頼んでいないのに、突然40社にドーナツの宅配が!配達員の小粋な作戦とは…
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道路標識、縦読みすると… 1枚に「これは気付かなかった」「面白い看板」目的地の方向や距離、道路上の警戒情報などを視覚的に伝える、道路標識。普段から車を運転する人であれば、頻繁に目にするでしょう。なおき(@528_frs)さんがXに公開した道路標識の1枚に、5万件を超える『いいね』が寄せられています。
北海道のコンビニ 駐車場で撮影した1枚に「怖すぎるだろ…」「五度見したわ」北海道で男性が撮影した1枚。写った光景に道民以外が「ウソだろ…」
アメリカ合衆国のサンフランシスコにある企業『Getaround』。
ある日、チーフ・マーケティング・オフィサー(CMO)のジェシカ・スコルピオさん宛に『Postmates』のフードデリバリーが届きました。
『Postmates』とは、買い物を代行してくれるデリバリーサービス。依頼から1時間以内に、配達員が商品を届けてくれます。
(デリバリーなんて、頼んでいないのだけれど…)
疑問を抱きつつ箱を開けると、中には美味しそうなドーナツが!サンフランシスコで大人気を博している『Mr. Holmes Bakehouse』のドーナツです。
突然フードデリバリーが来た!と思いきや、ドーナツの箱には…
謎のデリバリーに驚いていると、ジェシカさんは箱の上部になにやらメッセージが書いてあることに気づきます。
なにかと思い、読んでみると…?
ほとんどの履歴書はゴミ箱に入ってしまうけど、僕の履歴書はあなたのお腹に入ってしまう!
こんにちは。このデリバリーは、ミスなんかじゃありません。
あなたに直接履歴書を渡したかったので、デリバリーのふりをしました。
デリバリーの正体は、サンフランシスコに住むルーカス・イラさん。
職業は…『Postmates』の配達員…ではなく、3年間カーシェアリングのマーケティング部長をしていました。
なぜ、ドーナツをデリバリーしたの?
そんなルーカスさんが会社に突然ドーナツを配達したのは、理由がありました。そう、就職活動のためです。
リトアニアでマーケティングの仕事をしていたルーカスさんは、この夏サンフランシスコにやってきました。就職活動をするにあたって、「どうすれば自分の履歴書に目を通してもらえるか…」と考えます。
「そうだ!ドーナツをデリバリーして履歴書を入れてみよう!」
思い立った彼は、広告代理店30社と、技術企業10社にドーナツを直接届けることに!
『Postmates』配達員のふりをして、お気に入りである『Mr. Holmes Bakehouse』のドーナツを用意。
そして、各企業の代表取締役、チーフ・マーケティング・オフィサー、マーケティング・ヴィジュアルプレゼンテーション宛てにデリバリーしました。
粋な就職活動に、ジェシカさんは大喜び!
デリバリーの意図に気づいたジェシカさんは、ドーナツの写真を撮影すると自身のTwitterに投稿します。そして、粋な行動を称賛するコメントを綴りました。
その投稿に気づき、返信するルーカスさん。ジェシカさんの返事によると、後ほど就職活動に関するメールが送られることになったようです!
ルーカスさんの話によると、40社以上にドーナツをデリバリーした結果、10社も面接を受けることができたのだとか!
一見少なく感じるかもしれませんが、面接まで通る確率を考えると結構な高確率です。ドーナツ作戦凄まじい…!
現在も10社の面接は続いているらしく、就職活動中のルーカスさん。
もちろん本気で就職活動に励んでいるのですが、マーケティングの研究を兼ねての『ドーナツデリバリー作戦』だったのだそうです(笑)
ユーモアたっぷりな方法で自身をマーケティングするだなんて、さすがはプロとしか言いようがありません!きっと、素敵な会社に巡り合えることでしょう。