LGBT受け入れに動き出した大企業たち~日本IBMや日本マイクロソフト、NTTグループ、第一生命やイオンなど~ By - GLASS GEM POPCORN 公開:2016-07-22 更新:2016-07-22 LGBT Share Post LINE はてな コメント ヤフーニュースによれば、大企業はいま、LGBTを理解し、受け入れることに歩みを進めている。 そのきっかけのひとつは、2014年に、オリンピック憲章に「性的指向による差別撤廃」が盛り込まれたことも関係しているようだ。東京五輪という国をあげての一大イベントが、LGBT受け入れの追い風となったというわけだ。 記事には 東京五輪を控えて、いま大企業を中心にLGBTの人権に配慮するルール作りが進んでいる。日本IBM、日本マイクロソフト、NTTグループなどでは、結婚の祝い金や休暇制度を同性婚に適用。パナソニックでは、会社の行動基準の中に「性的指向、性自認に関する差別的言動を行わない」との文言を付け加えた。第一生命保険、イオンなどはLGBTに関する社内研修を実施している。 自分はトランスジェンダーだと同僚に告げた時~「LGBTと職場」 ーより引用 という記述がある。 IBMやマイクロソフトなどの外資系企業だけでなく、NTTグループという日本企業が同性婚に対して、お祝い金や休暇制度を適用している、というのは非常に興味深い。また、同じく日本企業であるパナソニックも、行動基準に「差別を禁じる」文言を加えている。つまり、大企業はすでに社内改革を進めているのだ。この状況を見る限り、LGBTを受け入れることが当たり前の世の中になる日も、実はそう遠くないのかもしれない。誰もが堂々と自分の性を公言できる。とてもいいことだと思う。 引用した記事の中には、「第一生命とイオンなどでは、LGBTに関する社内研修を実施している」という記述がある。これはどんな研修なのだろうかと思い、調べてみた。 レティビーという企業が実施しているLGBT ダイバーシティ研修は、以下のようなプログラムになっていた。 1.LGBTの日本と世界の状況 2.LGBTの基礎知識(セクシュアリティを構造的に学ぶ) 3.企業とLGBTの関わり(実例から学ぶ) 4.ワークショップ: これってあり?! LGBT 一問一答(LGBTあるある問題を通して、男女二元論の偏見を取り払う) 堅苦しくなく、カジュアルなワークショップを通じて、LGBTへの理解を深める、というのが研修内容のようだ。もしも社内にLGBTの当事者がいた場合の対応方法を知れたり、さらに企業イメージの向上にもつながるとサイトには記載がある。同社では、研修を実施した企業に対して、「LGBT研修マーク」を発行しており、それをホームページや名刺で使用することが可能とのことだから、そのマークの有無が企業イメージにも影響を与える世の中が確実にやってくる、ということなのだろう。 2020年に東京五輪が開幕する。それにあわせ、現在さまざまなことが急ピッチで動いている。LGBTの受け入れも、そのひとつだ。2020年を迎えたとき、東京は、そして日本はどう変化しているのだろうか。五輪への楽しみがまたひとつ増えた。 記:GLASS GEM POPCORN/TODAY GLASS GEM POPCORN 社会の様々な多様性について考察し表現するLGBTメディア「glassgempopcorn.com(グラスジェムポップコーンドットコム、以下「GGP」)」は、LGBT向けダイバーシティ・コンテンツ・メディアです。GGPは、性の多様性を中心に、あらゆる物事の多様性について、あらゆる方向・角度から、あらゆる見方・考え方を表現する言論空間であり、色々な物事の“差異の両端”から光を当て “本質を照らす” メディアを目指しています。 ⇒http://www.glassgempopcorn.com/ 出典 LGBTダイバーシティ研修/自分はトランスジェンダーだと同僚に告げた時~「LGBTと職場」 Share Post LINE はてな コメント
ヤフーニュースによれば、大企業はいま、LGBTを理解し、受け入れることに歩みを進めている。
そのきっかけのひとつは、2014年に、オリンピック憲章に「性的指向による差別撤廃」が盛り込まれたことも関係しているようだ。東京五輪という国をあげての一大イベントが、LGBT受け入れの追い風となったというわけだ。
記事には
という記述がある。
IBMやマイクロソフトなどの外資系企業だけでなく、NTTグループという日本企業が同性婚に対して、お祝い金や休暇制度を適用している、というのは非常に興味深い。また、同じく日本企業であるパナソニックも、行動基準に「差別を禁じる」文言を加えている。つまり、大企業はすでに社内改革を進めているのだ。この状況を見る限り、LGBTを受け入れることが当たり前の世の中になる日も、実はそう遠くないのかもしれない。誰もが堂々と自分の性を公言できる。とてもいいことだと思う。
引用した記事の中には、「第一生命とイオンなどでは、LGBTに関する社内研修を実施している」という記述がある。これはどんな研修なのだろうかと思い、調べてみた。
レティビーという企業が実施しているLGBT ダイバーシティ研修は、以下のようなプログラムになっていた。
1.LGBTの日本と世界の状況
2.LGBTの基礎知識(セクシュアリティを構造的に学ぶ)
3.企業とLGBTの関わり(実例から学ぶ)
4.ワークショップ: これってあり?! LGBT 一問一答(LGBTあるある問題を通して、男女二元論の偏見を取り払う)
堅苦しくなく、カジュアルなワークショップを通じて、LGBTへの理解を深める、というのが研修内容のようだ。もしも社内にLGBTの当事者がいた場合の対応方法を知れたり、さらに企業イメージの向上にもつながるとサイトには記載がある。同社では、研修を実施した企業に対して、「LGBT研修マーク」を発行しており、それをホームページや名刺で使用することが可能とのことだから、そのマークの有無が企業イメージにも影響を与える世の中が確実にやってくる、ということなのだろう。
2020年に東京五輪が開幕する。それにあわせ、現在さまざまなことが急ピッチで動いている。LGBTの受け入れも、そのひとつだ。2020年を迎えたとき、東京は、そして日本はどう変化しているのだろうか。五輪への楽しみがまたひとつ増えた。
記:GLASS GEM POPCORN/TODAY
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