「お尻が大きすぎる!」 業界の古い価値観と戦う、モデルがカッコ良い
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臨時休業をした整体院 入り口にあった『貼り紙』に「これは仕方ない」「いい職場」2024年11月14日に、ある理由で臨時休業をした、同店。 「お許しください」といった言葉とともに、臨時休業を知らせる貼り紙を、Xのアカウント(@msgCura)で公開したところ、大きな注目を集めることになりました。
買った花束を店に置いていった女性 その後の展開に「鳥肌が立った」買った花束を店に置いていった女性 その後の展開に「鳥肌が立った」
- 出典
- jazzegger
オーストリア人モデルのジャズ・エッガーさんは、イギリス・ロンドンで活躍するモデルです。
13歳からモデルとして活躍してきたというジャズさんは「モデル業界は裏側には大きな闇がある」と語ります。
例えば、写真は加工・編集したものばかり。SNSに投稿する写真ですら、リハーサルと撮り直しを何度も重ねて投稿すると言うのです。
例え、プライベートな時間を満喫しているように見える写真であっても…
自身のInstagramも事務所から強要された仕事
ジャズさんは多くのフォロワーを持つInstagramアカウントに、自らの写真を数多く投稿しています。
しかし、こういった写真は好きで投稿しているものではないと言います。
「事務所から強制的に投稿させられているだけよ」
しかも、投稿している写真は「リハーサルを行い、撮り直しをして、出来上がった写真を加工するというプライベートな写真からは程遠いもの」だと言うのです。
こういったモデルの裏側をさらけ出すような投稿をする理由を、ジャズさんはこう説明します。
モデルという職業柄、「ダイエットはどうやってしているの?」「なんでそんなに細いの?」という質問を受けます。
でも、私は一切アドバイスしません。
なぜなら、モデル業界の裏側はウソだらけだから。
そして、代わりにこう質問を投げかけるんです。
「もし、この世にあなたしか存在していなくて、誰もあなたのことを見ていなくても、まだあなたは自分を変えたいと思う?」と。
多くの人の目に晒されるSNSという世界。
でも、SNSという世界に飛び込まなければ「自分を変える必要なんてないのかも」と、暗に質問して来た人に問いかけているのです。
「お尻が大きすぎるからもっと痩せろ」と言われた
ジャズさんは、モデルとしての理想体型についても、こう疑問を投げかけます。
これは、事務所から「お尻が大きすぎる。もっと痩せなさい」と言われた時の写真だそうです。
しかし、ジャズさんはこう言います。
「ロンドンのファッションウィークに出るには、もっとお尻を小さくしなければいけないと言われます」
「でも、これ以上痩せられません」
「私の体重は、標準体重よりも下回っているというのに…」
最近は疑問視されることも多い、「細いことこそが正義」という美の概念。こういった古い考え方がモデル業界には、未だに根強く残っていると言うのです。
ジャズさんの投稿に、多くの称賛の声が寄せられます。
モデルとして活動する以上、ジャズさんにとってもイメージは大切です。
それでもリスクのある発言を繰り返すのは「見た目の美しさだけを追求しても何も意味がないこと」を、身を持って実感しているからこそ。
「美しいとは何なのか」「そもそも美しさを求める必要があるのか」といった根本的なことを考え直す時期に来ているのかもしれません。