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ゴボウを切ったら中が黒い!これって食べられるの?

By - grape編集部  公開:  更新:

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ゴボウの写真

※写真はイメージ

調理時にゴボウを切ると、中が黒い時があります。ゴボウの中が黒いと「腐っているかもしれない」「傷み始めているのかもしれない」と悩むことがあるかもしれません。

しかし、ゴボウの中が黒い時でも食べられる可能性があります。食べられるかを判断するためには、ゴボウが腐っている時との見分け方を知っておくことが大切です。

本記事では、ゴボウの中が黒い時の原因や、食べられる状態か腐っている状態なのかを見分ける方法などについてご紹介します。中が黒いゴボウの扱いに困った経験のある人は、ぜひ参考にしてみてください。

ゴボウの中が黒い理由

ゴボウの中が黒い理由

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ゴボウを切った時に中が黒いことがあるのは、ゴボウに含まれている『ポリフェノール』が原因だと考えられています。このポリフェノールが空気に触れて酸化すると、黒色に変色するそうです。

ほかにも『す』が入っている時は、黒い点々が現れることがあるとされています。『す』とは、ゴボウの内側にできるとされる空洞のことです。

『す』が入っていると、ゴボウの内側がスポンジのように穴あきになっていることもあるとされるため、これが黒い点々のように見えてしまうのかもしれません。

中が黒いゴボウは食べられる?

中が黒いゴボウは食べられる?

※写真はイメージ

ゴボウの中が黒い場合、ポリフェノールの酸化が原因か、ゴボウに『す』が入ったことに起因するかで、見た目に差があるそうです。

どちらの場合も食べられないわけではありませんが、食感や味に差が出るケースがあるともされているため、見分け方を知っておくとよいでしょう。

ポリフェノールの酸化と『す』が入った時の差についてご紹介します。

中が黒いだけの時

切った時に特に空洞がなく、ゴボウの中に黒い輪のようなものができているだけであれば、原因はポリフェノールによる酸化でしょう。ポリフェノールはもともと、ゴボウが持つ成分です。酸化しても問題なく食べられると言われています。

もし酸化をおさえたい場合は、あく抜きをするとよいでしょう。あくの主成分はポリフェノールとされており、あく抜きで水や酢水にさらせば変色をおさえられると言われています。

ただし、さらしすぎると、ゴボウに含まれている水溶性の栄養分も多く流れ出るのだとか。水にさらす時間は、短時間にしましょう。水なら5分ほど、酢水なら1〜2分ほどで行うことがおすすめです。

中身がスカスカの時

ゴボウの中身がスカスカの時は、『す』が入ったために空洞が発生していると考えられています。『す』が入って空洞ができる理由は、水分が抜けているためか、時期をすぎてから収穫されたためだそうです。

食べられないわけではありませんが、本来のゴボウと比較すると、食感や味はあまりよくないかもしれません。

また、『す』が入っているゴボウは鮮度があまりよくない場合もあります。食べる前には、腐敗が進んでいないかのチェックも必要です。

腐ったゴボウの見分け方

中が黒いゴボウが傷んでいるか分からない時は、変色している以外におかしなところがないか確認してみてください。

見た目や臭い、触り心地に異常がある場合は、腐っていると考えられます。そのため、食べずに処分した方がよいでしょう。

ここでは、それぞれの異常について解説します。腐ったゴボウを見分ける参考にしてください。

見た目

見た目

※写真はイメージ

まず、カビが発生しているゴボウは処分しましょう。カビが生えている時点で、腐っていると考えられるためです。カビが目立つ部分を切り落としても、内部にカビの菌糸が入っている場合があります。

カビを食べると中毒症状を引き起こすこともあるため、注意しましょう。

また、ゴボウは本来おおよそ真っ直ぐな野菜です。そのため、ゴボウがやわらかくなって曲がっている場合は傷んでいる可能性があり、場合によっては溶けたような見た目になっていることもあるのだとか。

どのような状態であれ、見た目に異常が認められる時は、食べずに処分したほうがよいでしょう。

臭い

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ゴボウが腐っている時の臭いとしては、以下のような臭いが挙げられるそうです。

  • 酸っぱいような臭い
  • 生ゴミのような腐敗臭
  • カビのような臭い

また、上記に挙げた異臭でなかったとしても、普段と異なる臭いがするなら、食べるのは避けたほうがよいでしょう。

触感

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ゴボウを触って、ぬめぬめとしていたり糸を引いたりした状態の時は、腐っている可能性があります。腐敗が進行していると考えられるため、処分しましょう。

また、触った時にグニャグニャしている場合も、腐っている可能性があります。食べると身体に悪影響が出る可能性があるため、処分が必要です。

できるだけ新鮮なゴボウを見分けるポイント

※写真はイメージ

できるだけ新鮮なゴボウを選びたい時は、次のポイントを参考にしてみてください。

  • 太すぎず全体的に太さが同じ
  • ひげ根が少ない
  • ひび割れていない

中でも太すぎない新鮮なゴボウであれば、『す』が入っている可能性が低いとされています。

また、購入してすぐに使わないなら、泥つきのゴボウを選ぶのもよいのだとか。泥がついているほうが日持ちしやすいそうです。

中が黒いだけならゴボウは食べても問題ないとされている

ゴボウの中が黒い時は、ポリフェノールの酸化か、『す』が入っていることが原因と考えられています。もし中が軽く黒い程度でほかに異常がなければ、ポリフェノールの酸化によるものだと考えられるため、食べても問題ないでしょう。

『す』が入っているゴボウも食べられはしますが、品質が本来のゴボウより落ちている可能性があります。また、状態によっては腐敗が進んでいる可能性もゼロではありません。

『す』を避けたい人は、ゴボウを購入する際に、泥つきで全体的に太さが同じものを選ぶとよいでしょう。

本記事で紹介した腐ったゴボウや新鮮なゴボウの見分け方を参考に、安全でおいしいゴボウを食べてくださいね。


[文・構成/grape編集部]

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