コワい先輩がファミレスで「おい、ソレ!」 理由が優しかった
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ダイソーのイヤホンを見た客 配色に既視感をおぼえたワケに「全く同じことを考えた」メメタァ(@memetaa_kaeru)さんが、『ダイソー』に足を運んだ時のこと。ふと目に飛び込んできたワイヤレスイヤホンのカラーリングに、既視感をおぼえたといいます。何に似ていたのかは、メメタァさんのつづったコメントとともに、答え合わせをしてみてください!
買った花束を店に置いていった女性 その後の展開に「鳥肌が立った」買った花束を店に置いていった女性 その後の展開に「鳥肌が立った」
接客業に従事している人は、自分が客の立場になると対応が丁寧になる。
そんなことが、『接客業あるある』として話題になることがあります。
飲食店で働いていたという男性も、そう感じた一人。彼が体験したエピソードをご紹介します。
あなたがソレをいう!?
大学生のころ、坊主頭にコワモテで体格もいいという、いわゆる『イカつい先輩』がバイト先にいた。
友達からは「あの人コワイ。よく一緒にいるな」なんていわれたことも。
そんな先輩を含む数人と、ファミレスに行った時のこと。
ご飯を食べ終わって他愛もない話をしていると、先輩が急に声を上げた。
「おい、ソレ!」
その途端、ピリついた空気に。何事かと思って見ると、先輩が見ていたのは料理を食べ終わった後の『カラの皿』。
そして、コワモテの先輩はこんなことをいった。
「食べ終わった皿を重ねろよ。店員さんが持っていく時、大変だろうが」
その言葉に、思わず吹き出してしまった僕。コワイ顔をして、いい人なんだよなぁ。
「いやいや、笑いごとじゃねぇから。店員さんのことをちゃんと考えろよ。オレら、接客やってんだからさ」
そういった先輩は、会計の時にも「ごちそうさまでした」と坊主頭を下げ、店員さんにニッコリ。
先輩はキッチン担当なのに接客にうるさく、ホール担当の僕に「あのお客さん、なんか困ってそうだぞ。早く行け」と指示を出していた。
いま考えると、皿を重ねるのはいいのかどうかは、意見が分かれるところだと思う。でも、丁寧に対応する気持ちを先輩は人一倍持っていた。
自分も接客をしていて店員さんに丁寧になったと思う。けど、この先輩以上に丁寧な人を見たことがない。
接客業をしていると、店員の気持ちが分かり、丁寧な対応が自然と出るようになるのでしょうね。
このエピソード以外にも、接客業に従事する人のコメントがネットに多く上がっています。
一方で、接客業に従事していると、「質のよくない接客をしている店員に対し、厳しくなる」という側面もあります。
客が店員に対し、横柄な態度をとらないようにするのは大切なこと。それと同じく大切なのが、店員の「客を大切にする」という心構えです。
よく聞く、客と店員のトラブル。それを減らすには、客と店員双方の歩み寄りが、何より大事なのでしょうね。
[文・構成/grape編集部]