしょう。

また、長時間使用できるため、頻繁にカイロを使う人にもぴったりのアイテム。

中には、モバイルバッテリーとカイロが一緒になっているようなタイプも販売されています。

実際に使ってみた体験記事もあるので、気になる人はこちらもチェックしてみてください。

ほかにも、暗いところでライト代わりになる機能の付いたものや、2つに分かれる仕様で誰かとシェアして使えるタイプなど、さまざまな充電式カイロが販売されているようです。

持続時間や見た目、便利な機能など、自分の好みにあわせて選びましょう。

オイル式カイロ

オイル式カイロは『ベンジン』というガソリンの一種である液体燃料を使用しており、気化したオイルを金属などとの接触作用を利用して発熱させる仕組みなのだとか。

製品にもよりますが、使い捨てカイロよりも長時間持続するものが多いのが特徴です。

また、使い捨てカイロより高温になるため、寒冷地や冬の野外での使用に向いているといいます。

キャンプが好きな人は、キャンプ時の防寒アイテムとしても役立つのではないでしょうか。

使用する時は専用のケースに入れて使います。直接触れると火傷するため、必ず専用袋に入れて使用しましょう。

オイル式カイロの1つである『ハクキンカイロ』を実際に使った感想や、使用方法を紹介しています。気になる人はこちらの記事も要チェックです!

【まとめ】期限切れのカイロも賢く使って温まろう!

【まとめ】期限切れのカイロも賢く使って温まろう!

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カイロを使う上で知っておきたい知識やアイディアを紹介しましたが、いかがでしたか。

使用期限をすぎてしまった使い捨てカイロの注意点や再活用法を知っておけば、無駄なく安全に使用することができるでしょう。

もし頻繁にカイロを使うなら、使い捨てカイロだけではなく、充電式やオイル式のカイロを検討してみるといいかもしれませんね。

カイロを賢くフル活用して、寒い季節を乗り切っていきましょう!


[文・構成/grape編集部]

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出典
エステー株式会社小林製薬株式会社

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