保護犬を引き取った人が『元飼い主』へあてた手紙 内容に心が震える
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道路標識、縦読みすると… 1枚に「これは気付かなかった」「面白い看板」目的地の方向や距離、道路上の警戒情報などを視覚的に伝える、道路標識。普段から車を運転する人であれば、頻繁に目にするでしょう。なおき(@528_frs)さんがXに公開した道路標識の1枚に、5万件を超える『いいね』が寄せられています。
北海道のコンビニ 駐車場で撮影した1枚に「怖すぎるだろ…」「五度見したわ」北海道で男性が撮影した1枚。写った光景に道民以外が「ウソだろ…」
2011年3月11日、東北地方を中心に甚大な被害をもたらした東日本大震災。
警察庁によると2020年12月10日時点で、死者数は約1万5千人、行方不明者数は約2500人を超えるといいます。
また、大きな被害を受けたのは人間だけではなく、ペットたちも同じです。
つながった小さな命の物語
震災の被害を受け、営業休止中だった福島県のJR双葉駅。2020年3月14日、9年ぶりにJR常磐線全線の運転が再開されました。
そんな双葉駅で見つけられた1冊のノートが、Twitterで反響を呼んでいます。
はこざき(@hakopu)さんが「どうか元の飼い主さんへ届いてほしい」という思いでのせた内容がこちらです。
震災後、双葉駅前で保護されたワンちゃん(ローズ)を引き取って…3年前に亡くなりました。
生きてる間に連れてきてやりたいと願っていましたが、残念です。
今日、お骨にはなりましたが、やっとふるさとに連れてくることができました。
喜んでいてくれたら嬉しいのですが…。
どこかにいる、ローズの本当の飼い主さん!
ローズを大切にしていましたよ。
そこには、震災で行き場を失った犬『ローズ』を引き取った人から、元の飼い主へのメッセージがつづられていました。
震災後に発生した福島第一原子力発電所事故の影響で、警戒区域に指定されていた双葉駅周辺。そのため、引き取った人はローズが生きている間に双葉町へ行くことが叶わなかったのでしょう。
ローズが亡くなった後も、双葉町に入れるまでローズの遺骨を大切に保管し、「ローズが生きていたことを伝えたい」という思いからこのメッセージを双葉駅に残したのです。
ローズは、きっと元の飼い主へ会いたかったと思いますが、引き取った人の愛情に包まれ残りの犬生を全うしたはずです。
ネット上では投稿に対し、このようなコメントが寄せられました。
・もしかしたら、元の飼い主さんは会いたくても、もう会えない場所にいるのかもしれないですね。もしもそうだったら、今やっとローズと再会することができたかな…。
・素敵な人に引き取ってもらって本当によかった。つらい記憶もあったことでしょう。ローズが来世でずっと幸せであることを祈ります。
・涙がとまりません。どうか元の飼い主さんへ、ローズは幸せに暮らしていたことが伝わってほしいですね。
多くの尊い命が失われた中で、心優しい人の手によってつながれた命の物語。
この小さな奇跡が、どこかでローズを想っている元の飼い主さんへ届くことを祈るばかりです。
[文・構成/grape編集部]