和歌山県で見つかった猛毒ガニ エキスだけでも命の危険性が!
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提供:産経新聞社

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2016年11月の初め、和歌山県・すさみ町の沖合で見つかったカニが「こんな恐いカニがいるの!?」「知らずにいたら、絶対食べちゃいそう」と話題を呼んでいます。
フグと同じ毒をもつカニ
和歌山県で見つかった猛毒ガニの名前は『ウモレオウギガニ』。鹿児島県より南の亜熱帯地域に生息するカニです。
甲羅の幅は5〜7cmほどと小さく、一見しただけでは危険なカニだとは感じません。
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しかし、ウモレオウギガニの持つ毒はとても強く、神経麻痺や呼吸困難を引き起こす『サキシトキ』と、青酸カリの1000倍の毒性と言われている『テトロドトキシン』が、筋肉に含まれています。
この『テトロドトキシン』は、フグ毒としても知られており、たった2mgで人の命を奪う猛毒中の猛毒です。
ウモレオウギガニの特徴は?
日中は、サンゴ礁の間や、岩の陰に隠れて身を潜めているものの、夜になると活動的になるウモレオウギガニ。
あまり馴染みのないカニのため、知らないまま触れてしまう可能性もあります。
そこで、ウモレオウギガニの特徴をここでご紹介します。
【体の形】
おうぎのような形
【色】
茶褐色
【甲羅の模様】
複雑なまだら模様と、うろこ状の突起に覆われている
この3つの特徴を頭に入れ、少しでも「もしかして…?」と感じたら、絶対に触れないようにしてください。
発見されたのは、これで4回目
和歌山県・すさみ町の沖合で発見されたのは、今回が初めてではなく、2011年にも見つかっており、今回で4例目。
本来の生息地を離れいるため、北上しているのではと見られています。
過去には、味噌汁にして食べてしまった人が死亡した事件も起こっており、ダシをとっただけでも命の危険性があります。
今回の件を受け、すさみ町立『エビとカニの水族館』は、「捕まえても絶対に食べないでください」と注意喚起を促すと共に、「もし触れてしまった場合は、必ず手を洗うこと」と呼びかけています。