フライト恐怖症の少女を救った客室乗務員 優しさに称賛の声
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飛行機で移動中に機体が揺れて恐怖を感じたことがある方、きっと多いのではないでしょうか。
アメリカのフロリダ州に住むエリカさんはある日、やむを得ない事情でサウスウエスト航空で3人の子どもたちと移動することになりました。そして飛行機が離陸すると、3人の中で一番年上の9歳のギャビーちゃんが動揺し始めたのです。
実はギャビーちゃんは重度のフライト恐怖症で、さらに糖尿病も患っていました。
客室乗務員が気にかけてくれる
通路を挟んだ座席にいたギャビーちゃんの異変にすぐに気がついたエリカさん。しかし彼女は2人の子どものそばから離れるわけにはいきませんでした。
すると客室乗務員のギャリックさんがギャビーちゃんの様子に気付き、彼女を笑わせたり、特別な飲み物を持ってきてくれたりと、ずっと気にかけてくれたそうです。しかし、次第に天候が悪化して大気が乱れ、機体が揺れ始めました。そしてギャビーちゃんはパニック状態になってしまったのです。
少女を落ち着かせようと客室乗務員がとった行動は…
それを見たギャリックさんはエリカさんにこうたずねました。
ギャビーちゃんの隣りに座ってもいいですか?
そう言ってギャリックさんは、ギャビーちゃんの隣りの空席だった座席に座りました。そしてギャビーちゃんの気持ちを飛行機の揺れからそらすため、ギャリックさんの娘の話やペットのことなど、彼女に話しかけていたそうです。
しかし、着陸が近づくにつれて機体が激しく揺れ始め、ギャビーちゃんは恐怖で泣き出してしまいました。それでも、ギャリックさんは自分の腕にしがみつく彼女を落ち着かせようと、根気強く優しくなだめ続けました。
その後、ギャビーちゃんは恐怖とストレスから血糖値が急激に下がってしまいました。するとギャリックさんはすぐにオレンジジュースを持ってきて、再びギャビーちゃんの隣りに座り、着陸するまでずっと彼女のそばを離れなかったそうです。
そして無事に着陸した後、ギャリックさんは席を立って、インターコムで機内にアナウンスを始めました。
皆さん、前の座席に座っている私の友達、ギャビーちゃんがフライトの恐怖に打ち勝ちました。ぜひ拍手をお願いします!
すると機内は乗客たちの大きな拍手に包まれました。ギャビーちゃんも笑顔に!
フライトの間、30分以上もずっとギャビーちゃんの隣りに座っていたというギャリックさん。エリカさんは「素晴らしい体験だった」とサウスウエスト航空に感謝の気持ちを綴っています。
恐怖に怯えている時、特に小さな子どもにとっては、ただ誰かの手を握っているだけで安心できるということはよくあるのでしょうね。ギャリックさんの優しさに拍手を送ります!