震災直後の写真ではない 今の熊本・益城町の姿に思うこと【4枚】 By - grape編集部 公開:2016-06-09 更新:2018-06-18 熊本地震益城町震災 Share Post LINE はてな コメント 出典:@nof_toro 熊本地震で震度7の揺れに見舞われ、熊本県内でも特に大きな被害を受けた、益城町。被害の様子は連日報道され、日本中の人々がその惨状に胸を痛めました。 地震の発生から2ヶ月ほどが経ち、被災地の現状が報じられることは少なくなりました。今、益城町の景色はどんな様子なのでしょうか。 これは震災発生直後の写真ではありません。 出典:@nof_toro あまりこういう写真は撮りたくなかったし、公開もするつもりもなかったんだけど、熊本地震がほとんどニュースにならなくなった事で、隣県の福岡県ですら「あらかた復興した」みたいに思っている人が多いので、熊本県上益城郡益城町の今をアップする。 pic.twitter.com/9BsRFxw92i— NOF (@nof_toro) 2016年6月7日 6月2日に撮影されたもので、場所は上益城郡益城町木山の2地点です。 提供:@nof_toro この写真を投稿したのは、福岡県に住むNOF(@nof_toro)さん。災害ボランティアをしたり、支援もかねて観光をしたりと何度か熊本を訪れています。 そのたびに、現地と福岡に帰ったときの温度差を感じているのだそうです。 熊本に隣接する福岡でさえ、その感触。離れた地ではさらに、熊本の震災が「過去の出来事」となっているのが現実のようです。 自衛隊の派遣が終了し、一見復興が進んだかのようにも感じられます。ですが実際にはまだ瓦礫の山が…。だんだんとボランティアの数も減っていき、さらなる復興に進むことが難しくなってしまいます。 「熊本だから」とひとくくりにはできない 地域によって被害が大きかった場所、復旧が進んだ場所、さまざまにあるのでしょう。 Twitterでこの写真を見たなかには、「こんな様子であれば、まだ熊本への旅行は控えたほうが良いのでしょうか?」というコメントを寄せている人も。NOFさんは、「震災前と同じように営業している所もあり、熊本としては今こそ観光に来てほしいのでは」と返信しています。 「熊本だから」とひとくくりにはできないのだと思い知らされる写真でした。 実際にボランティアに赴くことはできなくても、募金をしたり、積極的に現地の生産物を買ったりと支援の方法はさまざまにあります。 被災地が元気を取り戻し、心から笑い合えるときが遠くない日にやってくるように。今どういう状況なのか、私たちが関心を寄せて支援をしていくことが大事なのではないでしょうか。 昨晩呟いた益城町のツイートが2万以上リツイートされて凄い事になっていた。様々な意見を聞くことが出来たけど、あのツイートは「これからさらに災害ボランティアの手が必要になるから、その気がある人は無理をしない程度で今後とも熊本へお手伝いしに行こうね」と伝えたかっただけなんです。— NOF (@nof_toro) 2016年6月8日 出典 @nof_toro Share Post LINE はてな コメント
熊本地震で震度7の揺れに見舞われ、熊本県内でも特に大きな被害を受けた、益城町。被害の様子は連日報道され、日本中の人々がその惨状に胸を痛めました。
地震の発生から2ヶ月ほどが経ち、被災地の現状が報じられることは少なくなりました。今、益城町の景色はどんな様子なのでしょうか。
これは震災発生直後の写真ではありません。
出典:@nof_toro
6月2日に撮影されたもので、場所は上益城郡益城町木山の2地点です。
提供:@nof_toro
この写真を投稿したのは、福岡県に住むNOF(@nof_toro)さん。災害ボランティアをしたり、支援もかねて観光をしたりと何度か熊本を訪れています。
そのたびに、現地と福岡に帰ったときの温度差を感じているのだそうです。
熊本に隣接する福岡でさえ、その感触。離れた地ではさらに、熊本の震災が「過去の出来事」となっているのが現実のようです。
自衛隊の派遣が終了し、一見復興が進んだかのようにも感じられます。ですが実際にはまだ瓦礫の山が…。だんだんとボランティアの数も減っていき、さらなる復興に進むことが難しくなってしまいます。
「熊本だから」とひとくくりにはできない
地域によって被害が大きかった場所、復旧が進んだ場所、さまざまにあるのでしょう。
Twitterでこの写真を見たなかには、「こんな様子であれば、まだ熊本への旅行は控えたほうが良いのでしょうか?」というコメントを寄せている人も。NOFさんは、「震災前と同じように営業している所もあり、熊本としては今こそ観光に来てほしいのでは」と返信しています。
「熊本だから」とひとくくりにはできないのだと思い知らされる写真でした。
実際にボランティアに赴くことはできなくても、募金をしたり、積極的に現地の生産物を買ったりと支援の方法はさまざまにあります。
被災地が元気を取り戻し、心から笑い合えるときが遠くない日にやってくるように。今どういう状況なのか、私たちが関心を寄せて支援をしていくことが大事なのではないでしょうか。