新ジャガの皮、捨てた方がいい? 管理栄養士の『おすすめ』は…
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地域にもよりますが、春から初夏にかけて旬を迎える、新ジャガイモ(以下、新ジャガ)。
揚げ物や煮物など、おいしい食べ方がいろいろありますね。
ジャガイモは皮をむくか、むかないかで、栄養価に違いがあることをご存知ですか。
本記事では管理栄養士の筆者がオススメする『新ジャガの揚げないポテト』のレシピを紹介します。
『新ジャガの揚げないポテト』の作り方
必要な材料は以下の通りです。
【材料(2人ぶん)】
・新ジャガ 1個
・油 大さじ1杯
・塩、コショウ 各適量
まず、新ジャガはよく洗って、皮付きのままくし形切りにしましょう。
皮をむかない理由については、のちほど説明します。
フライパンに油と新ジャガを入れて、火にかけましょう。
途中で転がしながら、焦げないように火力を調整して、こんがりと8~10分ほど全体を焼きます。
表面が焦げそうな場合は弱火で蓋をして、中まで火を通してください。
塩、コショウで味を整えたらでき上がりです!
口に入れると、皮のパリッとした食感が楽しめるほか、ふんわりと皮のよい香りも広がります!
大さじ1杯の油で簡単にフライドポテト風が楽しめるので、おすすめです。
新ジャガは皮ごとがオススメ!
文部科学省の『食品成分データベース』によると、皮付きと皮なしのジャガイモの可食部100gあたりに含まれる栄養素などは、以下の通りです。
エネルギー:皮付き51kcal、皮なし59kcal
食物繊維:皮付き9.8g、皮なし8.9g
カリウム:皮付き420mg、皮なし410mg
鉄:皮付き1.0mg、皮なし0.4mg
皮付きのジャガイモは、皮なしに比べて食物繊維が多いことが分かりますね。
食物繊維は便秘の予防に役立ったり、血糖値の急激な上昇を抑えたりするなどの働きがあります。
体内の余分なナトリウムの排出をうながす働きがあるカリウムや、赤血球のヘモグロビンを構成成分として全身に酸素を届ける鉄も、皮付きのほうが多く含まれているのです。
収穫されてすぐに出荷される新ジャガは、みずみずしく皮が薄いなどの特徴があります。
皮ごとおいしく食べられるので、ぜひ皮はむかずに料理に使ってみてください。
ヨーグルトディップも一緒に!
食物繊維が豊富な『新ジャガの揚げないポテト』と一緒に、ヨーグルトディップもいかがでしょう。
善玉菌を多く含むヨーグルトと、善玉菌のエサとなる食物繊維を多く含む食品を摂ることは、腸内環境を整えるのに効果的です。
作り方は簡単!水切りしたヨーグルトにお好みのハーブやたらこ、カレー粉などを混ぜて、味を見て塩、コショウで整えるだけです。
混ぜる具材などによっていろいろな味を楽しむことができて、つい手がのびます。
お好みのハーブやスパイスでもアレンジして、旬の新ジャガを楽しんではいかがでしょうか。
筆者のブログやInstagramでは、ほかにも食にまつわる情報を発信しているので、気になった人は覗いてみてくださいね!
ブログ:食育ノススメ
Instagram:akiyo_koizumi
X:@AkiyoKoizumi
[文・構成/grape編集部]
小泉明代
フリーランスの管理栄養士、料理研究家。
レシピ開発や記事執筆、撮影の調理、フードスタイリングなど、食や栄養に関するさまざまな業務をおこなう。
健康的でおいしい料理や献立、手軽に栄養摂取できる工夫などを発信している。