【魔の2歳児】いつまで続くの? イヤイヤ期を笑顔で乗り越えるには
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『魔の2歳児』といわれる時期があるのですがご存じでしょうか。2歳過ぎころから4歳頃までの子どもが周囲に反抗したり、素直に言うことを聞かなくなる時期のことです。
『イヤイヤ期』とも呼ばれるように、ただ「いやだー!いやだー!」と泣きわめいたり、周囲の人を叩いたり、物を投げたりと対処に困り、途方にくれてしまいます。
叱ってみたり、誉めてみたり、さとしてみたり、いろいろしてもなかなか思うように子どもが動いてくれない、子どもとなかなか意志の疎通ができない、そんな大変な時期なのです。今まさに困っているご家庭もあると思います。
しかし、この魔の2歳児はどの子どもにもある、正常な成長のあかしの時期なのです。
誰にでもある魔の2歳児
「どうしてうちの子だけこんなにいうこと聞かないの?」
なんて思わないでください。産まれてからお母さんとずっと一緒で、できないことだらけだった赤ちゃんから成長し、
「僕・私もそれやってみたい!」
「自分の思う通りの行動をとってみたい!」
と思うようになったのですから。
自我が現れるのは、ちゃんと成長しているあかしで、むしろ喜ぶことなのです。そうはいっても目の前で「イヤイヤ」をいわれるとなかなか喜べませんけどね。
まずは「喜ぶべきことなんだ」と自分にいい聞かせてください。そして、子どもの成長を見守るためには、何ごとにも時間に余裕をもたせることをオススメします。
洋服を自分で着替えたいなら着替えやすい洋服を早めに用意して「頑張って」と放っておく。自分で靴を履きたいなら履きやすい靴(うちの子は年中、長靴でした)を揃えておく。
とんでもない恰好になってしまいますが、それによって子どもの達成感がうまれ、その日一日親子共スムーズに過ごせるならよいと思います。
社会性の現れ
自宅で母親にイヤイヤ言っているのならまだいいのですが、外で他のお友達に乱暴したりおもちゃを取り上げてしまったり、逆に取り上げられたりすると困りますよね。
でもこれも子どもこどが他人と自分を区別し始め、自分も一人の人間だと主張している大切な成長なのです。
社会性を育む時期だと考え、親の目が届く範囲であえて沢山の人に触れさせ経験させてあげましょう。いろんなお友達と遊ぶことで、きっと社会性をもったお子さんに育ちますよ。周りのお友達もきっと同じような時期のはず。
「うちの子、今魔の2歳児で・・・困っているの」
と話せば、きっとお互いに注意しながら子育てができるはずです。
おおよそ4歳ころには自然とおちつく魔の2歳児。焦らずそんな時期もあるとゆったり構えてください。
道に飛び出したりなど、生命に危険がある時は真剣に怒らなくてはなりませんが、もし母親の工夫でお互いにイライラせず過ごすことができれば、魔の2歳児を笑顔で乗り越えることができるはず。
「大変だったけど楽しかったな」と思い返せるような子育てができるといいですね。
[文/grape編集部]