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こんなチャリティがあったのか!42年続いている『ラジオだからできる』寄付活動

By - grape編集部  公開:  更新:

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社会貢献のために寄付や支援などをする「チャリティー活動」。今でこそメディアでのチャリティー活動は珍しくありませんが、41年前から始まり、現在も続いているチャリティー番組があります。

第18回ラジオ・チャリティ・ミュージックソン放送中の模様

それが『ラジオ・チャリティ・ミュージックソン』。目の不自由な方たちが、「安心して街を歩けるように」ということを目指し、『音の出る信号機』や、目の不自由な方の社会参加につながるアイテムを一つでも増やすための基金を募るキャンペーン活動です。

1975年(昭和50年)にスタートした、この24時間チャリティ番組の誕生秘話をご紹介します。

音楽を通じて社会貢献を

ラジオでチャリティー番組を行うきっかけは、海外アーティストのコンサート事業でニッポン放送と事業提携をしていた「キョードー東京」の内野二朗社長の提案でした。

内野氏が昭和45年から提唱実践してきた「音楽を通じて社会貢献をしよう」という運動である「ミュージックソン」(ミュージックマラソン)をラジオ番組と合体したい、という提案があったのです。しかも

「自分個人が一日分のお金を出すから24時間買い切り、CMなしでやりたい。」

と熱い申し出が。

民放ラジオ局として、個人出資の企画は受けられないという事情があったものの、会議室にて机をドンドン叩くほどの熱い議論を重ねた結果、24時間チャリティ番組を実現することができました。

第18回ラジオ・チャリティ・ミュージックソン放送中の模様

日本で初めてのチャリティ番組は、昭和50年3月に近畿放送(現KBS京都)のテレビ番組「宮城まり子のチャリティ・テレソン」でした。身障者の社会参加をテーマにした番組です。この番組などを参考に「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」は企画されました。

パーソナリティは、ラジオ番組「欽ちゃんのドンといってみよう。」で大変な人気のあった萩本欽一さんが担当。初めての24時間チャリティ番組の実現のため、各スタッフは必至で準備をしました。

第18回ラジオ・チャリティ・ミュージックソン放送中の模様

放送当日、募金の電話は鳴りやまず、街頭募金では募金の重みで車がパンク寸前に。予想をはるかに超えた反響に、放送後のスタジオでは、欽ちゃん、スタッフ、そして企画発案者である内野氏が涙しました。

今年で42回目!

1975年(昭和50年)から42年間続く「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」。2016年は斉藤由貴さんがパーソナリティを務めます。あなたも目の不自由な方のために、手を差し伸べてみませんか?

ラジオチャリティミュージックソン

募金キャンペーン期間は11月1日~翌年1月31日。

ニッポン放送を含め全国11局にて、12月24日(土)正午から12月25日(日)正午まで、24時間放送を実施します。

狩野英孝さんの写真

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出典
ニッポン放送 ミュージックソン

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