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ダウン症の息子だけ誕生会に呼ばれない…母親の行動に賛否両論

By - grape編集部  公開:  更新:

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※写真はイメージ

ジェニファーさんの息子、ソーヤくんはダウン症です。

母親である彼女は、クラスの中で自分の息子だけ、友人の誕生日パーティに呼ばれなかったことを知り、こんな公開レターをFacebookに投稿しました。

「クラスのお友達の誕生日パーティにウチの息子だけが呼ばれなかったことを知りました。そのことを問題視したいわけではないの。ただ、この気持ちをシェアさせてほしい」

「なぜなら、これは多くの人にとって障害について知る良いキッカケになると思ったから。だから、息子のクラスメイトの両親に向けて、公開レターという形で手紙を書きます」

Facebook ーより和訳

こんな文章で始まるこの公開レターは、多くの人の共感と、ほんの少しの反論を呼び、ジェニファーさんの希望通り、Facebook上で大きな議論となりました。

問題の本質はどこにあるのか?

「私たちはお互いをよくは知らない。分かっているのは、息子のソーヤと、あなたのお子さんが同じクラスに属しているということだけ」

「ただ、それでも私には分かっている。あなたのお子さんがうっかりしていたのではなく、意図的に私の息子をパーティに呼ばなかったということを。そして、その決定はさまざまなことを考慮して下した結論だということも」

Facebook ーより和訳

少し柔らかい表現や絵文字などを使い、「伝わりやすいように」と意図しながらジェニファーさんが文章を綴っているのが分かります。

「私は息子があらゆるパーティに呼ばれることを望んでいるわけではないの。実際、去年のソーヤの誕生日パーティには、ほんの数人のクラスメイトしか招待していない。クリスマス休暇と重なったせいもあってね」

「でも今回は意味が違うわ。あなた方はソーヤを除く、クラスメイト全22人をパーティに招待している。これは事実よ」

Facebook ーより和訳

そして、核心に迫る文章を綴ります。

「あなたのお子さんがソーヤを呼ばないと決めた時、あなたはそれをOKした。ソーヤがダウン症であるという理由だけでね」

Facebook ーより和訳

責めているのではなく知ってほしいだけ

ソーヤくんがパーティに呼ばれなかったのは、ダウン症だからだということを直接的に伝えました。しかし、ジェニファーさんに、相手の親御さんを責める意図はないようです。

「あなたを非難したいわけではないの。ただ、ダウン症がどういうもので、どんな特徴があるのかを知らないだけだと思っています」

「だから、もしあなたがダウン症のことをきちんと知っていたら、お子さんの『ソーヤをパーティに呼ばない』という判断を止めたはずだ、と信じているの」

「私は怒っていません。むしろ、ソーヤのことを知ってもらう良い機会だとすら感じています」

Facebook ーより和訳

そして、ダウン症の人、特に、子どもがどんなことを望んでいるのかを語り掛けるように綴ります。

「何か特別なことをしてもらいたいと思っているわけではないの。ただ、知ってほしい。ダウン症を持つ子どもも、ほかの皆と同じように扱ってほしいと願っていることを」

「友達と仲良くなりたいし、愛情も感じたい。もちろん、皆のために働きたいし、意味のある人生を送りたい。そして、誕生日パーティにも行きたいと願っているのよ」

Facebook ーより和訳

そして、ジェニファーさんは、実はソーヤくんはダウン症が理由で、今までにほとんど誕生日パーティに呼ばれた経験がないことを告げました。

「私は親として、ソーヤに友人ができることを心から願っているわ。人に好かれるような子になってほしいと思っているし、皆から取り残されないようにサポートしたいとも思ってる」

「私たちにできることは、子どもに模範を示すことだけなのかもしれない。親が『まだ理解できないんじゃないか』と思っても、きっと子どもは分かるはず。少なくとも、心には残るはずよ」

Facebook ーより和訳

非常に強い想いを持って、この投稿をしたことが伝わってきます。そして、最後をこんな一文で締めくくりました。

「私たち親のほんの少しアドバイスで、私たちの子どもは本当の友情を育むことができると確信しています」

Facebook ーより和訳

このジェニファーさんの投稿は大きな注目を集めています。「感動した」「本当に子供を愛している素晴らしい母親」といったポジティブな意見が大多数ですが、「ソーヤくんが誕生日パーティに呼ばれないのは人格に問題があるから」「あなたのような母親がいるからソーヤくんに友達ができないだ」といった辛辣なコメントもありました。

しかし、こういったコメントを読んだであろうジェニファーさんは、この投稿にこんな追記をしています。

「たくさんのコメントをありがとう!私は今回の件が、障害についての理解を深めるキッカケになることを心から望んでいます」

「そして、もしこれを読んだ、クラスメイトの両親がサプライズの誕生日パーティを企画して、ソーヤを招待してくれたとしたら、こんなに嬉しいことはありません。さまざまな意見を寄せてくれて、本当にありがとう!」

Facebook ーより和訳

確かに、クラスメイトの両親に宛てた手紙を、あえてFacebookという公の場所に公開したことには賛否があるでしょう。しかし、このジェニファーさんの投稿が多くの人の共感を呼び、何千回もシェアされているのも、また事実なのです。

出典
Jennifer Kiss-Engele

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