「クラクション鳴らされた」「ちゃんと浸透してほしい」 道路の『四角い枠』の意味、意外と知らない?
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弁護士「譲られても絶対ダメ」 横断歩道の『親切のワナ』に要注意本記事では横断歩道を通過する車が、歩行者に道を譲られた際の対応について、弁護士監修のもと解説しています。

通常時は点灯しない? 災害時のみ活躍する『信号機』とは…人口の多い首都圏で大災害が発生したら、2011年の東日本大震災以上の大規模な渋滞や混乱が発生する可能性がありますよね。 実は、災害時に都心方向への交通量を制限し、渋滞を緩和するための装置があることはご存じですか。
自動車が走る道路には、安全でスムースな走行ができるよう、路面にさまざまな標示があります。
一時停止箇所での『止まれ』や、右左折を指示する矢印などは多くの人が知るところでしょう。
それでは、道路に『四角い枠』が描かれているのを見たことはないでしょうか。
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『四角い枠』といっても、黄色の線で囲まれたものや、縞模様の実線が入ったものまで複数の種類があります。
自動車保険などを取り扱うチューリッヒ保険会社(以下、チューリッヒ)のウェブサイトから、『四角い枠』の意味について紹介します。
白い『四角い枠』の意味
よく見かける『四角い枠』に、『縞模様の実線の入った四角い枠』があります。これはどのような意味なのでしょうか。
チューリッヒのウェブサイトによると、これは『停止禁止部分』と呼ばれるエリアで、主に警察署や消防署の出入り口にあります。
一刻を争う緊急車両が出てくる際に、一般車が道路をふさぐことがないように設けられており、通行は可能ですが停止はできません。
ネット上には「ルールを勘違いしている人が多い」という声が集まっていました。
・『停止禁止部分』の手前で停車していたら、後続車にクラクションを鳴らされたことがあります。ちゃんとルールが浸透してほしい…。
・「分かっていない」というより、カーナビに依存しすぎて、道路の表示をほとんど見ていないんじゃないの?
・毎日通る道にあるのですが、ハッキリいって知らない人のほうが多いと感じます。教習所で習いますよね?
エリア内をふさぐことがないよう、渋滞や信号待ちで前が詰まっていたら、エリアの手前で停止するようにしましょう。
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ちなみに黄色の線で囲まれた『四角い枠』は『安全地帯』です。
チューリッヒのウェブサイトでは、以下のように解説をしています。
路面電車の停留所や幅が広い横断歩道の途中などで表示されています。
安全地帯に車が侵入することは禁止されているほか、安全地帯の近くに歩行者がいる時は徐行する必要もあります。
基本的に黄色い実線で四角の形状をしたものが多いですが、縞模様のものもあるので、ゼブラゾーンと勘違いしないよう注意しましょう。
ほかにも、『四角い枠』ではありませんが、『立ち入り禁止部分』という、黄色の実線で囲まれた縞模様のエリアもあります。
ここは『車の通行、侵入、駐停車が禁止されているエリア』。
見通しの悪いカーブや道路の形状が複雑で事故が起こりやすい場所に設置されています。こちらも併せて覚えておくといいですね。
『四角い枠』の道路標示は、『通行できるけれど停止はできない』『侵入してはいけない』など、表示によって意味が異なります。
うっかり停止したり、侵入したりしないよう、それぞれの表示と意味を理解しましょう。
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[文/大西トタン@dcp・構成/grape編集部]