「先生に知ってもらえたらな…」 予想を超える子どもたちの本音に先生は…
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アメリカのコロラド州、デンバーに住むカイル・スクワーツさんは、小学校の先生をしています。
出典:@kylemschwartz
子どもたちのことを少しでも知りたい
そんな想いを抱く心優しい先生です。
「子どもたちに聞いてみよう」とあるアイディアを思いつく
スクワーツさんは、ある日、こんなアイディアを思いつきました。
「I wish my teacher knew…(先生に知ってもらえたらな…)」という文章で始まるメッセージを子どもたちに書いてもらう
理由はもちろん、「子どもたちのことをもっと知るため」です。
しかし、結果はスクワーツさんの想像を、いい意味で裏切るものになりました…
出典:@kylemschwartz
「私が先生のことが大好きだってこと、知ってもらえたらな」
つい顔がほころんでしまうような、こんな可愛らしいメッセージを書いてくれた生徒もいました。
「純粋に嬉しかった」とスクワーツさんは語ります。
しかし、スクワーツさんにショックを与えるメッセージも多くあったと言います。
3歳から会っていないお父さんに会いたい
出典:@kylemschwartz
「3歳から会っていないお父さんに会いたいってこと、先生に知ってもらえたらな」
遊ぶ友達がいない
「僕には遊ぶ友達がいないってこと、先生に知ってもらえたらな」
時々、仲間外れにされて辛い
出典:@MeghannMajdi
「時々、仲間外れにされて辛いってこと、先生に知ってもらえたらな」
いじめられているから悲しい
出典:@LisaCurtin7
「いじめられているから悲しいってこと、先生に知ってもらえたらな」
スクワーツさんが想像しているよりもはるかに大きなストレスが子どもたちにはかかっていたのです。
子どもたちの声を聞くためのきっかけ
「子どもたちがどんなことを考え、どんな風に感じているのかを知るいいきっかけになった」という、このアイディアは、多くの共感を呼びました。
そして、このアイディアは一冊の本にまとめられ、ほかの多くの学校でも「子どもたちの想いを知るための1つの手段」として実践されていると言います。
出典:@kylemschwartz
もちろん、すべての子どもが自らの想いをありのままに先生に伝えるとは限りません。
しかし、先生に口頭で伝えるよりも、少しは本音を言いやすいという意味では、とても良いアイディアのように感じます。
スクワーツ先生の取り組みを、ほかの先生たちが真似する気持ち、とてもよく分かりますね。