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中が赤いゴボウは食べても大丈夫?身体への影響や正しい保存法をご紹介

By - grape編集部  公開:  更新:

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ゴボウの画像

※写真はイメージ

『ゴボウ』は、栄養豊富でさまざまな料理に活用できる、食卓でもお馴染みの野菜です。

しかし、ゴボウを切った時に中身が赤やピンクに変色していることがあり、「腐っているのか」「食べても大丈夫なのか」と心配になることもありますよね。

そこで本記事では、ゴボウの中が赤やピンクに変色する理由や腐敗を見分けるポイント、変色を防ぐコツ、適切な保存法まで詳しくご紹介します。

ゴボウを無駄なくおいしく食べ切りたいと言う人は、ぜひ参考にしてくださいね。

ゴボウの中が赤やピンクに変色する原因とは?

ゴボウの中が赤やピンクに変色する原因とは?

※写真はイメージ

ゴボウを切った時に「中が赤やピンクに変色している」と気づき、驚いたことはありませんか。

変色の理由は、ゴボウに含まれる『ポリフェノール』が酸化することで起こる現象とされています。切った後に断面が空気に触れて、赤やピンクに変色していくことも多いのだとか。

ポリフェノールとは植物が持つ苦みや色素の成分で、動脈硬化など生活習慣病の予防にも役立つそうです。酸化によって変色したゴボウを食べても身体に悪影響をおよぼすことはないと言われているため、基本的には安心して食べられますよ。

ただし、ポリフェノールはアクやえぐみの原因にもなるとされており、風味が気になる場合は変色部分を切り落として調理するのもよいでしょう。また、鮮度が低下している可能性もあるため、早めに活用するとよいそうです。

腐っているゴボウの見分け方

腐っているゴボウの見分け方

※写真はイメージ

変色だけでなく、見た目や触感、臭いに違和感を感じる場合は、残念ながらゴボウが腐敗している可能性もあるでしょう。

本章では、腐ったゴボウを見分けるポイントについてご紹介します。

見た目

ゴボウが腐っているかは、見た目で判断できるようです。

見た目でのおもな判別方法には、下記が挙げられます。

  • カビが生えている。
  • 表面が黒ずんでいる。
  • ふにゃふにゃとしており、曲がっている。

このような症状が見られた場合は、無理に口にせず破棄しましょう。

触感

ゴボウは見た目だけでなく、触感でも腐っているかどうかをある程度判別できるようです。触感でのおもな判別ポイントとしては、下記が挙げられます。

  • 柔らかい。
  • ぬめりがある。
  • 糸を引いている。
  • 張りがない。

見た目に違和感を感じた場合は、触感もあわせて確認すると腐っているかどうかをより正確に判別できるでしょう。

臭い

ゴボウから、酸っぱい臭いや腐敗臭、カビ臭といった異臭がする場合は、腐っている可能性が高いでしょう。

土の中で育つゴボウは、特有の土臭さを感じることはあっても、強い臭いを発することはないそうです。普段とは異なる異臭を感じた場合は、無理に口にせず破棄することをおすすめします。

ゴボウの中が赤やピンクに変色するのを防ぐ方法

ゴボウの中が赤やピンクに変色するのを防ぐ方法

※写真はイメージ

カットしたゴボウの変色を防止する方法として、『酢水に浸しアク抜きする』ことが挙げられるようです。

水でもある程度変色を防げるとされていますが、酢水に浸すとより白さをキープしやすいのだとか。

酢水の作り方は、水1ℓに対して、酢小さじ1杯弱を加えるだけとされています。その後、カットしたゴボウを酢水に入れ、5~10分ほど浸けておくだけで変色をおさえることができるでしょう。

酢は少量でさらす時間も短いため、食感や味、香りに影響はほとんどないとされています。「酢の酸味や匂いが気になる」と言う人も安心して使用できますね。

ただし、すでに赤やピンクに変色してしまったゴボウの色を元に戻すことはできないそうです。変色した部分を切り落とすか、早めに使い切るようにしましょう。

鮮度を保ってゴボウを保存する方法

続いては、鮮度を保った状態でゴボウを保存する方法についてご紹介します。

土つき、洗う、カットするなど3つの方法で保存の仕方が異なるため、ゴボウの状態や食べるタイミングに合わせて使い分けましょう。

土つきゴボウ

土つきゴボウ

※写真はイメージ

ゴボウは土がついたまま販売されていることもありますよね。土がついたままのほうが、ゴボウの乾燥を防ぎ、新鮮さを長く保つことができるのだとか。

保存期間を延ばしたい場合は、土つきのまま常温または冷蔵庫で保存することがおすすめされているようです。

常温保存の手順は、土つきゴボウを洗わずに新聞紙で包み、冷暗所などの涼しい場所に立てて保存するだけ。

収穫前と同じように立てて保存することで、鮮度を保ちやすくなるそうですよ。

保存期間の目安は、冬場は1か月程度、夏場は1~2週間程度とされています。

冷蔵庫で保存する場合は、冷蔵庫に入る長さにカットした後、新聞紙で包み、ポリ袋に入れるようです。その後、袋の口を軽く閉め、立てて保存しましょう。

土つきのゴボウを冷蔵保存した場合の保存期間は約2か月と、常温より日持ちすると言われています。

洗ったゴボウ

洗ったゴボウ

※写真はイメージ

洗ったゴボウは、乾燥を防ぐためにラップで包み、冷蔵庫に立てて保存するとよいでしょう。

土つきゴボウよりも傷みやすいと言われており、保存期間の目安は1週間程度のようです。そのため、できるだけ早く使い切ることを意識しておきましょう。

カットしたゴボウ

カットしたゴボウ

※写真はイメージ

一度の調理では、ゴボウを使い切れない場合もあるでしょう。すでにカットしたゴボウは、冷蔵または冷凍で保存することができるのだとか。

冷蔵庫で保存する場合は、変色を防ぐため酢水に浸けて保存しましょう。ただし、保存期間の目安は2~3日と短く、毎日水を取り変える必要があるようです。

「カットしたゴボウを長期保存したい」と言う人は、冷凍保存を試してみましょう。冷凍保存の手順は、おもに次の通りです。

1.ささがきや乱切り、ぶつ切りなど好みの大きさにカットする。

2.酢水にさらして変色防止とアク抜きをする。

3.水気をよく拭き取り、1回の使用分ごとにラップで包む。

4.冷凍用保存袋に入れて冷凍する。

生のままだけでなく、ゆでたり炒めたりなど加熱調理した後のゴボウも冷凍保存できるとされています。

いずれも保存期間の目安は約1か月とされ、ストックしやすく、調理にも使いやすい点がメリットと言えますね。

中が赤いゴボウに関連するよくある疑問

中が赤いゴボウに関連するよくある疑問

※写真はイメージ

本章では、中が赤いゴボウに関連するよくある疑問とその回答についてご紹介します。

中が黒いゴボウは食べられる?

ゴボウをカットした際「中身が黒く変色している」「黒い輪のようなものができている」といった経験はありませんか。

ゴボウの中が黒くなる理由も、赤やピンクに変色する場合と同様にポリフェノールが空気に触れて酸化したものなのだとか。

基本的に食べても問題ないと言われていますが、酸化によって鮮度が落ちている可能性があるため、早めに使い切るとよいでしょう。

中が黒いゴボウについては、以下の記事を参考にしてください。

中がスカスカのゴボウは食べられる?

「ゴボウの中に空洞ができてスカスカになっているけど、食べられるのか」と疑問を持つ人もいるでしょう。

中がスカスカになっている状態は『鬆(す)が入る』と呼ばれ、収穫の遅れ水分不足などが原因とされています。食べることはできるものの、鮮度が落ちているため味や食感は落ちてしまうのだとか。

赤やピンク、黒に変色しているゴボウと同様に、スカスカになったものも早めに食べ切るようにしましょう。

ゴボウが変色する理由を知っておいしく安全に食べ切ろう

ゴボウの中が赤やピンク、黒に変色するのは、ポリフェノールが酸化することで起こる現象とされています。

変色だけであれば食べることは可能なようですが、『アクやえぐみの原因になる』『鮮度が低下している可能性がある』などの点には注意が必要です。腐敗している場合もあるため、見た目や食感、臭いをあわせて確認し、違和感があれば破棄しましょう。

また、ゴボウの保存方法にはいくつかの種類があり、それぞれで保存の仕方や保存期間の目安が異なるようです。

変色の理由や腐敗の判別、保存法を正しく理解して、安全においしくゴボウを食べ切りましょう。


[文・構成/grape編集部]

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